カワハラの、雑多な記録。

オリンパスの電動ズームレンズはやめておけ!すぐ故障したM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

   

もしあなたが、オリンパスのレンズを買おうと思っているとします。
その際、電動ズームはやめておいたほうが良いという提案をしたいと思います。

なぜなら、私はオリンパスの電動パンケーキズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZを買って1ヶ月も経たないうちにすぐに壊れたからです。(といっても中古で買ったレンズですが。)
操作感も、手動に比べていいとは思えません。

私は二度と電動ズームのレンズは買わないと心に誓いました。

電動ズームレンズを買ったらきっと後悔します。

普通に使ってたら普通に壊れた

どんな状況で壊れたのかと言うと、まあ普通に使ってて普通に壊れたわけですよ。
ちょうどのその時、東京に旅行に行ってて、スカイツリーの展望台にいるときに壊れました。

高いところに登ったので、気圧の変化で壊れた・・・ なんてことはもちろんないと思いますが。
テレ端にズームして写真を撮ろうとしたら、全然ピントが合わなくて、そのときは「おや?」と思っただけでしたが、その後帰りの新幹線のホームで写真を撮ろうとするとズームした時の挙動が不審なことに気づきました。
このときやっと「もしかして壊れた?」と思い至ったわけです。

故障の症状

ズームリングを操作すると、一見ズームはちゃんと動いているように見えます。
画面に出る焦点距離の数字を見ると、電源投入時はワイド端の14mmで、ズームすると15, 16, 17と数字が増えていきます。
ところが、20mmあたりを超えるとそれ以上数字は増えず、ズームリングから手を離しても勝手にテレ端までズームしていきます。
ただしこの状態ではどう頑張ってもピントは合いません。
AFでもMFでも。

ズームレバーを操作してワイド端に戻すと、本来の20mmの位置と思われるところまで一気に動きます。
その状態でズームすると、画面の数値が23mmくらいまでは増え、そこから先はテレ端まで勝手にうごく。
ワイド側に戻す、テレ側にズームするを繰り返すたびに画面上の数字が2~4位増え、最終的に42mmまで到達する。
でもこのときの実際のレンズのズーム具合は42mmまで行っていないと思う。
その状態ではピントは合わせられるが、逆にワイド端の14mmにした時にピントが合わない。
この時、レンズがかなり短くなっているので、沈胴状態になっているっぽいです。

しばらくいじってたら完全に壊れた

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他にも色々試してみます。
カメラ本体の、レンズリセットの設定をOFFにしてみます。
取説によると、電源を切ってもズーム位置をリセットしない設定だそうです。

実際にこの設定にしてみると、電源OFFでレンズが戻らなくなり、再度電源ONでで一度沈胴状態に戻り、再び先程のズーム位置まで動くという挙動をしました。
さっきと同様にズームしたり戻したりして画面の表示を42mmにした状態で、レンズリセットOFF設定で電源OFF、ONしてみると、画面が真っ暗になって何も写らなくなってしまいました。
ズームリングを操作しても全然動かないし、このままでは一切の撮影ができない!やばい!

でもレンズリセットONの設定にして電源OFF、ONすると、14mmに戻った状態で撮影出来るようになった。
よかった。

今度は、またズームしたり戻したりして画面の表示を42mmにした状態で、自動で画面がオフになるまで1分待ってみました。
シャッターボタンを軽く押して画面を点灯しようとしたら…

画面にエラーメッセージ「レンズの状態を確認してください」が出て真っ暗なままで、永遠に撮影不可能になりました。

レンズリセットの設定を変えたりしても全然状況は変わらず。
さっきまでは、14~20mmくらいのズーム範囲なら一応撮影は出来ていましたが、今は完全に壊れたみたいです。

上の画像のように、中途半端にレンズが出た状態から、うんともすんとも言わなくなりました。

修理にいくらかかる?

完全に壊れてしまったので、選択肢としては、

  1. 修理する
  2. 新しいレンズを買う

のどちらかになります。

http://cs.olympus-imaging.jp/jp/support/cs/digital/service/price01.html#ed1442ez

オリンパスのこのページに修理費の概算が載っていますが、このレンズのズーム関連の故障は8,000~16,000円になるそうです。
電動ズームだからなのか、他のレンズに比べてちょっと高いですね。

ネットに情報を求めたところ、同様の症状で15,000円前後の修理費を払った人が結構いるようです。
どうも、ズーム関連の故障で液晶に「レンズの状態を確認してください」と表示されるケースがオリンパスでは多いみたい。
しかもこうなったら、もうアウト。
修理に出すしか道はありません。

でも私のこのレンズ、中古で14,000円くらいで買ったんですよ。
買った値段と同じ値段を出して修理に出す?

答えはもちろん「否」です。

レンズに異常があると完全に撮影不可能になる仕様はどうかと思う

それにしても、「レンズの状態を確認してください」と表示されて撮影ができなくなる仕様はいかがなものか。
故障しているとは言え、一応レンズを通してカメラのイメージセンサーまで光は届いています。

それなのに画面が真っ暗になってシャッターも切れないのは気分が悪いです。

操作のダイレクト感が乏しく、思い通りのズーミングがしにくい

故障とは関係ないですが、このレンズは最初に触った瞬間から、「なんか微妙だな」と感じていました。
何が「微妙」かと言うと、もちろん電動ズームの操作性です。

ズームレバーの形状はリング状ですが、手動ズームレンズのようにグルグル回るわけではなく、少しひねることでズームを操作するというもの。
このレスポンスがちょっと悪いんですよね。
ひねった瞬間に動いてくれたら良いんですが、ちょっと遅れて動き出したり、反応しなかったりして、ちょっと行き過ぎてまた戻したり、その度にイライラします。

でもせっかく買ったレンズだし、そのうち慣れるかな…
と自分を押し殺して使っていました。
「電動ズームは使いにくい」と認めることは、自分の買い物が間違っていたと認めることのようで悔しいですから。

しかしこのレンズが壊れた今、はっきりと言えます。

電動ズームのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZは使いにくいです。

あー、すっきりした。

他のレンズを買う時、よほどのことがない限り私は電動ズームを避けます。
もしも誰かがタダでくれるっていうんなら一応貰いますけども。

電動ズームのメリットとは何か?

この使いにくい電動ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZは現行のOM-Dシリーズのレンズ付きキットでも採用されているレンズです。
なぜオリンパスはこの使いにくいレンズをレンズキットのレンズにしたんでしょうか?
もしかして、使いにくいと思ってるのは私だけだったりして。

サイズが非常にコンパクト

まず真っ先に思いつくメリットとしては、このレンズは非常にコンパクトなこと。
「コンパクトなこと」が最優先でレンズを選ぶのであれば、このレンズはピッタリです。
私もコンパクトさ優先でこのレンズを選びましたから。

でも手動ズームでこのコンパクトさを実現できないものなんですかね?
このレンズはカメラの電源ONで、沈胴状態から自動でニューっと伸びてきます。
ちょうど、よくあるコンデジのレンズみたいに。
手動ズームの沈胴レンズだと、これも手動でしないといけないから面倒、という意見も多いみたいですが、私はそんなに気になりません。

動画撮影でスムーズなズームが可能

他のメリットとしては、ズーム速度が一定でスムーズなため、動画撮影に有利だとか。
ズームの速度も設定により変更出来たりします。
でも私はそんなに動画を撮らないし、手動ズームで特に不満はないので、これをメリットには感じません。

防水ケースに入れたときとか

防水ケースとかに入れた時とか、通常の操作が難しい場面でも電動ズームが有利かと思います。
防水ケースに入れると、ズームリングの操作は出来ませんが、私のOM-D E-M10ではファンクションボタンにズームの操作を割り当てることが出来ます。
ボタンを押す度にテレ端、ワイド端を切り替えるという動作で、中間位置へのズームは出来ませんが、まったくズームが出来なくなるよりは遥かにマシかと思います。

でもまあ、私は防水ケースに入れたりする機会もないので、やっぱりたいしたメリットではないですね。
人によっては便利なのかも知れませんが、私にとって電動ズームにメリットはありません。

壊れたレンズの返品と新しいレンズの購入

新しいレンズを買おう、と決断したわけですが一応調べてみたところ、何とこのレンズ、返品できることが分かりました!
amazonにて中古で購入したんですが、買って1ヶ月以内だったので返品可能とのこと。

注文履歴より返品の手続きが簡単にできて、着払いで送ればいいだけ。
他の記事に書きましたがコンビニから「C2システム」を利用して送りました。

amazonで買っといて良かったです。
これで心置きなく他のレンズが買えます。

何を買うかと言うと、今回壊れたのが「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」ですが、この「EZ」が付いてないやつを狙います。
同じ14-42mmでも型名に「II」とか「II R」が付いてるのとか付いてないのとか何種類かありますが、この際安ければどれでもいいです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
一番古い
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II
AF性能がアップ
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R
「R」なしより外装のみリニューアル(性能は同じ)

のような違いがあります。

間違ったレンズ(フォーサーズマウント)を買ってしまう

そしてヤフオクで「ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」を3820円(送料1200円)で落札しました!
さっき「amazonで買ってよかった」とか書いたばっかりなのに、結局ヤフオクで買ってますね。
こっちのほうがだいぶ安かったので仕方ないです。

でもカメラに詳しい人ならもう分かったかもしれませんが、私が買ったのは「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」ではなく、「ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」だったんです。

違い分かりますか?
頭に「M.」が付いているか付いてないかだけです。

そう。これは私のOM-Dのマウントの「マイクロフォーサーズ」ではなく、「フォーサーズ」のレンズだったんです。

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マイクロフォーサーズ初心者の私は、イマイチ理解していませんでした。
「フォーサーズ」と「マイクロフォーサーズ」が違うものだということに。
レンズが届いて開封した時、想像していたよりも二回りほど大きいそのレンズに面食らったのを覚えています。

要するに、全く役に立たないものを5000円出して買ってしまったというわけですね。
「いや待て!マウントアダプターがあるんじゃないか!?」と思って調べてみると、どう考えても普通にレンズを買い直したほうが安いようです。

ヤフオクの出品者への返品も可能でしたが、送料や落札代金の10%、ヤフオクのシステム利用料などを支払う必要があるのでやめときました。
今度自分がヤフオクに出品するときにでも売ろうかと思います。

でも売れないかな。
これ買うときも「やけに安いな」と思ったんですよね。
フォーサーズのレンズなんて、売れないから相場が安くなってるんだと思います。

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立派なフードも付いていて、モノは悪くなさそうですけどね。

M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II Rをamazonで購入

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間違ったレンズのことはきっぱり忘れて、正しいレンズを選ぶ作業に戻ります。
ヤフオクとかamazonとかチェックして、正しいレンズの相場は8,000円前後ということが分かりました。

ヤフオクで相場より安い出品は、すぐに競り合いになって価格が上がっているので、結局最初のレンズと同じくamazonで中古を買いました。
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II Rのブラックで、8000円 + 送料515円。

手動ズームのダイレクト感が最高!

結果的にこの8000円で買った「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」に満足しています。
サイズが「EZ」より大きいという点を除いて、こちらの方が圧倒的に使いやすいです。
やっぱりズームするときはレンズの指標を見ながら焦点距離を合わせるのがやりやすいです。

電動ズームと違って、思い通りの場所に、一瞬で合わせることが出来ます。

当たり前のことが、当たり前にできる幸せ。
これだよ!これ!

そういえば昔、コンデジのズームも使いにくいと思っていて、一眼レフカメラCanon EOS 60Dを買ったときにその使いやすさに感動したんだった。
それを忘れて電動のズームレンズを買ってしまうなんて。

まとめ

結果的に電動ズームの「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」は壊れて良かったとすら思っています。
使いにくいし、返品出来たし。
電動ズームが使いにくいという再認識も出来たし。

間違ったレンズさえ買わなければ、一点の曇もないハッピーエンドだったのに。

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