カワハラの、雑多な記録。

隣家の外壁塗装で車に塗料が飛んできた体験談

   

前回の記事で、隣家の外壁塗装で塗料ミストが飛んできて車がザラザラになり、トラップ粘土で除去した話を書きました。
でも実際は外壁塗装業者とのやりとりもあり、話はもうちょっと複雑でした。

この辺の話を体験談として書いてみようと思います。
同じように近所の外壁塗装工事で車が汚れた人の役に立てればと思います。
いや、ほとんど日記みたいな内容なので、特に役立つ情報はないですけど。

正確には二件隣の外壁塗装

「隣家の」と書きましたが、最初に問題が起きたのは2件隣のお宅の外壁塗装工事でした。
一軒家ですが、割と住宅が密集している地域なので間口は広くなく、工事している壁面から我が家の車まで10mもありません。

工事開始前に業者が近所に挨拶に回っていて、まともそうな業者でした。
工事の日程や施工方法、騒音が出る旨の説明、塗料等の飛散の恐れがあるときは車にカバーをかけさせてもらう、などの説明を受けました。

塗料の塗布は吹付けではなくローラーで行うため、飛散することはほとんどないとのことです。
この時点では特に車が汚れるとか心配はしていませんでした。

工事が始まり、家の周りに足場が組まれました。
足場の周りにはシートで囲っています。

ときおり我が家の車にもカバーをかけられたりしてましたが、隣の車にはかけられてるけどうちの車にはかけられてないタイミングもあったりしました。

数日で工事は終わり、このときは特に問題は感じてませんでした。

車検に出したらザラザラが発覚

工事が終わったのと同じくらいのタイミングで、我が家の車を車検に出しました。
車検の最後に車屋さんが洗車してくれたらしいですが、「なんかザラザラしてますけど、近所で外壁塗装とかやってませんでした?」みたいなことを言ってたそうです。(嫁が対応したので、私は直接聞いてません)
「専用の取るやつを使わないと落ちないので、外壁塗装業者に連絡したほうがいいですよ。」とのアドバイス。
正直に言うと、車を汚された怒りとかよりも、一番に出てきたのが、「連絡したりするのが面倒くさいな」でした。

揉めたりしたら面倒くさいな。

あー面倒くさい。

車を触ってみると、確かに屋根とかボンネットとかがザラザラしてます。
よく見ると白い極小の粒子が付いていたりします。

工事が始まる前がどうだったかというと、普段わざわざ車のボディを撫で回したりしないので分かりません。

でも2台ある車の両方に粒子が付いてますし、停めてあった自転車も若干粒子が付いてるように見えます。

塗装業者に電話した

塗装工事のせいでザラザラになった可能性が高いものの確証はありませんでしたが、とりあえず塗装業者に電話しました。
仮にA氏としましょう。
工事前の挨拶に来たときに名刺をもらったので取っといて良かった。

「車屋に言われて、確かにザラザラしてるんですよねー」みたいな話をA氏にすると、「対応を検討して折返しお電話します。」とのこと。

次の日、A氏とは別の人、B氏から電話がかかってきました。
状況を確認したいので、工事を担当した職人と伺いたいと言うので、日程を調整。
数日後に来てもらいました。

塗装業者と職人が家に来た

約束の日の時間通りに二人はやってきました。
塗装業者の担当者B氏は30代くらいの男性、職人さんC氏は最初気づかなかったですが東南アジア系の外国人でした。

実際に車を見てもらって、ザラザラしてるのを確認してもらいました。

塗装屋の見解としては、塗装中に飛んだ塗料ではなく、足場の周りに養生していたシートに付着している乾燥した塗料が細かい粒子となって舞い、車に付着したのではないだろうか、とのことでした。

一回ガソリンスタンドとかで手洗い洗車してもらって、落ちるか確認して欲しい
洗車代はもちろん負担します。

車検時の洗車で落ちなかったので無駄だと思うけど・・・ と思いつつもとりあえず了承し、外壁塗装屋のお二方は一旦帰りました。

ところが15分後、面倒だけど洗車に行くかと思ったときに再度二人がやってきました。
なんの用だと思ったら、自分らに洗車させて欲しいと言い出しました。

方法はどうあれ、ザラザラが取れたら私としてはOKなので、やってもらうことに。
洗車で余計な傷がついたりしないかな?と言う不安は若干ありました。

保険を使うのをとても渋る

この手の工事ではほとんどの場合、万が一のトラブル補償のため業者は保険に入ってるそうです。
この業者も保険には入ってるようでしたが、保険を使うのを避けているように感じました。

保険を使うには、ザラザラになったのが本当に工事のせいか確認する必要があり、粒子の成分が使用した塗料と一致するか分析したりとかなり費用がかかるとか。
もし一致しなかったら、その費用を負担してもらうことになるとか、ちょっと脅しにも近いような言い方をしていたのが気にかかります。

炎天下に5時間くらい洗車してた

塗装屋と職人により洗車が始まりました。
洗車のためにタオルとか買ってきます!と職人が近くのコンビニに走りましたが、袋に大量に入ったお菓子も買ってきてくれました。
外で話してるときに、何事かと興味を持った息子たちがうろちょろしてたので買ってきてくれたんでしょう。

この外国人の職人さんは、今回の件をとても申し訳無さそうにしてました。

この日は9月の上旬でしたが、外はかなり暑いです。
「1,2時間で終わると思います」と最初言ってましたが、2時間経っても全然終わりません。
結果的に5時間位やってたと思います。

開始2時間後に、もうすぐ終わるので見てくださいというので見てみたら・・・

屋根のザラザラが全然落ちてません。

本当に大丈夫なのか?
ちょっと不安になる。

開始3時間後くらいに呼び鈴がなるので出てみたら、塗装屋のまた違う人がやってきて、5,000円相当のせんべいが入った菓子折りと、水を結構使わせてもらってるので水道代にと1,000円分のQUOカードを渡されました。

5,000円のせんべいより、現金のほうがよかったなと思いつつ後日美味しくいただきました。

開始4時間後、ほぼ終わったと言うので見てみると、屋根に若干のザラザラが残ってて「うーん・・・」と言う顔をしていたら、「どうしたら納得してもらえますか?」と若干キレ気味に食って掛かってきました。
さすがに炎天下で4時間も洗車してたら発狂しそうになりますよね。

「いや、元通りになればそれで満足です」と答えるも、「ちょっとこれ見てください。」と付着した白い粒子をタオルでこすり、「ほら、取ってもまた付いちゃうんですよ。」と実演してくれました。

その白いの、塗料のミストじゃなくてタオルから出た繊維では?と思いつつももうちょっと洗車するというので待つことに。

開始5時間後、終わったというので確認したら、たしかにザラザラはなくなり触った感触はツルツルになってました。

鉄粉じゃないですか?とか言い出す

一応ザラザラがなくなり、これ以上いられても困るし私としてはこれで終わりで良かったんですがB氏が、車に鉄粉が付着してザラザラになる、と言う情報をスマホで調べて見せて来ました。
「これ、塗料じゃなくて鉄粉じゃないですかね?」とか言い出しました。

なんでその話を今更言うんだろう?
自分たちの工事には問題がなかったと言いたいのかな?

若干もやっとしたものを感じつつも、お帰り願いました。

今度は隣の家の外壁塗装をするらしい

2,3週間程たった頃、二軒隣の外壁塗装工事が終わったばかりですが、今度は隣の家の外壁塗装工事を同じ業者がすることになったそうで、また挨拶に来ました。
最初に挨拶に来たA氏です。

私が把握してるだけで、この業者は近所で4件の外壁塗装を獲得したようです。
大盛況ですね。

二軒隣も隣も、私の家とほぼ同じ築年数と思われるので、A氏は挨拶ついでに営業もしていきました。
塗料飛散の件があったばかりなのに、図太い神経ですね。

無料で見積もりするので家の寸法を測らせてください!って言うので測ってもらって、すぐに見積もりしてくれるのかと思ったら、すぐに教えてくれないんですね。
さらに、今ならこの地域限定のキャンペーン中でこちらの負担は塗料代のみで、工事のための足場代等は塗装業者が負担すると、お得感をアピール。

でも、今まで複数社が外壁塗装の営業に来られてますが、みんな同じこと言うんですよね。
外壁塗装業界でそのやり方が流行ってるんですかね?
しかも話が長いんですよ。
要領を得ない話し方で、要約すれば5分で終わりそうな話を30分くらいかけて話すんです。

いいから幾ら掛かるのか教えてくれと言っても、色々説明しないといけないので日を改めて少し時間がかかるんですって。
どれくらいかかるかと聞くと、3時間位とのこと。
正直、見積もりの説明を3時間も聞く時間はないし、3時間も聞いてたら冷静な判断ができなくなって契約書にサインしちゃいそうなので、見積もり結果を聞くことなくお断りすることになりました。

お隣の工事後、また車がザラザラしてる

前回の件もあり、今回は細心の注意を払って作業しますって言ってたのに、お隣の工事後に車を確認するとまたザラザラしてる!

え?なんで?

また外壁塗装業者に連絡するのは非常に面倒くさい。
そもそも、このザラザラは本当に外壁塗装工事の影響でなったのだろうか。
車で通勤している会社の周りで、結構大規模な工事を長期間していて、その影響の可能性もゼロではないですし。
でも車2台共ザラザラになってるし、会社に停めてるときに降り注いだのではないような・・・

隣の家の車の屋根をこっそり撫でてみてもザラザラは付いてませんでした。
やっぱり外壁塗装は関係ないのか?と思ったけど隣の車にはカバーがされて、うちのにはされてないタイミングがあったこともあったり。

結局自分でザラザラを除去する

外壁塗装のせいでザラザラになったという確証がない上に、またあの二人が4, 5時間も洗車しに来ても気まずいので、今回は自分でトラップ粘土を使って処理することに。

この作業については前回の記事で書いたとおりです。

まとめ なんかモヤモヤ感が残る

短期間の内に2度も車がザラザラになり、塗装業者の対応にも若干引っかかるものがあり、結局なにが原因なのかもはっきりせず、モヤッとした感じが残ります。
でも、自分でトラップ粘土でザラザラを除去しスッキリしたので、今は良い気分です。

みなさんも、近所で外壁塗装工事が始まりそうなときは、車を撫で回して事前の状態を確認しておくことをおすすめします。

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