カワハラの、雑多な記録。

コスパ最強ストロボSUNPAK PZ42X。室内の子供撮りに最適。

      2019/06/19

小学校に上る前の小さい子供がいる場合、室内(家とか)で子供の写真を撮ることって、結構多いと思います。
照明が一般家庭の蛍光灯だと、写真を撮るには少々暗いですよね。
家の中で子供の写真を撮ったら、ぶれてしまってあまりいい出来ではない、という経験をしたことは一度や二度はあると思います。

最近は一眼レフやミラーレスのカメラが普及して、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)じゃない、本格的なカメラを所有している人が多いです。
そんなカメラの多くには外付けのストロボ(フラッシュ)を取り付けられるので、ぜひ使いましょう、という提案です。

お勧めなのがSUNPAK(サンパック)のPZ42Xというストロボ。
まあまあ安くて、まあまあ使える、コストパフォーマンスに優れたストロボです。

ストロボ有り無しの比較

ストロボを使用した写真と、使用していない写真を実際に見比べてみましょう。

ストロボ無し

悪くはないですが、かなりの確率でぶれます。
つまり、失敗写真が多くなります。
この写真はシャッタースピードが1/25で、手持ちでは手ブレするギリギリのスピードです。

子供が動いていてもぶれます(被写体ブレ)。左手が動いているので、ちょっとぶれていますね。
この写真のISO感度は400ですが、室内の蛍光灯の照明だったら、シャッタースピードが遅くなりがちです。
ISO感度を上げると、シャッタースピードを速く出来ますが、画質は低下します。

メリット

  • ストロボのチャージ時間が不要なので、連射ができる。

連写してたら、1枚位はいいのが撮れるかもしれません。

デメリット

  • ISO感度が高くなりがち … 画質の低下
  • シャッタースピードが遅くなる …ぶれやすくなる
  • 絞りが開放に近くなる … 被写界深度が浅くなる(ピントの合う範囲が狭い)

ストロボ有り

外部ストロボを使用し、バウンス撮影という手法(後述します)を使用すると、やわらかく自然な感じで撮れます。
ストロボを使うと、不自然な感じになると敬遠している方もいますが、これならまあ許せるんじゃないかと思います。いかがですか?

メリット

  • 絞り値の選択の幅が広がる
  • ISO感度の選択の幅が広がる … ISO感度を低くしたほうが高画質
  • シャッタースピードを速く出来る … ぶれにくい。子供が動いていても、動きを止めたように撮影できる。

デメリット

  • ストロボのチャージの時間がかかるので、連射ができない

ストロボ直射

バウンス撮影ではなく、ストロボを被写体に直接向けて撮影しています。
この写真は外で撮ったのでちょっと例としては適当ではないかもしれませんが
いかにもストロボを使いましたという写真になります。
カメラ内蔵のストロボを使用した場合も、このような写真になる場合が多いです。
ちょっとがっかりな仕上がりの写真ですよね。

写真と言うものは、結局光を記録するものなので、明るいと言うことは写真にとって有利な条件となります。
ストロボで光を補うことで、写真を撮るときの設定の選択の幅が広がることになります。

ストロボを使った室内撮影の方法

バウンス撮影

天井にストロボ光を反射させることで、空から降り注ぐ太陽光のように自然な光となります。
天井が白じゃなかったら色が変になるので、多少注意位が必要です。
やり方は、外部ストロボは発光する向きを自由に変えられるものがほとんどなので、天井に向けるだけです。

私がPZ42Xを使って実際に撮影するときの手順はこんな感じです。

  1. ストロボとカメラの電源を入れる
  2. ストロボのTEST/CHARGEランプが点滅→点灯になったら撮影準備完了
  3. カメラはマニュアル露出
  4. シャッタースピードは1/250固定
  5. 絞りは適当に。f5.6位?
  6. ISO感度は200くらい
  7. ストロボはTTLで。
  8. 明るすぎるときは調光補正で-1.0や-1.5にする。

TTLでの撮影であれば、特に細かいことは考えずストロボ任せでそれなりの写真が撮れます。

SUMPAK PZ42Xとはどんなストロボ?

PZ42Xはガイドナンバー42のクリップオンストロボで、10000円ちょいくらいで販売されています。

ガイドナンバーというのは、ストロボの能力を表す数値で、大きいほど高性能と思って差し支えないです。
一般的なクリップオンストロボで、ガイドナンバー(GN)60,40,25程度の3クラスが多いんじゃないでしょうか。

PZ42XはGN40前後のクラスに属します。
キヤノン純正で同じクラスのストロボは「スピードライト 430EX II」となりますが、こちらは25000円程度します。

細かい機能を見たら、やはりキヤノン製が高機能ですが、そんな細かい機能を考えずにお気軽に撮影する程度なら、半値以下で買えるPZ42Xでいいや、と個人的には思います。

GN42のこのストロボの光量に満足できなければ、GN60クラスのストロボしかないわけですが、このクラスは各メーカーともハイエンドの商品になります。
まずはこのPZ42Xを買っておけば、光量的にはまあ満足できると思います。

PZ42Xが使用できるカメラ

キヤノン、ニコン、ソニー用がそれぞれ販売されています。
キャノン用は、ニコン用に使えないので、キヤノンとニコンのカメラを持っていても使い回しは出来ません。
アクセサリーシュー(ホットシュー)があるカメラで使えますが、ミラーレスではアクセサリーシューがない物も多いです。
詳しい対応機種はこちらで確認してください。
メーカー(SUNPAK)の対応機種一覧表

あるカメラでは特定の機能が使えない、と言う場合もあるので注意。
私はCANON EOS 60Dで使用しているんですが、このカメラでは発光量がマニュアルで設定できません。

TTLで撮影できれば、特に不都合はないですが、どうしてもマニュアルで撮影したい場合の裏技があります。
ストロボ底に接点が5つありますが、後ろ側の4つにテープを貼って絶縁したら、マニュアルで設定できます。

まとめ

以上、おすすめのストロボSUNPAK PZ42Xの紹介でした。
見た目もそんなに安っぽくなくて、しっかり使えるのでおすすめです。。

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