カワハラの、雑多な記録。

軽い自閉症の長男、2年生になった現状

      2019/09/25

約1年前に、軽い自閉症の長男が小学校に入学してすぐの様子を記事にしました。
あれから1年経ったので、現在2年生になった長男がどうなったかを備忘録を兼ねて書き記したいと思います。

朝はやっぱり苦手

1年生のときのように2階の寝室から抱っこして1階に連れて行くようなことはさすがになくりました。
というか、2年生になってさすがにこれはまずいと思い、頑張って自分で起きさせるようにしています。

もちろんすんなり起きるわけもなく、体を揺すって目を覚まさせてから、起き上がるまでが大変です。
ベッドの端まで引っ張っていき、手を引っ張るとようやく歩き出す感じ。

朝ごはんを食べるのも相変わらず遅いですが、1年生のときよりはマシになったような。
以前は長男の好きなドラえもんのビデオを流すとようやく目が覚めてくるという寝起きの悪さでしたが、今は朝のビデオはなくても大丈夫になりました。

学校の勉強はギリギリ

学校の授業について行けているかと言うと、けっこうギリギリな感じです。
特に算数で新しい単元に入ると、概念をすんなりと理解できずに時間がかかります。

算数が特に苦手

とにかく算数が苦手です。(得意な科目も特にないですが)
宿題もえらい時間がかかります。
プリント1枚するのに1時間以上かかることもざらです。
ほうっておくと宿題を放り出して遊びだすので、ずっと見とかないと全然進みません。

わからない問題があるとすぐに「わからない」と文句を言い出します。
わからない問題を分かるように頑張ろう!みたいな貪欲さは皆無。
わからない = やめたい、めんどくさい
なんですね。

こちらが教えても、もうめんどくさくなってるので全然聞いてくれないんです。
だからいくら教えてもなかなか理解できません。

ものさしの目盛りを読み取って「何cm何mm」と答えるだけの問題もできませんでした。
目盛りを数えるだけなのに、それができないんです。
もう、めんどくさくなってmm単位の細かい目盛りを数えることもできないんですね。

長男の前では、私は完全に無力です。
こんなやる気のない長男にどうやって教えて良いのかわかりません。

正直昔は、「子供が勉強がわからなくて困ったら自分が教えてあげよう」なんて考えていた時期がありました。
確かに子供にやる気があればそれも可能ですが、子供にやる気が無い場合は想定していませんでしたね。

うまく勉強を教えられる人ってすげえなって改めて思いました。
大事なのは具体。的な勉強の方法論ではなく、どうしたら本人をやる気にさせるか、なのかもしれません。

宿題はしないといけないと思ってるらしい

宿題をするのは好きじゃないですが、長男には変に真面目なところがあるので、やっていかなければいけないと言う思いはあるようです。
文句ばっかり言って全然宿題をやらないので、「じゃあ、やらずに持っていけばいいじゃないか」と言ったら、それは嫌みたいです。
先生に怒られるのが嫌なだけかもしれませんが。

もし一度でもやらずに持っていってしまうと、「1回忘れたし、もういいや」ってなって宿題を一切しなくなりそうで怖いです。

国語(漢字)も得意ではない。

国語も得意ではありません。
漢字の宿題もなぞったり書きうつすだけなのにやたら時間が掛かるし、新しく習った漢字で文章を作りましょう。みたいな問題では自分で文章を作ることができません。
例えば漢字ドリルの「肉」のページだと、「お肉がたべたい」とか、そのレベルの文章を作ればいいだけなのに、まったくできません。
親が最大限のヒントを与えるか、文章を作ってやらないと永遠に終わらなかったりします。

作文なんて最悪ですね。
自分で文章を組み立てるのが超苦手ですから。

参観日で、分からないところがあったら独り言を言っている

1年生のとき、参観日で算数の授業をやってるのを見ましたが、先生の説明が理解できなかったときに結構な大きさの声で「全然意味わかんない」と独り言を言っていました。

他のみんなは思っててもわざわざ口に出さないんですけどね。
変に目立つので、見てるこっちが恥ずかしくなってきます。

図工は好き

音楽もピアニカで「きらきら星」とかは吹けるようになりましたが、好きな授業は図工みたいです。
工作は幼稚園の時から好きで、「こども絵画と造形」の教室にも通ったりしてました。

一応ちょっとずつ理解していってる

宿題で2桁の引き算が出たときもなかなか終わらなくて大変でしたが、最終的には一応できていました。

ものさしの目盛りも、宿題で何度かやってるうちになんとか数えられるようになったみたいです。

遅いですがちょっとずつ理解していってるようです。

給食を食べるのが遅い

長男の話を聞いただけではいまいち状況がつかめないんですが、給食はできるだけ残さないようにがんばりましょう、と言う方針みたいです。
食べきれない場合はどうするかと言うと、食べ切れそうな量に事前に減らす方式みたいです。
食べるのが遅い上に好き嫌いが多いので、かなり減らしているのではと想像しています。

牛乳がとにかく嫌い。
夜に風呂に入ろうとしてるときに急にしくしく泣き出したのでどうしたことかと思ったら、明日の給食の牛乳が嫌だとのこと。
明日の牛乳が嫌で泣くってよっぽどですよね。
2年生になってからは、牛乳が嫌という話をあまりしなくなったので、ようやく諦めがついたのかもしれません。
まさか牛乳が好きになったわけではないでしょうから。

食べるのも遅く、食べ終わったみんなが遊びに行っても食べてるっぽいです。
家で食べるときはテレビをつけてたら途端に箸が進まなくなりますが、学校ではテレビがなくても食べるのが遅いみたいです。
「いっぱい遊びたいから早く食べよう」みたいな思考にはならないみたいです。
しかも、歯磨きをする時間がなくなり、歯磨きせずに返ってくることが最近増えています。

友達はあまりいない

特に仲のいい友達はいません。
遠足で一人で弁当を食べようとしていたら、先生が声をかけてくれて一緒に食べたとのこと。

ときおり家にクラスの女の子がやってきて公園に誘われたりすることはありますが、自分から誰かを誘ったりということができないんですねj。

今の所いじめられたりはしてないみたいで、そこは安心しました。

知らない大人には平気で話しかけ、ラーメン屋の店主と仲良くなる

友達を誘ったりはできないのに、見知らぬ大人には平気で話しかけたりします。
同年代の子供より、大人の方が話しかけやすいんでしょうか。

学校への通学路にあるカウンター8席ほどの個人経営の小さなラーメン屋があるんですが、店主の老夫婦と仲良くなっています。
長男が帰り道に中を覗いたりして話をするようになって、しょっちゅう帰りに中を覗いてるっぽいです。

2回ほど、長男と次男を連れて食べに行きましたが、店主のご夫婦もがんがん話しかけてくる長男がかわいいみたいで気に入られてます。
かわいがってもらっていて、ありがたい限りです。

迷惑になってなければいいですが。

スイミング

長男が5歳のときからスイミングを習わせています。
その時3歳だった次男も一緒に。

コーチの話をちゃんと聞いてなくて、ちょっとふざけてることが多いように思います。
本人も「どんどんレベルアップしたい」とか言うモチベーションもなく、だらだらやってる感じですね。
5歳のときから通い始めて2年半以上やってますけど、まだ泳げるようにはなっていません。
そもそも運動があんまり好きじゃないです。

泳げるようになる日は来るのだろうか。

習い事「絵画と造形」教室はやめた

幼稚園の頃から工作が好きだったのでカルチャーセンターの「こども絵画と造形」の教室にも通っていました。
でも先生が変わって微妙になったのと、月謝も結構高いので最近になってやめました。
本人は続けたいと言っていましたが・・・

幼稚園の頃からなにか作ったりするのは好きでした。
でも作ってるときにうまくいかないと不平不満、文句を言い出すので少々厄介です。
幼稚園でいろいろなものを作ってましたが、結構立派なものを作ってみんなから「すごい」と言われたこともなんどかあったとか。

スイミングよりこっち方面に注力したほうがいいのかもしれない。

長男がハマっているこは?

放って置くと何時間でも熱中してやってる、みたいなことは特にないです。
何かにのめり込んで、その道を極める、みたいな感じで成長してくれたら良いと思いますが、残念ながらないんですよね。
工作は好きですが、ちょっとやったらすぐに飽きて違うことをはじめます。

Youtubeとかは長時間見たりしますが、そういうんじゃないですよね。
動画視聴とかの受け身なことじゃなく、自分でなにか作ったりの能動的ななにかをやってくれりゃ良いんですが。

虫がちょっと好きでカブトムシの幼虫を飼ったりしていますが、自発的に土の交換などの世話はしていません。
ハムスターを飼いたいと言っていますが、自分で全部世話できる?と聞くと、「えー、お父さんも手伝ってよ」と言う始末。

動物も嫌いじゃないはずですが、飼ってるうさぎにはあまり触れようとしません。

まとめ 一応なんとかやってます

友達がいなかったり勉強もぎりぎりなので、若干心配なところもありますが不登校になることもなく、一応頑張ってやってるようです。

自分でなんとかして解決しようという気持ちが薄かったり、自立していなくて依存しがちだったりしますが、小学2年生だったらそんなものですよね。

将来長男が成績優秀で運動もできる子になるとは思えませんが、独自の方面を伸ばしてうまいことやっていって貰いたいと思います。

 - 子育て