カワハラの、雑多な記録。

【作例紹介】設計図付きレゴ作品集「レゴレシピ」はLEGO力のレベルアップにも最適

      2019/05/23

レゴの作例が設計図付きで載っている書籍「レゴレシピ」を買ってみたので作例を交えて紹介したいと思います。
レゴレシピは現在3冊出ていて、値段も結構高いんですが全部買ってしまいました!

この本を最初に手にとって見た感じでは、いかにも簡単に作れそうな雰囲気ですが、実際のところは作例通りに作るのはけっこう難しいので注意が必要です。

また、レゴレシピの作品を真似して作ることでオリジナル作品を作るときの力、「LEGO力」アップにも役に立つと感じました!

レゴレシピとは?

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改めて紹介しますが、「レゴレシピ」とはレゴの書籍で、著者の作品が作成手順付きで掲載されています。
どれも100ピース未満の小さい作品となっていて、手軽に作れそうですね。

現在3種類の本が発行されていて、「いろんな車」、「いろんな動物」、「いろんな建物」とテーマが分かれています。
車、動物、建物なんかはレゴで遊んだ人であればおそらく誰でも作ったことのあるお馴染みのテーマなので、取っ付きやすいですね。

1冊に付き40種類の作例が収録されているので、作りごたえはかなりあります。

ちなみに著者ですが、「車」、「動物」と、「建物」では違う人です。
車、建物はウォーレン・エルスモア氏で、新作の「建物」はケビン・ホール氏となっています。

基本的にLEGO CLASSIC(レゴ クラシック)のパーツで作れるらしいが・・・

本の帯によると(上の写真はもう捨てた後ですが)、入手しやすいレゴクラシックのパーツで作れるそうです。

でも全く同じものを作ろうとすると、かなりたくさんのレゴを持っている人じゃないと難しいんじゃないですかね。
黄色いボックスを一つしか持ってないという場合は、全く同じものを作るのはまず無理と思ってたほうが、がっかりしないで済みます。

黄色いボックスを一つ持ってたら作例が全部作れると、中身をよく見ずに買った人が勘違いしそうで心配です。
ちなみに、私が今までレゴに費やしたお金は10万円はかるく超えています。
世の中のレゴを愛している人から見れば大した量ではないですが、一般的な感覚から見れば、結構たくさんのレゴを持っている部類かと思います。
その私でも、作例と全く同じに作れるものは一つもありませんでした。

「こんなパーツ持ってないよ」問題の対処方法

作例通りに作れないというのは、考え方次第でデメリットでもありメリットでもあると言えます。
足りないパーツは他のパーツで代用する、自分で考えて作る練習の機会を得られたと、ポジティブに捉えればいいんじゃないでしょうか。

手持ちパーツで、なんとか作例に近いものを作ろうと試行錯誤するのも楽しいものです。
とは言え、あまりにも手持ちのパーツが少ない場合はどうしようもない場合もありますが。

そういう意味では、この本はあまり子供向けではないかもしれません。

紹介されている作例の設計図はちょっと作りにくい

レゴレシピの作例の設計図は売られているレゴのセットについている組み立てマニュアルに比べると、少々作りにくいなと感じます。
具体的に言うと、マニュアルの図の、次のステップで付けるべきパーツの種類と場所がよく分からないときがあると言うことです。

しかも、一つのステップで付けるパーツが多かったり、図が小さくてよく見えなかったり、公式のマニュアルに比べると見劣りします。
公式のマニュアルが、いかに見やすくて迷いなく作れるか、改めて実感することになりました。

とは言え、これは紙面の都合が大いに影響していると思いますので、公式マニュアルと同等に比較するのはフェアじゃないですね。
公式マニュアルは一つのモデルの作り方を説明するのに、数十ページ~数百ページを割くことも可能です。
一方レゴレシピは1冊の本に40の作例を収録しているので、一つのモデルの組立説明には2~4ページ程度しか使うことが出来ないんですから。

多少の分かりにくさは想像力と勘でカバーしましょう。

作例をなぞる行為は漢字の書き取りに近いのでは?

小学生が初めて習う漢字を覚える時、たくさん書いて覚えますよね。
レゴレシピの作例をそっくり作ってみることも、この「漢字の書き取り」に近いんじゃないかと、なんとなく思いました。

漢字の学習では、たくさん書くことで「体で覚える」みたいな効果があるんだと思います。
読むだけでは分かったつもりになっていますがいざ書こうとしたときには書けません。
繰り返し書くことで「知っている」だけの知識を「使える」知識に変えていくわけです。

このレゴレシピも、眺めているだけでは「ふーん、なるほど」と分かったような気になりますが、実際には全然身についてないはずです。

そこで、レゴレシピの作例を実際に作ってみることで、レゴの組み立て方のコツを頭の引き出しにしっかりしまっておくわけです。
オリジナル作品を作っている最中、必要なときにぱっと思い出して引き出せるように。

パーツ数が少ない作例ばかりなので、組み立てのちょっとしたアイデアがすっと頭に入ってきます。
大型のセットだと、マニュアルを見ながら組み立てていても、自分が今どこを作っているのかよく分からない、ということがありませんか?
結果的に、完成した後はどうやってパーツを組み合わせて作ったのか、よく覚えてないことになります。

レゴレシピの作例は小さい分、どこを作っているか見失うことがなく、どうやって作ったのかが頭に残りやすいように思います。
この、「こうやって作ったらこういう形になる」ということを覚えているということは、オリジナルの作品を作る時の大きな武器になるんじゃないでしょうか。

レゴレシピを見て作った作品紹介

モンスタートラック

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いきなりですが、作例に使われているパーツが全然足りないです。
タイヤもないので、大きいタイヤを付けたのが功を奏して、モンスター感が俄然アップしてます。

作例とはちょっと(全然?)違いますが、これはこれでなかなかカッコイイんじゃないかと思います。

ログハウス

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「いろんな建物」よりログハウスです。
まず、木を作るためのパーツが足りません。
そのため、やけにカラフルでサイケデリックな木になってしまってます。

パーツの都合で全く同じ色では作れませんでしたが、ログハウス本体はこじんまりした感じで可愛いですね。

キャンピングカー

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嫁が作ってました。
やけに派手なカラーリングになっていて、なんとなく東南アジアで走ってそうな雰囲気が漂っています。
タイヤもちっさい!

インコ

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作例では青いインコですが、手持ちパーツの都合で大胆にカラーリングを変更し、赤インコになりました。
形はだいたい同じに出来たので満足です。

車は多少プロポーションが違ってもそれっぽく見えますが、動物の場合はちょっと胴体が長くなってしまったりしたら違和感があります。
そういう意味では、限られたパーツで作る場合は動物の方が難易度が高いような気がします。

ネコ(ウサギ)

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ネコを作ってたら、いつのまにかウサギになってしまいました!
こういうサプライズもレゴレシピの楽しみ方の一つじゃないでしょうか。

ヘビ

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6歳の息子が作ってました。
でも、こんなヒンジパーツいっぱい持ってないですよね。
ミニクーパーのドアに使われていたヒンジをたまたま持ってたから良かったようなものの。

まとめ

この「レゴレシピ」と言う本をどういうふうに利用すればいいのかまとめると、こんな感じでしょうか。

  1. 作例通りに作って楽しむ
  2. 一部改変したりして楽しむ
  3. 作例に含まれている、ちょっとしたコツやテクニックを盗む

一番大事なのは「このパーツ持ってないから作れない!」って言わないことかもしれません。
それを言っちゃうと、もうおしまいです。

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