レゴ互換「DECOOL」のバイクキット(3354)組立前の感想
2018/06/26
SYやLEYIなど、レゴと互換性のある中国製の商品が売られています。
複数のメーカーが存在していて、前からちょっと気になっていたんですが今回は「DECOOL」と言うメーカーのバイクのキットを手に入れたので紹介したいと思います。
今回は、キットを入手、開封した時点での、つまり組み立てる前の感想です。
実際に組み立ててみたらまた印象が変わるかもしれません。
【2018.06.26追記】
組み立て後の感想を記事にしました!
レゴ互換「DECOOL」のバイク(3354)組み立てレビュー!価格の割に高い満足感
この記事の目次
手に入れたレゴ互換商品「DECOOL 3354 MOTORCYCLE」
レゴでいうとテクニックシリーズに相当します。
各パーツを個別に見ると、レゴのパーツと全く同じ形状。
一瞬ではレゴかどうか判別できないものも。
378ピース入り。
箱の画像を見る限り、なかなかスタイリッシュなアメリカンバイクです。
普通にかっこいいと思います。
LEGOの偽物?この商品は法的に大丈夫なの?
- SY
- 啓蒙(enlighten)
- 邦宝
- LEYI
等、この手のレゴ互換商品には、本家であるLEGO社も頭を悩ませているようです。
昨年はレゴの互換と言うかコピー商品を販売していた「BELA」を相手に裁判を起こし、LEGO側が勝訴したとか言う出来事もあったようです。
じゃあこのDECOOLもそんな感じの偽物商品?と思ってしまいますが、BELAはキットの内容やパッケージまでLEGOそっくりにコピーしていました。
つまり、レゴとBELAの相当商品を組み立てるとほとんど同じものが出来るということです。
これはいくらなんでもアウトですよね。
このDECOOLや他のレゴ互換商品は、キットを組み立てたときに出来上がるものは、おそらく各社のオリジナルです。
今回手に入れたバイクも、同じ形のバイクはレゴでないと思います。
レゴ社的には「だったら全然OK!」とは思ってないと思いますが、現状では黙認されている状況です。
レゴと互換性のある商品として「メガブロック」がありますが、こちらはトイザらスでも堂々と売られていますので、全く問題ないんでしょうね。
【2018.06.26追記】
どうもこのDECOOLのバイク、LEGO 8051と同じ形状、つまりコピーみたいですね。
白か黒かで言うと・・・
やっぱり黒ですかね。
この商品はGearBestで買えます
この商品がどこで買えるかと言うと、中国の通販サイトGearBest。
拠点は中国ですが、販売対象は全世界なので日本からでも普通に買えます。
日本にも40万人のユーザーがいるんだとか。
この商品の価格は2,500円前後。
価格はちょこちょこ変動するみたいで、私が手に入れたときは2千円台前半でした。
同価格帯のレゴのキット 42057 超軽量ヘリコプターはピース数199。
このバイクは倍くらいのピース数が入っているので、単純にピース数で比較するとお得と言えます。
amazonでこのバイクのキットと同じものは見当たりませんでしたが、他のDECOOL商品は2万円を超える価格で売っていました。
どう考えてもぼったくり。
でもGearBestの商品ページでは「DECOOL」って書いてないんですよね。
商品名は「BEILEXING Autocycle Style ABS Cartoon Building Brick – 378pcs – COLORMIX」って書いてます。
「BEILEXING」ってのはメーカー名かブランド名かな?
でも実際に届いた箱には「BEILEXING」って一言も書いてません。
いろいろ謎ですが、中国製なので細かいことを気にしちゃいけません!ってことだと思います。
GearBestでDECOOL 3354 MOTORCYCLEを購入
パッケージと梱包状態
注文から到着まで1週間くらいかかりますが、中国から届いたときはこのようなビニル袋に入っていました。
この袋を開けると、商品の箱が直接入っています。
中国から送られてきた割にはダメージはなく、箱の潰れなどなくきれいでした。
でも、箱が潰れててもOKくらいの気持ちで注文したほうが精神衛生上よろしいかと思います。
普通にかっこいいデザインのパッケージ
真ん中の白い棒状のダンボールは、内部のパーツが動き回らないためでしょうか?
内容物。
レゴ純正にそっくりなブロック外しも付いています。
色くらいもっとオリジナルなカラーに変えればいいのに。
レゴとDECOOLとの違い
レゴとDECOOLは何が違うかと言うと、もちろん作ってる会社が違うんですが、パーツの品質にも違いがあるようです。
上の画像で、ちょっと分かりにくいですがホイールの側面に細かい傷が付いているのが分かるでしょうか。
輸送中に付いた傷、と言うよりはプラスチックを型に流し込んで形にする「成型」時に付いたもののようです。
どういうことかと言うと、樹脂を流し込む金型自体に傷が入っています。
その金型で作るんだから、当然出来上がったパーツにも傷が転写されるということです。
金型製作時の仕上げで、手作業で金型を磨いたりするんですが、これが不十分なのかなと思います。
もちろん金型製作コストを下げるためです。
この辺のコストを削減することで、商品の価格もLEGOよりも安く出来るということなんでしょう。
これが良いとか悪いとかじゃなく、方向性の違いということです。
成形品質は、若干ヒケもあり、パーティングラインもちょっと目立つ等ちょっと粗さを感じますが、そんなに問題ないです。
品質の悪い成形品にありがちな「反り」もそんなになさそうだし、「これはひどい」と言うレベルでは全然ない。
当たり前ですが、ポッチの頭に「LEGO」のロゴはありません。
レゴのブロックのポッチにはすべてロゴが入っています。
組立説明書は思ったよりしっかりしてて分かりやすそう
@@@ P6204629.JPG
組立説明書は55ページとボリュームがあり、見た感じ丁寧に作り方が書かれています。
この組立説明書の中身だけ見せられたら、私はレゴと区別つかないと思います。
取説の裏表紙には、DECOOLの他の商品の紹介が。
どれも結構かっこいいじゃないの。
【2018.06.26追記】
組立説明書の内容も、元になったLEGO 8051とほとんど同じでした。
なので丁寧なのは当たり前ですね。
ただ、レゴのは紙面が縦長なのに対して、DECOOLは横長の紙面。
内容はほとんど同じですが、こんなところで謎のオリジナリティを発揮しています。
価格を考えると悪くはない
「レゴの偽物」みたいな先入観を捨て、2000円ちょいで買えるおもちゃとして見た場合、結構魅力的です。
レゴは高品質な代わりに価格が高い、DECOOLは品質はそれなりだが価格が安いと言う方向性の違いがあります。
どっちが優れているというものでもないですね。
DECOOLは価格を考えると粗悪品ってわけでもなく、価格相応に感じます。
レゴほど高品質じゃなくていいから、お手軽価格でレゴ的なブロック玩具を楽しみたい、と言う人にはドンピシャな選択肢かもしれません。
レゴと混じらないように取扱い注意。完成後バラさないならありかも
とはいえ、レゴで普段遊んでいる私としてはレゴとDECOOLが混じっちゃうのはちょっと困ります。
それに、せっかく買うならDECOOLよりもレゴを買って、手持ちのレゴパーツを増強したほうが良いかなと思います。
なので、私が今後積極的にDECOOLを買うことはないかもしれません。
でもまあ、レゴと混ぜても使えるので、気にしない人はお買い得ですね。
私の場合は、完成したレゴはしばらくしたらバラバラにしてしまいますが、完成後に分解せずにそのまま飾ったり遊んだりするんだったら、ありです。
まとめ
というわけで、今回はDECOOLのバイクを組み立て前に感じたことでした。
価格相応でそんなに悪くはないというのが率直な意見。
組み立て時の感触等によってはまた意見が変わるかもしれないので、実際に組み立ててみるのが楽しみです。
【2018.06.26追記】
組み立て後の感想を記事にしました!
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