カワハラの、雑多な記録。

iPodの代替の格安MP3プレイヤー比較と選定

      2017/12/04

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前にも書きましたが、10年以上愛用したiPod nanoが寿命をむかえそうです。
新しいミュージックプレイヤーを調達しないとと、ずっと思っていましたが、やっと重い腰を上げました。

調べてみると、今はびっくりするくらい安いポータブルミュージックプレイヤーが売ってるんですね。
こいつらはiPod nanoの代わりになり得るのか?比較検討してみました。

「ポータブルミュージックプレイヤー」と言う呼び名は長いので、この記事では「MP3プレイヤー」って呼ぶことにします。
もちろんMP3以外も再生できます。

前のiPodの状況

前の記事でも書きましたが、末期のiPod nanoの状態はこんな感じでした。

使用状況としては、常に車に入れていて、車載オーディオ機器と化していました。
車のオーディオにAUX端子がついているので、有線接続で車内のスピーカーから音を出しています。

シガーライターソケットから常に給電状態なので、内蔵バッテリーの劣化とか特に縁がないです。

そして、音楽の再生はできるんですが、PCに接続しても認識されないと言う壊れ方をします。
つまり、新しい曲を入れることが出来ない。
2006年に買って、今も再生はできる状態ですが、さすがに寿命かもしれません。

選定の条件

先代のiPod nanoと同じく、新しいのも車載プレイヤーとして使うつもりです。
スマホで代用という手もなくはないですが、クルマに乗るたびにケーブルを挿したりするのが面倒くさい。
古いスマホが余っていれば車載用に流用してもいいですが、前に使っていたL-01Dは電源が入らなくなって完全に壊れてしまいました。

なので音楽再生専用のMP3プレイヤーを新規購入する以外の選択肢がない状況。

新しく買う予定のMP3プレイヤーの条件は以下の通りです。

  • 価格が安い
  • タッチ操作じゃなく、物理ボタン
  • 8GB以上の容量
  • 音質はそこまでこだわらない
  • Bluetoothとかは別にいらない
  • 簡単に曲を転送できるのが良い

価格が安い

昔買った第2世代のiPod nanoは18,000円くらいで買ったように思います。
現行のiPod nanoも、同じくらいの価格。
と言うか、現行の第7世代iPod nanoは発売から5年も経ってるんですね。
これがもう完成形なのかもしれません。

車の中でしか使わないし、5年も前に発売された製品が18,000円はちょっと高い。

と言うわけで、値段はなるべく安いほうが助かります。

タッチ操作じゃなく、物理ボタン

現行のnanoがもっと安くても、実はちょっと微妙なんですよね。
何が嫌かというと、タッチスクリーンでの操作になっている点。

第2世代のnanoは物理的なボタンでの操作なので、運転中に「今の曲をもう一回聞きたい!」って時には、指の感触を頼りにノールックで操作出来ます。
タッチスクリーンだと、それがちょっと難しくなります。
間違って違う所押したら絶対にイラってなりますよね。

なので、物理的なボタンにより操作出来るというのが条件です。

8GB以上の容量

今まで使っていたnanoの容量が8GBだったので、同じだけあれば十分です。
手持ちの曲をすべて入れることは出来ませんが、よく聞く曲は余裕で入ります。

今時、8GBより少ないプレイヤーの方が少ないと思いますので、この条件がネックになることはないかと思います。

音質はそこまでこだわらない

車の走行中は、エンジン音、ロードノイズ、風切音、緊急車両のサイレン等、騒音のオンパレード。
MP3プレイヤーの音質にこだわっても仕方ありません。

よっぽどしょぼいのはアレですが、安いプレイヤーで比べても、音質なんてそんなに変わらないでしょ?

Bluetoothとかは別にいらない

車のオーディオにAUX端子が付いているので、MP3プレイヤーとは有線接続します。
Bluetoothにより無線で飛ばす、みたいなことはしないので、こういう機能がついてない方が安いなら、そっちが良いです。

簡単に曲を転送できるのが良い

iPodは「iTunes」と言うソフトを使ってPCから曲を取り込みます。
でもたまにしか使わないと、ソフトのバージョンが知らぬ間に上がっていて、使い勝手が微妙に変わってしまいました。

しかも、たまにしか使わないので使い方を覚える暇もなく、最近は正直「使いにくい」と言う印象しかなかったです。
昔のは個人的には使いやすかったですが。

もう、こういう専用ソフトのインストールが必要って時点で面倒くさいですね。
USBメモリにファイルをコピーするかのごとく曲を転送出来るのが良いです。

iPod以外は、だいたいそんな感じでできるかと思います。

とまあ、今回買おうとしているMP3プレイヤーに求める条件はこんな感じです。
一言で表すと
「そんなに多くは求めない。安けりゃ良い」
と言ったでしょうか。

格安なMP3プレイヤー一覧

amazonでめぼしいMP3プレイヤーをピックアップして一覧にしてみました。

メーカー 型名 価格 容量 SDカード 操作 Bluetooth
AGPTEK A01T 3698 8 タッチ
AGPTEK A02 2997 8 物理ボタン ×
AGPTEK A20 3150 8 物理ボタン ×
AGPTEK B03 2591 8 物理ボタン ×
AGPTEK M07 2280 8 物理ボタン ×
AGPTEK M20 3250 8 タッチ ×
Newiy Start NS-MP3-A78 3898 8 タッチ
AIKAQI M01 2998 8 物理ボタン ×
Transcend MP350 3780 8 × 物理ボタン ×

なんというか…

安っ!

思った以上に安い。
2000円ちょいで買えるものすらあります。

そば焼酎「雲海」の2.7Lパックより安い。

いや、なぜ雲海と比較した。

容量はどれも8GBで、Transcend以外はmicroSDカードに対応していて、容量の増設が可能です。

 

各プレイヤーの見た目はこんな感じです。
画像はamazonより拝借しました。

A01T

AGPTEK A01T

A02

AGPTEK A02

A20

AGPTEK A20

B03

AGPTEK B03

M07

AGPTEK M07

M20

AGPTEK M20

NS-MP3-A78

Newiy Start NS-MP3-A78

AIKAQI_M01

AIKAQI M01

Transcend_MP350

Transcend MP350

「AGPTEK」が幅を利かせているっぽい

格安のMP3プレイヤーは発売しているブランドがすごく多くて、よく分からないのが現状です。
メーカー名も聞いたことないようなのが多い。

私の予想ですが、この手のものを作るのは技術的にそれほど難しくなく、割りと簡単に参入出来るのかもしれません。
こうなると、わざわざ高いお金を出してAppleのiPodを選ぶ理由が、私にとってはなくなってきます。

そんな戦国時代さながらの現状の中でも、妙に幅を利かせているのが「AGPTEK」というブランド。
3000円前後くらいで、結構な数の機種を出している模様です。
AGPTEKと言うのがブランド名なのかメーカー名なのかすら謎ですが。
中国あたりの企業っぽいですけどね。

MP3プレイヤーの全体像を見渡してみると、3,000円以下に有象無象のブランドがうじゃうじゃいて、その上が14,000円くらいのSONYのウォークマンSシリーズ。
その間ってのがあんまりないように思います。

上を見れば10万円を超える高級品もいっぱいありますが、今の私には関係のない品です。

amazonのレビューを見ても悪くなさそうなので、AGPTEKが販売しているどれかを試してみようと思いました。

Bluetooth対応機種は4,000円弱

格安MP3プレイヤーの中でも、Bluetooth機能がついていると少しお値段が上がります。
それでも4000円弱ですが、Bluetoothなしだとさらに1000円位安く買えるので、私は当初の予定通りBluetoothなしのものに的を絞りました。

どれも昔のiPod nano的な見た目

現行のiPod nanoは全面が大きなタッチスクリーンになっていますが、昔のnanoは上が画面、下が操作部になっていました。
3,000円前後のMP3プレイヤーも、そんな昔のnanoを踏襲したデザインです。(Transcend以外)

サイズ感も同じくらい。

いよいよ選定。B03に決定!

AGPTEKのMP3プレイヤーのどれかにしようとは決めましたが、Bluetooth機能なし、操作が物理ボタンと言う条件で絞ると次の機種が候補に残りました。

  • A02
  • A20
  • B03
  • M07

型番の付け方に規則性があるんだか、ないんだか。

amazonレビューを見た感じではA02が人気みたいです。
しかし、B03はA02の後継っぽくて、どうせなら新しい方がいいですよね。
でもこの辺の情報は曖昧で、はっきりしたことは分かりません。
さすが中国メーカー!

一つはっきりしていることは、A02,M07は音量上下ボタンが独立して存在していないと言うこと。
まず”VOL”ボタンを押して、それから上下ボタンで音量調整と言う2ステップ必要なようです。
一方、B03やA20は音量上げるボタンと下げるボタンが独立して存在し、ダイレクトに音量が調整できます。
“VOL”を押してから調整するのは面倒くさいな、と思いA02,M07は今回避けましたが、今思えばどっちでも良かった。
私の使い方では、音量なんて操作することがほとんど無いから。
頻繁に音量を上げ下げする人は、B03やA20の方がいいかも。

となると、残るはB03かA20ですが、何が違うのでしょうか?

どうも、A20は付属のイヤホンの中ほどについているコントローラーで、曲送りや音量調整が出来るようです。
その機能がある分、値段もちょっと高い。

私は車載で使うので、付属のイヤホンは使いません。
なのでA20のこの機能は不要です。

結果的により値段が安いB03が生き残り、こちらを購入することになりました。

まとめ

上の4機種は機能も値段も似たようなもんだし、見た目で選んでも良いと思います。
なんたって、雲海の2.7Lパックと同じくらいの値段なんだから。
と言っても見た目はどれも似たようなもんですが、A02やM07の方が往年のiPod nanoっぽいです。

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