LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S H-FS014042レビュー-ズームリングがガチガチだった
オリンパスの入門向け標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」が壊れたので、同等仕様のパナソニック「LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S H-FS014042」に買い替えた話を前回書きましたが、使い勝手等を軽くレビューしたいと思います。
画質的な面は語るほど詳しくもないので、サラッとです。
この記事の目次
サイズがでかい
オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II RとパナソニックのLUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S H-FS014042を比べてまず面食らうのが、そのサイズ。
パナソニックにのほうが明らかに一回り以上大きいんです。
下の画像、もちろん右がパナソニック製。
注文した品が届いて箱を開けた瞬間に、これはちょっとしくじったかな?と後悔したのを覚えています。
というのも、パナソニック製は似た名前で旧型と新型があり、新型のほうがコンパクトになっているのです。
そして、わたしはよく知らないままにまんまとサイズのでかい旧型を買ってしまったのを注文後に気づいてしまったのです。
仮に性能がアップしてサイズもアップしているのなら許せるってものですが、どちらも14-42mm F3.5~5.6と同等のスペックだからやるせません。
まあ、安かったから良いんですけどね。
ちなみに、この巨大なパナソニック製レンズは10年以上前に発売されたものです。
一応ここで言う「新型」と「旧型」の型番を記載しておきます。
私のように愚かな間違いをする人間がこれ以上増えませんように。
旧型: LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S H-FS014042
新型: LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 II ASPH. MEGA O.I.S. シルバー [H-FS1442A]
※「新型」と言っても2013年発売ですでに生産終了しています。
最初にE-M10用に買ってすぐ壊れた電動ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」との比較。
そもそもこのコンパクトさが気に入ってOM-D E-M10と電動ズームレンズを買ったんだった。
パナソニック製のレンズは、立派な付属のフードを付けたら絶望的な大きさです。
一体どこに向かっているのでしょうか。
ズームリング、ピントリングがガチガチで回すのにコツがいる
このレンズを初めて触ったときにまず驚いたのが、ズームリング、ピントリングがガチガチで全然スムーズに動かないことでした。
オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II Rは非常にスムーズに動き、心地よいフィーリングだっただけに、えらいもん買ってしまったぞと、1枚も撮ってないのにまたまた後悔を抱き始めてしまいます。
特にピントリングがスムーズじゃなく、繊細なマニュアルフォーカスは無理じゃないでしょうか。
ちなみに、ズームリングは回すと機械的な機構によりダイレクトにズームが動作しますが、ピントリングは直接レンズを動かすのではなく、ピントリングを回す → 電気信号 → モーターがレンズを動かすという仕組み担ってます。
この辺はオリンパスのと同じですね。
で、気づいたんですが、リングをギュッと握って回そうとするとますますガチガチで回らなくなるようです。
強く握らないように、そっと回すとちょっとマシです。
今までリングを握る強さなんて考えたこともなかったですが、このレンズはこんなことまで気を配らなきゃならないのか。
この現象が、このレンズ全般に言えるのか、手元の個体のみの問題なのかは不明。
まあ、ズームリングについては使ってるうちに慣れました。
でも動画撮影でスムーズなズーミング、とかは不可能でしょう。
その辺はわたしの嫌いな電動ズームに軍配が上がります。
オリンパス製とパナソニック製でズームリングの回転方向が逆になっています。
特に問題はないです。
ピントリングは、無限遠から一番手前までのフォーカス移動で、なんかやたらぐるぐる回さなきゃならない気がします。
レンズ内蔵手ぶれ補正はオリンパスボディでは機能しない
LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.Sはレンズ内手ぶれ補正機能があります。
でもこの機能、カメラ本体がパナソニック製じゃないと機能せず、本体がオリンパスだと動きません。
オリンパスはカメラ本体に手ぶれ補正機能が内蔵されているので、この事自体は特に問題じゃないです。
使うことも出来ない機能が載っかってると思うと、なんだかもったいない気もしますが。
その他、オリンパス製ボディでパナソニック製レンズを使うことで特に不具合はありません。
前玉が出っ張っているので、保護用のフィルターがあったほうがいいかも
LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.Sはフィルター径が52mmあり、37mmのオリンパスよりだいぶ大きいです。
さらに前玉が結構出っ張っていて、先端を不用意に触るとレンズが汚れやすいと感じます。
カメラを首からぶら下げているときに、何かに当たって傷がつかないかも心配です。
そのため、気になるなら保護用のフィルターを付けたほうがいいと思います。
画質は問題なし
そんなに真剣に写真を撮るわけでもなく、家族で出かけたりした時に子供を撮るくらいの用途なので、画質はそれほど気にしません。
このレンズを使いはじめてしばらく経ちましたが、画質で特に気になるようなところはありませんでした。
まとめ
サイズがでかいのと、リングの動きが渋い以外は悪くないレンズです。
中古のE-M10本体が2万円弱、このレンズが5,000円前後なので、2,5000円もあれば一応マイクロフォーサーズのシステムが揃うので、スマホのカメラに飽きた人にも良いかもしれません。