カワハラの、雑多な記録。

3,000円以下の完全ワイヤレスイヤホンRUIZDを買ったのでレビュー

      2018/04/02

両耳間のコードすら無い、完全ワイヤレスなBluetoothイヤホンが安く買えると知っていろいろ調べた結果を前回の記事に書きました。
そして、最終的にRUIZDというブランドのイヤホンを2600円ほどで購入。

この安価な完全ワイヤレスBluetoothイヤホンがどの程度使い物になったのか、紹介したいと思います。

RUIZDのワイヤレスイヤホンを購入

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結局RUIZDのイヤホンを購入2599円でした。
決め手に成ったのはカナル型(耳栓型)ではなくインナーイヤー型だという点。

今の時代、イヤホンの主流は遮音性の高いカナル型です。
前回、3000円前後のBluetoothのイヤホンを調べたときも、カナル型しか売ってなかったので買うのをやめた経緯があります。
周りの音が聞こえにくくなるので、カナル型はあまり好きじゃないんですよね。

そこへきてRUIZDのインナーイヤー型完全ワイヤレスBluetoothイヤホンが3000円以下で売っていたので、思わず買ってしまったというわけです。
低価格帯の完全ワイヤレスイヤホンの中でも一番安い部類でした。

後々によく考えてみればRUIZDのはAppleのAirPodsのパクリみたいなデザインですね。
AirPodsもインナーイヤー型です。
買うときはAirPodsのことなんてこれっぽっちも頭になかったので気が付きませんでした。

そもそもRUIZDと言うのがメーカー名なのかどうかもよく分かりません。読み方は「ルイズド」でいいの?
しかも、このイヤホンの型番すらよく分からない。
まともなメーカーのデバイスではあり得ない状況です。

日本製の製品だったら、メーカーWebサイトで仕様をチェック、と行きたいところですがRUIZDのWebサイトなんてあるんだかないんだか分からないので、amazonの情報のみを頼りに買います。
商品ページの説明と、レビューをみればだいたいどんなもんか分かってきました。

3000円以下のイヤホンなんて、ぐだぐだ言ってないで買ってみろってことなのかもしれません。
トイレットペーパーを買う時にいちいちスペックを調べたりしないのと同じように、消耗品的な感覚で。

RUIZDイヤホンの外観

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物理的な押しボタンスイッチが左右イヤホンに一つずつ。
その下に赤と青に光るLEDランプ。
本体一番下の、有線イヤホンならコードが出ているところは充電口になっています。
ケースに入れるか、付属の充電ケーブルを使用することで充電できます。

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ケースはいかにもプラスチックな質感で高級感はそんなに無いです。
つやつやな表面なので指紋も目立ちますが、すぐ壊れそうなほどちゃちくはないので、問題ないです。

ケースにもイヤホン本体にもブランドのロゴや形名の表示はなく、ケース底にロット番号的な表示があるのみ。
これだけ渡されても、これがどこのメーカーの製品かは全然分かりません。

付属ケーブルは、ケースを充電するためのUSBケーブルと、イヤホンを充電するためのケーブル。
普通に使う分にはケースに入れてイヤホン本体を充電するので、イヤホン充電用のケーブルは要らないような気がします。

コンセントに挿す充電器は付属してないので、スマホの充電器やPCのUSBを利用しましょう。
今の時代はなんでもUSBで充電できるので便利ですね。

使い方

使い方はすごく簡単。
まず、ケースのmicroUSBのジャックにUSBを挿して充電します。
ケース内のバッテリーと、イヤホン内のバッテリーに充電されます。
ケースのバッテリーでイヤホンが充電できるので、お出かけ中の使ってない時に充電されて安心です。

そして知識がない人の最大の関門となるのが「ペアリング」。
スマホとイヤホンを無線(Bluetooth)で接続する作業です。

まずスマホのBluetoothの設定画面を開き、イヤホンの左右両方のボタンを長押しします。
するとイヤホンが「Power ON! Connected!」って喋ります。
なので耳に当てたまま押すと分かりやすいです。
一応ボタンのそばのLEDも赤とか青に光りますが、これが何を意味しているかが分かりにくい。

このときにスマホのBluetooth接続先にこのイヤホンが現れるので、すかさずタップして「ペアリング」してください。
表示される名前は全部同じかは知りませんが、私の場合は”tws-i7″でした。

以上でペアリングは完了です。
次からは、イヤホンの電源長押で「Power ON! Connected!」って言わせれば、勝手にスマホと繋がるので、手間いらず。

ちなみにペアリングする時はイヤホンの電源がOFFの状態で長押しする必要があります。
電源ONのときに長押しすると「Power OFF!」と言って電源がOFFになりますのでペアリング出来ません。
この辺の状況を確認するためにも、イヤホンを耳に当てて操作したほうが分かりやすいですね。

使い終わったらケースに入れて充電

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使い終わったらケースに入れてイヤホン本体を充電します。
でもこれ、入れただけでは多分充電が始まりません。
取扱説明書に何も書いてないので詳細が不明ですが、イヤホンを収納した状態で、ケースのボタンを押すことで充電されると思われます。

ボタンを押すとケースの青色LEDが点灯し、イヤホンの赤色LEDが点灯します。
しばらくするとLEDが消灯するので、イヤホンの充電が終わったんだと思います。

イヤホン使用中に電池が切れそうになると「Battery Low!」という音声で教えてくれます。
最初ケースの使い方が分からず、ただ単に入れただけ充電されると思い、次回使った時すぐにまた「Battery Low!」って言われたので「え?」っと思いました。

肝心の音質は?

イヤホン選びで重要なのがやはり音質。
世の中には高音質なイヤホンに何万円も出す人もいます。
でもこの価格帯の、しかも完全ワイヤレスなイヤホンに音質まで求めるべきではないのかもしれません。

私がこのイヤホンに求める音質は「ちゃんと音が聞こえること」くらいです。
そもそもこの製品はカナル型ではないインナーイヤー型イヤホンのため、再生している音と共に周囲の音も普通に聞こえます。
そんな状況で、音質の良い悪いなんて分からないですよね。

音が途切れたり、左右のどちらかが遅れて聞こえたり、左右の音量が極端に違ったり、ということがなければOKです。

そういう意味ではこのイヤホンは私的には合格です。

使っていると唐突にエコーがかかったような音になる時がありますが、一応聞こえてるから良いんです。

音が、遅れて、聞こえてくるよ

動画を見ると、音がワンテンポ遅れて聞こえてきます。
いわゆるいっこく堂状態です。

私の使い方は、音楽を聞いたり英語の学習のための音声を聞いたりするだけなので音の遅れは問題ないです。
動画とかゲームに使いたい、と言う人は買わないほうがいいでしょう。

これ、なくさない?

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AirPodsを初めてみた時、「うわ、なにこれ。すぐなくしそう。こわ!」と思いました。

17,000円もするAirPodsをなくしたら、向こう1ヶ月間は凹むこと請け合いです。
でも、これは3000円以下で買えるので、ダメージは3日間位で済むんじゃないでしょうか。
それに私の場合は家の中で使ったりすることが多いので、無くす心配はそんなにしていません。

有線のイヤホンは使っていてちょくちょく耳から外れることがありますが、あれは大抵ケーブルをどこかに引っ掛けてるからですよね。
完全ワイヤレスイヤホンは、そもそもケーブルがないので、有線のイヤホンみたいにケーブルを引っ掛けて耳から外れるという事がありません。
普通に使っていて、そうそう外れないんじゃないかなと思います。

耳につけて頭を振ってみても落ちませんでした。

あと、世の中には耳の穴が小さくて、耳栓みたいなカナル型イヤホンが入らないという人がいます。(私の嫁のことですが)
このRUIZDのイヤホンはカナル型みたいに耳の穴の奥に突っ込む感じではないので、そういう人でも使えるかもしれません。
でもamazonのレビューで、「大きすぎて耳の小さい自分には合わなかった」みたいな意見もあり、イヤホンで悩んだ経験のある人は慎重に選んだほうが良いかと思います。

[2018.04.02追記]
耳が小さい嫁に試してもらったところ、入りませんでした。
無理に入れようとすると、痛い痛いと言って全然使えません。

「自分の耳は小さいかも」と少しでも思ったことがある人はやめといたほうがいいでしょう。
[追記ここまで]

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なくすのが心配なら付属しているシリコンゴム製のフックを装着可能なので、さらに安心感が高まります。
スポーツ時に使用するときは付けたほうが良いかもしれませんね。

でもこれを付けたら、ケースのフタが閉まらないんじゃ?と思いましたが、付けたままでもフタは閉まるし充電もちゃんとできました。

まとめ

音質も超クリア!とかではないですが、普通に使えます。
音が遅れて聞こえてきますが、私の用途では問題ないです。
人によっても大問題かもしれません。
値段を考えると全然OK、買ってよかったと思える製品でした。

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