カワハラの、雑多な記録。

大型トラック三つ目の速度表示灯を最近見ないがどこいった?

      2019/06/20

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9F%E5%BA%A6%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E7%81%AFより引用

あなたは大型トラックにかつて取り付けが義務付けられていた、速度表示灯を知っているでしょうか?
トラックの運転席の上の、緑色に光る3つのランプです。
昔はどのトラックにも付いていたように思いますが、さいきんめっきり見かけなくなりました。
どこ行ったのあれ?

速度表示灯の意味は?

そもそも速度表示灯とは何なのでしょうか?
これが何なのか、意味を知らない人が結構いるみたいです。
私は、子供の頃に父親か誰かに教えられて大体の意味を知っていましたが、私の嫁は、「そんなの見たことない」と存在すら認識していませんでした。
見かけなくなって久しいので、今どきの子供は見たこともないかもしれませんね。

速度表示灯は、車の走るスピードが上がるにつれ、光るランプの数が増えていきます。
消灯を■、点灯を□で表現すると、
■■■ 停止
■■□発車~40km以下
□■□ 40km超~60km以下
□□□60km超
トラックの正面から見てこのように光ります。

子供の頃は3つ光っているトラックを見かけると「めっちゃスピード出してる!」とか喜んでましたが、速度表示灯の意味を知っているので、言いたかっただけですね。

法律の改正により速度表示灯が廃止

この速度表示灯は1967年に制定された道路運送車両法で、大型トラックへの取り付けが義務付けられました。
速度表示灯がないと車検にも通らないので、当然すべての大型トラックに付いていましたが、1999年に廃止されています。
32年間続いたこの制度ですが、なくなってからもう16年も経つんですね。
そりゃ、最近見かけないはずだわ。

私が住んでいるのは兵庫県伊丹市で、大阪の職場に車で通勤しています。
この辺ではほとんど見かけることはなくなりましたが、田舎の方に行くとまだ走っているかもしれません。
私の実家は田舎にあり、田舎は都会に比べて古い車がまだまだ走ってるなーと感じることがあります。
きっと、速度表示灯が付いたトラックもまだまだ現役で頑張っているんじゃないでしょうか。

速度表示灯はなぜ廃止されたの?

トラックとすれ違うとき、無意識に速度表示灯を見てましたし、個人的には嫌いじゃなかったんですが、なぜなくなったんでしょうか?
なんと、なくなった理由は「速度表示灯の意味を知っている人があんまりいなかった」と言うことみたいです。
私の嫁も知りませんでしたしね。
私が車の免許をとったのは、速度表示灯が廃止された後だったので、教習所ではこれの意味を教わることはありませんでしたが、廃止前はちゃんと教えられてたんですかね?
意味を知ってる人があまりいないと言うことは、教えられてなかったんでしょうね。

認知度が低いなら、廃止する前にもっと知ってもらうようにPRしろよと思わないでもないですが、他にもちゃんとした理由もあります。
速度表示灯は日本独自の制度だったため、アメリカなど外国製のトラックにはもちろん付いてません。
これを輸入するとき、日本の制度に合わせて、速度表示灯を取り付ける独自仕様にしなければなりません。
輸入の弊害になるという理由もあり、廃止されました。

でも、今走ってる大型トラックを見ても、三菱ふそうや日野とか、ほとんど日本製ですよね。
ベンツのトラックとかたまに見ますが、輸入のトラックなんてあんまりないじゃん、と思わないでもないですが。
まあ、日本の独自規格なんて、あっても何も特はないですよね。
ガラケーみたいなもんで、いずれ消える運命です。

まとめ

    • 速度表示灯は1999年に廃止された
    • 生き残っている速度表示灯の付いたトラックも、生息数が減少中
    • もう見られなくなるので、見かけたら拝んでおこう



 

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