スマホをどこでも充電できるモバイルバッテリーは、人によってはもはや必需品とも言えるかもしれません。
でもモバイルバッテリーをいざ選ぼうとネットで検索すると、膨大な種類が販売されていて、どれを選んでいいかさっぱり分かりません!
適当に怪しいメーカーの安いのを買ったら見事に外れを引いてしまいました。
モバイルバッテリーを買うなら有名メーカーのにしといたほうが無難だよ、というお話です。
この記事の目次
買ったモバイルバッテリー
私自身はモバイルバッテリーの必要性をそんなに感じてなく、嫁が欲しいと言ってたので買いました。
嫁が楽天市場で選んだピンクのモバイルバッテリーで、容量が20,000mAhもあり、必要十分です。
お値段は1980円。
大容量だし値段も手頃だし、いいんじゃない?と適当に返事をしたのが間違いでした。
最初は問題なく充電できたんですが、暫く使ううちにきちんと充電できなくなってきました。
モバイルバッテリーをスマホに接続すると、最初は充電されますが、5分くらいしてみたら充電されてない状態になります。
モバイルバッテリーのボタンを押せば、またスマホに充電マークが出ますが、それも数分したら切れます。
はっきり言って全然充電できない状態です。
この時点で、購入から半年経ってないくらい。
保証期間はどうなってんのかな?と思い楽天のショップのページに行ってみたら、なんとそのショップは潰れててもうありませんでした。
じゃあ、モバイルバッテリーのメーカーに問合せたら?ってなりますが、この商品には閉店したショップのロゴが印刷されていて、製造したメーカーは不明。
わけのわからん粗悪なモバイルバッテリーを仕入れて、自社のロゴを印刷して売ってたのかなと、悪い想像をしてしまいます。
ちょっと、返金とか交換とか期待出来ないので、諦めることに。
モバイルバッテリーに付いているLEDライトの機能は使えるので、やたら電池が大容量なライトや、文鎮として使うことにします。
なんか容量の割に軽いんじゃないの?粗悪品は容量詐称が横行している
改めて、新しい“ちゃんとした”モバイルバッテリーを探すことにしましたが、Ankerとかの有名メーカー品は容量20,000mAhだと重さが400g以上あるのが普通みたいです。
ところがすぐに壊れた20,000mAhのバッテリーは200gちょいしかありません。
なんか、軽すぎじゃない?
モバイルバッテリーの中身はほぼ電池が詰まっているだけなので、
大容量 = たくさん電池が詰まってる = 重い
となります。
技術力の高い有名メーカーでも20,000mAhの容量を実現するのに400g以上必要なのに、メーカーもわからないようなモバイルバッテリーがこの大容量を200gに収めるなんて、技術的に不可能ではなかろうか。
この時やっと気が付きました。
「あ、騙されたんだ」と。
調べてみると、この手の容量の詐称は結構あるみたいですね。
中には容量50,000mAhと超大容量なのに400g程度の商品もあったりしますが、この容量なら1kg前後になるかと思うので、かなり怪しい。
奥の薄いのが容量詐称疑惑のあるモバイルバッテリー、自称20,000mAh。
手前が“まともな”容量10,000mAhのモバイルバッテリー。
外寸は一回り大きいけど、厚みは半分以下。
とはいえ、自称20,000mAhが壊れてるのは間違いないですが、本当に容量詐称かどうかは不明です。
せっかく買った品物の保証も受けられない事実に、軽い怒りを覚えながらこんな記事を書いていますが、もし本当にこの容量だとしたら申し訳ない。
実際の容量を確認しにくいのでこんな手口が横行する
モバイルバッテリーの実際の容量がどれくらいなのかなんて、簡単には確認できません。
しかも、10,0000mAhのモバイルバッテリーで、3,000mAhのスマホを3回充電はできません。
変換によるエネルギーロスなどで、実際に使える容量は7,000mAh程となり、2回ちょいの充電が現実のようです。
なので、容量を実際より盛っているバッテリーを掴まされたとしても気づきにくいんですね。
とりあえず充電できれば「ちゃんと使える」と認識してしまう人もいっぱいいると思います。
おもりを入れて重さだけ本物と同じに仕上げてくる、みたいな手口が流行したら嫌だ
このモバイルバッテリーがなんか怪しいと気づいたのは、本来あるはずの重量よりずいぶん軽いことからです。
重さが400gくらいあったら気づかなかったかもしれません。
ということは、筐体の中にバッテリーの代わりに鉛でも詰めて本物と同じくらいの重さにされたらなかなか気づかないかもしれません。
わざわざ分解して確認する人も少ないだろうし。
まあ、分解されたら一発でアウトですけど。
自衛のためにはAnker等有名メーカー品を
こんな正体不明の偽物を掴まされないためにはどうすればいいのでしょうか?
第一に、誰が作ったかも分からないようなモバイルバッテリーを買わなければいいんです。
ある程度名の通った有名メーカーの品を買えば、容量の詐称と言う問題とは無縁になれます。
有名メーカーで一定のブランド力を築いている場合、容量を詐称してわざわざそのブランドを傷つけるような真似はしませんからね。
下記のようなメーカーを選んでおけば、まあ大丈夫じゃないでしょうか。
- Anker,
- ADATA
- Aukey
- BUFFALO
- cheero
- RAVPower
無名メーカーの中にも、安くて良いのはもちろんあるとは思います。
でもどれがハズレでどれがアタリかを見分けるのはなかなか大変ですよね。
結局、有名メーカーの品を買うのが無難、となってしまいます。
無名メーカー品でもamazonレビューの評価が高いものもありますが、あれは普通にサクラが書いたものが混じってるので、もはや手放しで信用はできません。
容量10,000mAhのADATA APT100を購入して満足した
いろいろなモバイルバッテリーを比べたことはないので、どれがおすすめとは言えませんが、ADATA APT100を買っておおむね満足しています。
容量10,000mAhあるので、3回位はスマホを充電出来ます。
出先でスマホの電池が切れそうになった緊急時にたまに使う程度なので、5,000mAh程度の容量でも良かったかもと思ってきました。
正直、私の使い方では3回も充電することはないです。(主に使うのは嫁ですが)
重さは285gと、ちょっとずっしりしますが、この重量が気にならなければ10,000mAhの大容量は安心感があります。
まとめ
容量の詐称とか、本当にやめて欲しい。
有名メーカー品ならとりあえず安心。
コメント
100均は2個かったけど、2個とも公称の35%程だった、
妙に安い謎メーカーはほぼ詐称じゃないかな・・
2200mAのスマホを充電で・・
ソニー:容量5000mA・3000円 →2回ほぼ満タンに(200%)
容量の割に軽く、公称繰り返し1000回と通常の倍
放置しててもバッテリー殆ど減ってない。
アンカー:容量10000mA・3000円 →切れた日が無い、不明
保証有、放置しているとバッテリーは減ってる。
100均:容量2000mA・300円 →20%→50%に(30%)
実容量は600mA弱、放置してると、バッテリーは切れてる。
ソニー:自己放電小・軽量・寿命長。持ち歩き・非常用に良い
アンカー:安価で大容量。非常用には微妙、ガッツリ常用向け。
100均一:公称どおりなら、コスパ最強。とみせつつ、コスパ最弱。
非常用にならない、常用するには低容量で無意味、複数あっても
自己放電のせいで管理大変。これ10個よりソニーかアンカーの奴
1個買う方がまし。
コメントありがとうございます。
そういえば私も、容量2,000mA、500円くらいのを買ったことありますが、ほとんど役に立たなかったです。
役に立たなさすぎて、買ったことすら忘れてました。
やっぱり、そこそこの容量の有名メーカー品じゃないと、ハズレが怖くて手を出しにくいですね。
リチウムイオン電池とリチウムポリマー電池では重さの差が激しいため容量が大きいが軽い物はリチウムポリマーかと思われます。
症状的に基板故障です
コメントありがとうございます。
リチウムイオンとリチウムポリマーでそんなに重さの差があるんですね。知りませんでした。
確かに、重たいADATAのは「Li-ion」の記載があります。(壊れたほうは記載なし)
基板の故障にしても、保証も受けられない商品を選んだのは大失敗でした。