ガリガリの嫁を太らせる方法 | 体重を増やすのもダイエット
嫁がガリガリです。
別に病気とかじゃなくて健康なので、ナチュラルに細いんです。
もうちょっと体重があったほうが、体力にも余裕が出ると思うので、本人ももうちょっと太りたいと思っています。
そんな嫁を太らせる方法を考えてみました。
ただ太るだけじゃなくて、出来れば健康的に体重を増やしたいです。
この記事の目次
細いと言うか薄い
嫁はダイエットしてるわけでもなく、嫁が普通に満足する量を食べたらこの体型を維持できるらしいです。
身長は154cmと小柄ですが、体重はなんと40kgを下回ります。
いっときは40kgを越えてた時期もありましたが、ここ数年はずっと30kg台ですね。
昔、テレビでニュースかなんかを見てて、栄養失調状態で餓死寸前の女性が保護されたとかなんとかの話題だったんですが、その人は30kg台まで体重が落ちていた、と報道されてました。
それを見た私は、「30キロ台?やばいやばい。ほとんど骨と皮じゃないの?」とびっくりしてたんですが、今の嫁がその30kg台です。
でも、細いですがそんなに言うほど骨と皮じゃないです。
街を歩いてる時に、病的に細い人を見かける時がありますが、嫁はそこまでではありません。
あの人達は何kgなんだろうか。
30kg台前半?
世の中はどちらかと言うと細くて悩んでいる人よりも、太って悩んでいる人が多いですよね。
ダイエット食品やサプリメント、ダイエット器具、ライザップ等のプライベートジム等が世の中にはびこっている現状を見ても明らかです。
ダイエット関連の市場はかなり大きそうですが、「太らせる市場」はあまり聞いたこともないですしね。
痩せたい人たちは、細くなりたいと言う思いで、ダイエットなんかに日々励んでいらっしゃるかと思います。
そんなダイエッターの皆さんからしてみれば、何の苦労もなくスリムな体型の嫁を羨ましいと思うかもしれません。
しかし、嫁本人は、もうちょっと体重を増やしたいと思っています。
昔嫁が知人に言われたと言う言葉が、
「細いというか薄い」
です。
なんか分かるような気がします。
薄い。
つまり胸がない。
適正体重に近づけるのがダイエット
ダイエットと言うと、痩せることを意味することがほとんどだと思います。
でも、実際は「ダイエット」と言う言葉の意味は、「痩せる」よりも「適正体重に近づける」の方が正確なようです。
wikipediaによると
ダイエットは、「規定食」という意味であり、美容や健康保持のために、食事の量や種類を制限することである。
と書いてますね。
現代人は肥満が多いので、ダイエットと言うと結果的に痩せることを指すほうが多くなるという訳です。
つまり、適正体重よりも軽い嫁が太るのもダイエットという訳ですね。
どれくらい太ればいい?目標地点の設定
では、嫁はどこまで太ればいいのでしょうか?
身長に応じた適正体重というものがあるので、それを参考にしてみましょう。
「適正体重」で検索して一番上に出てきたので、ここで。
身長を入れたら適正体重を計算してくれます。
嫁の身長1.54を入力し測定すると…
52.18kg
10kg以上も太らないといけないのか。
これは大変だぞ。
でも他に調べたら、
- 適正体重
- 理想体重
- 美容体重
とかいろいろある。
なんだそれは。
それぞれの計算方法は
適正体重
身長(m) × 身長(m) × 22 = 適正体重(kg)
理想体重
身長(m) × 身長(m) × 20 = 理想体重(kg)
美容体重
身長(m) × 身長(m) × 19 = 美容体重(kg)
とのこと。
各体重を計算してみるとこのとおり。
適正体重 | 52.18kg |
理想体重 | 47.43kg |
美容体重 | 45.06kg |
美容体重でも5kg以上太らないといけない。
あまり太るのも大変なので、とりあえず45kgを目標としてみましょうか。
なぜ痩せているのか?嫁の食生活を分析
まずは現状の分析から。
痩せるためのダイエットに重要なのは運動よりも食事と言われていますが、太るためのダイエットでもやはり食事が重要になるはずです。
3食ちゃんと食べてる。でも食べる量が少ない。
痩せたい人がする「置き換えダイエット」みたいな、1食を酵素ドリンクやグリーンスムージーにする方法がありますよね。
これは1食抜くようなもので、1日の摂取カロリーが減るので痩せていくと言う理屈です。
嫁も、3食きちんと食べてないから痩せてるのでは?
でもちゃんと1日3回食べてます。
朝は食パンとコーヒー、昼も夜も食べないことはほとんどありません。
しかし、食べる量が私から見ても少ないと感じますね。
我慢して食べないんじゃなくて、すぐにお腹がいっぱいになって食べれなくなるようです。
特に焼きそばとかパスタの時は、ご飯を食べない(食べたくない)主義らしく、
「それだけで足りるの?」
と心配になってしまいます。
めん類は炭水化物ですが、白米も炭水化物なので、1回の食事に炭水化物は2つも不要!と言う理屈なんでしょうか。
とにかく、痩せている一番の理由は、すぐお腹いっぱいになって食べれなくなるからみたいです。
お菓子は食べない。ジュースもあまり飲まない
お菓子の代表格というとポテトチップなどのスナック菓子ですよね。
これらは糖質の塊で、いっぱい食べたら当然太ります。
でも、嫁はこういうの食べません。
嫁は、というか私も食べないんですが、別に嫌いじゃないんです。
むしろ私は好きなほうです。
なぜ食べないのかというと、食べる習慣がないからですね。
まずお店に買い物に行っても買おうと思わない。
仮に家にあっても、食べるタイミングがなかなか無い。
お菓子を食べるタイミングというと、午後3時が定番ですが、午後3時にお腹なんか空かないので食べたいと思わない。
お腹が減ってくる時間帯といえば、晩御飯の前なので、そのまま晩御飯を食べて、お菓子の出番はない。
食べたら食べたで、おいしくて満足ですが、特に食べる必要もないと言うことです。
ポテトチップのようなスナック系はあんまり食べませんが、大福や赤福なんかのあんこ系の和菓子は嫁は時々食べてます。
なると金時の入ったたい焼きも好きでたまに食べていますね。
ケーキもたまに食べてるので、月に2回位はこういうの食べてますが、太るためにはもっと増やさないといけないかもしれません。
糖質たっぷりの炭酸ジュースも飲みません。
嫁は炭酸を飲むと涙が出てくるという変わった体質の持ち主なので。
外出時に何か飲み物を買うときは「お茶」が多いですかね。
お茶じゃ太れないよ。
痩せたい人はお菓子の「誘惑」に勝たないといけませんが、太りたい人はお菓子を食べることを、太る「チャンス」だと認識しないといけません。
食べ過ぎると下痢になる嫁。胃腸が弱い?
食べ放題のバイキングにたまに行きますが、ここでも問題があります。
私も嫁もそんなにたくさん食べる方じゃないので、バイキングに行く事自体がもったいないというのもありますが、嫁はいっぱい食べると下痢になる確率が高まります。
この前行ったエキスポシティで、昼食にスイーツのバイキングに行きましたが、食後数時間で下痢になってトイレに駆け込んでいました。
もしかして、胃腸が弱いのかもしれません。
そして、その夜は全然お腹が空かないということで、晩ご飯を食べずに寝てしまいました。
ちょっと調べてみたら、太りたくても太れない人には胃腸が弱い人が多いということが判明。
胃に負担がかかり、食欲がなくなるらしく、このケースもそういうことかもしれません。
その結果、摂取エネルギーが少なくなり、太れないと言うことです。
消費エネルギーは?運動は特にしていない
人が太るか痩せるかは、摂取エネルギーと消費エネルギーの収支によって決まります。
嫁は食べる量が少ない、つまり摂取エネルギーが少ないんですが、消費エネルギーはどうでしょうか。
消費エネルギーが多いともちろん痩せていきます。
嫁は特にスポーツや運動はしません。
日常生活以上のエネルギーは消費していないということです。
買い物は車で行くことが多く、自転車もちょくちょく乗ってますが電動です。
長距離を歩くということもめったにないでしょう。
と言うことで、日頃の消費エネルギーはそれほど多くはないと考えていいと思います。
摂取エネルギーが少ないんだから、そりゃそうですね。
摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが取れている状態です。
痩せるためのダイエットと逆のことをすれば良いのでは?
太りたいのであれば、痩せるためにするべきことの反対のことをすれば良いのでは?と考えました。
そこで、痩せるためのダイエットの方法をいろいろ調べてみましたよ。
痩せる方法はたくさんありますが、本質的なことはほぼ共通しています。
それがこれ。
摂取エネルギー < 消費エネルギー = 痩せる
ここでは敢えて「エネルギー」と表現しましたが、調べた限りではこれを「カロリー」としているところも多いです。
なんで敢えて「エネルギー」としているのかについては、最近の痩せる方法としては「カロリー制限」よりも「糖質制限」の方が主流っぽいからです。
太るためには逆に摂取エネルギーの方を多くして、
摂取エネルギー > 消費エネルギー = 太る
こうなれば嫌でも太っていくはずです。
糖質制限とカロリー制限
糖質とは三大栄養素である
- タンパク質
- 脂質
- 炭水化物
の内の炭水化物と考えてOKです。
正確には炭水化物は糖質と食物繊維を合わせたものですが、単純に炭水化物 = 糖質と考えても差し支えはないでしょう。
この三大栄養素の内タンパク質と脂質は食べてもそんなに太らない(脂肪にならない)と言うことが研究によって明らかになりました。
この辺も、参考文献によって書いてることが違うんですが、体の脂肪が増えるのには、糖質が最も影響が高いということです。
食べ物が体の脂肪になる順序は、
- 食事をする
- 糖質が血糖値を上げる。(タンパク質と脂質は血糖値を上げない)
- 血糖値を下げるためのホルモン「インスリン」がすい臓で作られて放出される
- インスリンにより、細胞が血糖(グルコース)を取り込んで脂肪にする
- 太る
こんな感じです。
つまり、血糖値があまり上がらなければ、脂肪として蓄えられることもないんです。
そのために、食事で糖質を控えることが重要となります。
タンパク質と脂質は、いくら摂取しても体脂肪にはならないと書いているところもありましたが、これは本当かどうかちょっと怪しいです。
糖質が不足すると、タンパク質や脂質を材料にして「糖新生(とうしんせい)」という働きによりブドウ糖(グルコース)が作られます。
糖新生では活動に必要な分のグルコースしか作られないのであれば、体脂肪となることはないのかもしれませんが、タンパク質や脂質を大量に食べたら、やっぱり少しは体脂肪になるんじゃないですかね?
この辺のことは、専門外なので詳しくは分かりませんが。
先ほどの「カロリー制限」と「糖質制限」の話ですが、カロリー制限だと、タンパク質、脂質、糖質のすべてをバランスよく減らす方法です。
でも、タンパク質と脂質も糖質も減らすとなると食べて良い量が少なくなり、食事の満足感が減ってしまって、ストレスです。
ストレスになると、そのダイエット方法は続けることが難しいですよね。
だからカロリー制限しても失敗する人が多いわけです。
タンパク質や脂質は太ることにそれほど影響がないのであれば、これらはそんなに減らす必要もありません。
糖質だけピンポイントで減らすのが、体脂肪を減らすために効率的です。
それが糖質制限の考え方。
糖質以外は、ある程度の量を食べてもOKなので、空腹によるストレスも溜まりにくい方法です。
じゃあ痩せたい人の糖質制限とは逆に、太りたい人は糖質山盛りの食事をすればいいわけですね。
糖質制限の仲間「MEC食」
糖質制限ダイエットの仲間に「MEC食」と言うのがあります。
MECはそれぞれ
Meat お肉
Egg 卵
Cheese チーズ
の略で、お肉、卵、チーズを中心に食べて健康的に痩せるという食事方法。
具体的には
お肉 | 200g |
卵 | 3個 |
チーズ | 120g |
を毎日食べます。
食べる時間帯や調理方法、肉の種類(牛、豚、鶏)はなんでもOK。
そしてご飯やパン、麺類などの炭水化物を控えめにして、一口ごとに30回噛むというもの。
この食事にすることで、糖質を減らし、動物性タンパク質と脂質をたっぷり摂取することで、痩せて健康になるらしいです。
どうやら、肉、卵、チーズを食べておけば人間が生きていくために必要な栄養素がほぼ取れるらしいです。
ビタミンCが唯一不足しがちになるので、ビタミン豊富な葉野菜は充分食べる必要があります。
糖質を控えるので、脂肪が蓄えられなくなり、太った人は痩せていきますが、適正体重より軽い人は、逆に体重が増えることもあるらしいんです。
じゃあ、嫁がMEC食にしたら、増えるんじゃないか?と思って嫁に話しましたが、食費が高くつく!と言うことでNGでした。
肉もチーズも、いっぱい食べたらそれなりの値段になりますからね。
案外高く付かないよ、と言う意見もありますが。
MEC食にかかる費用。食費は意外と高くならないかもしれない。
こちらのブログでは、かかる費用を計算してみて、なんとか行けそう、みたいなことが書いてます。
なんで体重が増えるのかというと、ガリガリの人はそれ以上減る脂肪がないので、体重の減少はほとんどないからです。
そのうえ、タンパク質をたくさん食べることで筋肉や体を作る材料が豊富にある状態なので、筋肉の増加などによって体重が増えるんじゃないでしょうか?
健康的な体重の増加と言えます。
運動(有酸素運動)は痩せるのか?
痩せるためのダイエット = 有酸素運動
と言うイメージがありますが、運動だけで痩せるのは厳しいです。
体重50kgの人が1時間、普通の速度でウォーキングして消費するエネルギーは160kcal
体脂肪1kgが抱えているエネルギーは7200kcalなので、1kg痩せるためには45時間歩かないといけません。
具体的に例を出すと、1日1.5時間毎日歩いて、しかも歩いておなかが減ったからといって、食事の量を増やしてはいけません。
こうやって頑張って、1ヶ月でやっと1kg痩せられるわけですね。
これは大変だ。
もっと効率的にしようと思えば、運動強度を高めることでもっと消費エネルギーは増えます。
例えばウォーキングではなくジョギングだと1時間で500kcal程度は消費するでしょうから、毎日1時間のジョギングで1ヶ月続けると15000kcalの消費。
2kg以上は痩せることができる計算です。
でも、よっぽど硬い意志がないと、こんなの続けられませんよね。
しかも運動して消費した分を食べてしまうともう台無しです。
嫁を太らせる方法に話を戻すと、痩せることを心配して運動を控える必要はそれほどない、ということになります。
運動したら筋肉も多少ついて、健康にもなりますし、運動して腹が減った分以上を食べれば問題なしです。
結局、何をすればいい?
いろいろ調べて、色々書いてきましたが、結局何をすればいいんでしょうか。
糖質を多めに取ることで脂肪になりやすいですが、脂肪だけ増えても不健康ですよね。
出来れば、筋肉も脂肪も両方増やしたい。
となると、糖質の他にタンパク質も必要です。
脂質も、不足すると体に悪い影響が出るのでやっぱり必要。
となると、やっぱりバランスよく食べる量を増やすしかないですね。
食べる量としては、目標とする体重が必要とするカロリーを摂取できる量ですね。
しかし、そうなると食べると嫁のお腹がすぐにいっぱいになる問題が邪魔をします。
いっぱい食べれるように、胃腸を頑丈にするのが先決かもしれません。
- ストレスの無い生活を送る
- 腹筋を鍛える
- お腹を冷やさない
- 睡眠は十分に取る
胃腸を鍛えるにはこんなことをすると良いらしいです。
これはなかなか大変だ。
これを解決するには、運動するのが良いんじゃないでしょうか。
運動したらストレスも解消になるし、疲れてすぐ寝れるようになる。
ついでに腹筋などの筋肉を鍛えると、体の基礎代謝も上がってお腹も冷えにくくなる。
運動したら、腹も減るので食べられる量も増える。
それにしても、
- バランスの良い食事
- 運動して筋肉を鍛える
これって痩せたい人のダイエットとやってることはほとんど変わらないです。
痩せるのも、太るのも、どちらも「適正体重に近づける」と言う意味では同じです。なので、やることも同じになってくるのかもしれません。
まとめ
結局、健康的に太るためにすることは、
- 運動して、食べる量を増やす
と言う結論に達しました。
7000文字も書いといて、結論がそれ?
なんだか普通だ。
しかも、嫁がこれを実践するかといえば…
多分しないでしょうね。
私が勝手に考えてるだけですから。
あと、私はどちらかというと細いほうが好きです。