「川原」専用LINEスタンプを作ってみた
2016/11/04
LINEのスタンプってありますよね。
LINEでチャット(トーク)している時に送信できるイラストです。
オリジナルのLINEスタンプを作る機会がありましたので、作ったきっかけから、リリースまで、どのような流れだったかを書いてみたいと思います。
名字が入ったLINEスタンプが存在する。
LINEスタンプには、名字をテーマにしたものが多数あります。
「伊藤、了解!」、「伊藤、遅れます」みたいな感じ。
了解した時や遅れそうなときに、伊藤さんがこのスタンプを使うと、文字を打たなくて済みますし、トークの画面が華やかになりますよね。
嫁より、
「こういうスタンプの”川原”が欲しい!作って!」
と言う指令が下り、私は即座に「了解しました!」と返事をしてしまったので、スタンプを作らなければならなくなりました。
検索してみると、「川原」ではこの手のスタンプがない模様。
「伊藤」や「田中」や「鈴木」はあっても、「川原」はないですよねえ。
市場が小さすぎます。
LINE CREATORS MARKET(ラインクリエイターズマーケット)に登録して販売する方向で
LINEスタンプを自作して販売するには「LINE CREATORS MARKET(ラインクリエイターズマーケット)」に登録しないといけません。
ここで審査を通過したスタンプのみを市場に放つことが出来るというわけです。
ちなみにクリエイターズマーケットに登録するにはLINEのアカウントが必要となります。
最初、嫁だけ使えたらいいので、画像を作ってスマホに入れて、それをスタンプとして使えないかな?と思っていました。
販売とか、そんなだいそれたことは考えていませんでした。
でも、自作の画像をスマホに入れてスタンプとして使う、と言うことは出来ない模様です。
画像ファイルとしてトークに貼り付けることは出来ますが、やっぱりスタンプとして使いたい。
仕方がないので、LINE CREATORS MARKETに登録して販売する方向で進めることにします。
LINEスタンプって儲かるの?
「川原」のスタンプが存在しない以上、全国の川原さんを相手にぼろ儲け出来る可能性があります。
単に可愛い系のスタンプを作っても、膨大な数のスタンプに埋もれて、検索して見つけてもらえる可能性はかなり低いですよね。
でも、「川原」で検索して私のスタンプしかなければ、川原さんが買ってくれる可能性は少し高くなります。
やった、これでウハウハになれる!
…なんてうまい話があるわけ無いですよね。
膨大な数のLINEスタンプが販売されていますが、そのほとんどは1個も売れてないそうです。
そりゃそうだ。
私なんてスタンプを購入するどころか、使うこともめったにないですから。
なので、売上はあまり期待していません。
仮に1個も売れなくても落ち込まないことにしています。
ウハウハになれると思って始めて、全然稼げなかった時にがっかりするのは嫌ですから!
でもボロ儲けは無理にしても、1つでも売れたらちょっと嬉しい。
売れるかな?売れないかな?
あれ。
初め売るつもりなかったのに、いつの間にか売る気満々になってる。
40個も描かないといけないの?
私はスタンプの仕組みがそもそも良く分かっていませんでした。
どうやら、40個で1セットとして販売されている模様。
私はLINEでスタンプを使ったことがほとんど無いような人間ですからね。
使ったことがあるのは、デフォルトで入っているスタンプくらいで、ダウンロードしたこともない。
スタンプ画像40個の他に、メイン画像1個、タブ画像1個の合計42個の画像が必要。
メイン画像は、LINEストアーで表示される画像で、タブ画像とはトークでスタンプを選択するとき、スタンプのセットを選ぶときに表示されるタブの画像です。
なるほど。
こんなところにタブがあることも知らなかったよ。
それにしても、40個の画像を描くのってけっこう大変。
ちょこちょこ手を付けていたら、着手から完成まで1ヶ月以上かかってしまいました。
イラスト素人だけど大丈夫?
最大の問題は「イラストなんか描いたことない」ということ。
LINEストアーに並んでいるクリエイターズスタンプ(一般人が販売できるスタンプをこう呼びます)を見てみると、どれもそつなくまとまっていて、どれもプロが描いたイラストのように見えてきます。
ここに自分の描いたスタンプが並ぶと考えただけでも噴飯ものです。
まあ、出来ない出来ないと思っていたら何も出来ないまま終わってしまうので、「どうせ下手糞なのが出来ても、絵を描くことは素人だし」と言う逃げ道を作りつつ、ガンガン行くことにします。
下書き含めてペンタブレットを使用し、フルデジタルで制作。
イラスト制作に使う道具ですが、ペンタブレットを使用してPCでフルデジタルで作業したいと思います。
ペンタブレットを使うなんて、なんだかプロのイラストレーターみたいでかっこいい!
まあ、このペンタブはたまたま持ってただけで、これで絵を描いたことは今までないんですけどね。
ペンタブで何か絵を描いてみたいと思っていたけど、今まで描く機会がなかったから調度良かった。
デジタルのメリットは、下書きを気が済むまで出来るということ。
紙に鉛筆と消しゴムでも良いんですが、リアルの消しゴムより、デジタルの消しゴムのほうが楽だと個人的に感じました。
消しすぎて紙が破れることもないし。
そのままペン入れ、着色に進めるのでお手軽です。
カエルをモチーフにした
スタンプにするキャラクターはカエルにしました。
次男がカエルが好きだから。
正確に言うと、カエルというか緑色がやたら好きなので、緑といえばカエルでしょ、と言うよくわからん理屈のもと、5秒で決定。
キャラクターデザインは私が担当しました。
適当にカエルっぽいのを書いて嫁に見せたら、OKが出たのでそれで行きます。
スタンプが出来た!
そして、ちまちまと作業をすること1ヶ月。
時々しか作業してないのでこんなに時間がかかってしまいました。
苦労の末、出来たスタンプがこちら。
まあ、微妙な出来。
何枚かは、「結構よく描けてるんじゃ?」と自分でも思うものもありますが、大半が「これは酷い」と言うレベル。
これ公開して大丈夫?もはや黒歴史?
文字を手書きで入れていたら、嫁から「字が汚い」と言われたので丸ゴシックのテキストに変えたりと、結構手間がかかっています。
これ以上こだわっていたら、いつまでたっても完成しないので、この辺で区切りをつけて完成とします。
ちなみにこのスタンプがほしいという奇特な方は、
ここから買えます。
↑宣伝。
申請から承認までの日数
スタンプの画像ができたらすぐに売ることが出来るってわけじゃなく、LINE側の審査に通過する必要があります。
調べた限りでは、審査をリクエストしてから結果が分かるまで1ヶ月位かかるそうです。
LINE CREATORS MARKETのマイページから作成した画像ファイルをアップロードし、スタンプのタイトルや説明などを入力、審査をリクエストします。
こんなところでハマるのは私だけかもしれませんが、リクエストのボタンの位置が分かりにくい。
ブラウザのウィンドを大きくしていないと隠れて見えないんですよ。
この画像の通り右上のプレビューのボタンのさらに右側にあります。
ウィンドウを大きくするか、下のスクロールバーで右にずらさないと見えません。
「リクエストのボタンがない!」と一人で騒いで、答えを探して検索していたバカがここにいますよー。
そして、7/31に審査をリクエストし、
8/5に承認されました。
審査リクエストから承認まで5日間です。
思ったより早い!
一発で審査を通過した。
仕様通りに画像を作れば、イラストのクオリティはあんまり関係ないみたい。
- ウンコとか描いたら通らない
- 著作権違反はもちろん御法度
- 煙草、酒もNGになる可能性が高そう。
- アダルトな表現もだめっぽい
このブログはグーグルアドセンスというクリック報酬型の広告を貼っていますが、アドセンス的にNGな表現とだいたい同じだと思います。
ブログで書いちゃダメなことはスタンプでもダメ!って思いながら作れば問題ないですね。
自作のスタンプも、自分で買わないといけない
自分で作ったスタンプですが、自分で使うためには、LINEストアーで購入する必要があります。
え?
タダで貰えないの?
なんか納得行かないですね。
まあ、販売開始してからこの事実に気付いたわけじゃなくて、その前から調べて知ってましたけど。
自分で作ったものを買うのも癪なので、嫁はちまちまとLINEポイントを貯めてタダでGETしようとしています。
それはそれで、なんだかなあって感じですが。
というわけで、販売開始しましたが嫁はまだこのスタンプを使っていません。
まとめ
初めてのことなので、色々余計な手間がかかったりしましたが、LINEスタンプの作成自体は結構楽しかったです。
次作るとすれば、自分が本当に使いたいスタンプを厳選して作ってみたいですね。
猫系のスタンプが多いみたいだし、ネコで作ってみようかな。
リアルネコ路線とかどうだろう?
すでにやってる人いるかな?(調べていません)