レゴランド名古屋はレゴ好きで小さい子供連れなら充分楽しめました
2017年4月1日に満を持してオープンした名古屋の「レゴランド」。
私はまあまあLEGOが好きなので、いつか行きたい!と思っていましたが、オープンから3ヶ月ちょっと過ぎた今、やっと行ってきました。
世間では様々な悪評が流れていますが、結果的に大人の私もかなり楽しめました。
でも、悪い評判を言っている人の気持ちも分からないでもないですね。
私がレゴ好きなので大幅なレゴ補正がかかっているのと、5歳と3歳の小さい子供を連れて行ったのでより楽しめたのかもしれません。
どんな感じだったのか紹介したいと思います。
この記事の目次
USJやディズニーランドと比べてはいけない!比較対象は「おもちゃ王国」?
日本を代表するテーマパークとして東の東京ディズニーリゾート(TDR)、西のユニバーサルスタジオジャパン(USJ)があります。
レゴランドは日本の真ん中に登場したTDRやUSJと肩を並べるようなポジションのテーマパークと思われてしまいがちです。
でもこの認識からして間違いだと思います。
USJ並のテーマパークをイメージして言ってみたら「あれ?思ってたのと違う・・・」となる可能性大です。
そもそも規模からして違いますから。
こちらの図を見てください。
レゴランドとUSJを同じ縮尺の地図で比較したものです。
レゴランドちっさ!
こうして比べてみるとレゴランドは結構狭いです。
端から端まで300mくらいしかないんじゃないでしょうか。
さらに、レゴランドにあるアトラクションには大人が思う存分楽しめるようなアトラクションはあまりありません。
ジェットコースターもそんな迫力がある感じではないですし。(乗ってませんけど)
LEGOLAND®Japanは、2歳から12歳のお子様とそのご家族が1日を思いきり楽しめるテーマパークです。家族みんなで乗り物に乗ったり、レゴ®モデルに触れたり作ったりと、レゴブロックの世界観をテーマにしたインタラクティブな冒険型アトラクションがいっぱいです。
そもそものコンセプトが上のように小さい子供向けですから、大人だけで行っても「ちょっと違うな…」ってなるのは当然のこと。
若い女性2人とかで来ている人達もいましたが、彼女たちは楽しめたのか気になります。
やけにスマホで自撮りとかしてましたが、いたるところにあるレゴのオブジェはポップでおしゃれな感じのものもあったのでいわゆる「SNS映え」はするかも。
小さい子供向けのテーマパーク(遊園地?)として思いつくものに「おもちゃ王国」があります。
メリーゴーランドとかジェットコースターもありますが、最大の特徴はプラレールや木の玩具、ダイヤブロックなどのおもちゃで自由に遊べるという点。
レゴランドはUSJやTDRよりもこの「おもちゃ王国」に近いと思います。
つまり、大人だけで行ってもしょうがない、ってことです。
7日前までにチケットを買うと最大25%オフになってお得!
レゴランドが小さい子供向けのテーマパークってだけなら、あれほど悪評が噴出することもなかったはずです。
レゴランド自体は良く出来てると思います。
何が問題かというと、あの入場料の高さですよね。
通常価格はかなり高いです。
大人(13歳以上) | 6900円 |
---|---|
子供(3~12歳) | 5300円 |
大人2人、子供2人で行くと合計はUSJと同じくらいになります!
おもちゃ王国並の子供向けテーマパークがUSJと同等の価格設定とはいい度胸だなと思います。
この値段なら、「USJやTDR並に楽しめると思って行ってみたら、そんなでもなかった。」という人達にとっては「二度と行くか!」ってなって当然ですよね。
なんか、書いててだんだんレゴランドの悪口みたいになってきましたが、私は行ってよかったと本気で思っていますので。
レゴランド側も「このままではヤバイ」と思っているらしく、実質的な値下げの策を打ち出しています。
事前購入すると入場料が割引になるという仕組みが始まっています。
対象 | 通常価格(税込) | 7日前に購入(税込) | 2~6日前に購入(税込) | |
---|---|---|---|---|
ファミリー1DAYパスポート4 | 大人2人 子供2人 |
24,400円 | 18,300円 | 19,600円 |
ファミリー1DAYパスポート3 | 大人2人 子供1人 |
19,100円 | 14,700円 | 15,600円 |
1人用 1DAYパスポート | 大人1人 | 6,900円 | 6,200円 | 6,500円 |
1人用 1DAYパスポート | 子供1人 | 5,300円 | 4,700円 | 5,000円 |
こんな感じです。
私はファミリー1DAYパスポート4を利用しましたが、通常価格より6,100円もお得になりました。
正直、「それでも高い」と思ってしまいますが、まあ良いです。
私は行く日の3週間くらい前に買ってしまいましたが、「当日の天気は大丈夫かな?」と少し不安にもなりました。
週間天気予報を見ながら、7日前のぎりぎりに購入した方が安心ですね。
この事前購入割引を利用すれば、だいぶお得なのでぜひ利用してください。
こちらから購入できます。
https://www.legoland.jp/tickets/buy-tickets/
また、3回行けば元が取れる価格設定の年間パスは、近隣に住んでいる方ならアリだと思います。
当日券で入場しても、園内で差額を払うと年間パスにアップグレード出来ます。
水筒は持ち込めるけど、ペットボトルはダメ。空の水筒に殺意を覚えた。
レゴランド内の自動販売機で売られている飲み物は結構割高です。
500mlペットボトルのジュースが220円、ミネラルウォーターが200円程度で販売されています。
オープン当初は飲み物も食べ物も持ち込みができないルールでしたが、途中から飲み物は持ち込みOKに変更されました。
この暑い季節、喉が渇くたびに割高な飲み物を買ってたら結構な出費になってしまうので、この変更は助かります。
でも、水筒は持ち込んでもいいけど、ペットボトルはダメという微妙なルールでした。
入場時に一応カバンの中をチェックされますが、ちらっと見るだけなので底の方に隠しておけば普通に持ち込めそうな雰囲気でした。
我々は律儀にルールを守ってペットボトルじゃなくて水筒を持参しましたが、最終的に持っていった5本の水筒が私のリュックの中に入れられると言う事態に。
空になっても水筒って結構重いんですよね。
特に魔法瓶構造のガッチリしたやつだと重い。
空の水筒は何の役にも立ちません。
ただの体力を消耗させるおもりです。
園内は狭いとは言え暑く、子供を連れて歩き回ると結構疲れてきます。
背中にずっしりとのしかかる無駄に重い水筒にだんだん腹が立ってきました。
「無駄に疲れさせやがって、ぶっ潰してやろうか」とか思ってきましたが、潰したところで重さは変わらないので意味は無い。
なるべく軽い水筒で持って行ったほうが無難かと思います。
アトラクションは全体的に子供向け
5歳の長男と3歳の次男を連れてレゴランドに行ったわけですが、3歳の次男の身長は90cmと少し。
レゴランドのアトラクションは身長90cm以上あればだいたい乗ることが出来ます。
逆に言うと、90cm未満だと乗れるのが少なくなるので、どれに乗れてどれに乗れないのかはよく確認してから行ったほうが良いかもしれません。
レゴランドは2~12歳の子供が楽しめる設計なので、大人が本気で面白いと思えるようなアトラクションはそんなにありません。
ジェットコースターもライトな感じだし、スリルという点で言えばその辺の遊園地以下です。
でも、レゴランドならではな点は、乗り物がすべてレゴのデザインだということ。
メリーゴーランドもコーヒーカップも潜水艦も全部!
レゴ好きならこれだけでうれしいですよね。
レゴに興味がない人から見れば、「だから何?」と思うかもしれませんが、私は楽しかったです。
また、船に乗って水鉄砲で打ち合いが出来る「スプラッシュ・バトル」と室内型アトラクションでライドに乗ってレーザー銃で的を撃つ「ロスト・キングダム・アドベンチャー」は大人の私でも普通に楽しめました。
私は銃で何かを撃つと言う行為が大好きなんです。
…こう書くとやばい性格の人みたいだ。
レゴランドは混んでる?
事前に調べた限りでは、レゴランドは混んでるのか混んでないのかよく分かりませんでした。
ネットではガラガラと書いてる人が多かったですが、レゴのポテトを買うのに90分並んだ!とか言う人もいて、「どっち!?」って思いました。
日によって混み具合に極端な差があるようです。
結果的に、この日(7/15)はそんなに混んでませんでした。
むしろ空いてる。
人がいなくて寂れていると言う感じでもなく、私的には「ちょうどいい」と感じました。
アトラクションに関しても、潜水艦に乗って水中探検するという趣旨の「サブマリンアドベンチャー」が人気アトラクションと聞いていたので、「みんなが並ぶ前に乗ってしまおう!」と思って入園したら真っ先にそちらへ向かいました。
そしたら5分待ちで全然余裕。
他のアトラクションも5分待ち、10分待ちが多くほとんど並ばずにレゴランドを楽しめました。
つまり、レゴランドは混んでなかったってことですね。
一番並んだのが「ファクトリーツアー」。
これも結構人気らしく、30分も待たされました。
一番並んだと言っても30分!
USJの人気アトラクションがひどい時だと5時間待ちの時とかありますが、それに比べたら天国のようなところですね。
ファクトリーツアーはレゴランド入ってすぐのところにありますので、待ち時間が短かったらすかさず入っておいたほうが良いと思います。
記念品にレゴランド特製のレゴが一つ貰えるのでお得です。
レゴランドで売っているレゴは高い!
レゴランドでは当然レゴを売っています。
レゴランド限定の商品もあったりします。
でも、レゴランド以外でも普通に買えるレゴをここで買うのはオススメできません。
なぜなら、高いからです!
アマゾンやトイザらスで買う場合に比べて概ね1.5倍位の価格が付けられていると見ていいでしょう。
レゴの定価と言うのははっきり分かりませんが、レゴランドで売られている価格が定価なのかもしれません。
レゴランドディスカバリーセンター大阪に行った時も「高い!」と感じましたが、多分同じ値付けです。
レゴ以外にも、レゴランド限定商品もあり、レゴ好きならショップを見て回るだけでも楽しいですね。
ただ残念なのは、レゴランドに入場しないとショップにも入れないということ。
レゴランド大阪は、ランドに入場しなくてもショップで買物は出来る構造になっています。
入場はしたくないけど、買い物だけしたいと言う層もいるはずですので、ここんとこどうにかならないものですかね。
まあ個人的には兵庫県在住なのでレゴランド名古屋は結構遠く、買い物だけしに行くことはないですけど。
ちなみに入口近くにある「ビッグショップ」が一番大きいですが、レゴランド内は複数のエリアに分かれていて、エリアごとに特色のあるショップがあります。
他にもミニフィグに特化したショップ「ミニフィギュア・マーケット」、量り売り(詰め放題)で買える「ピック・ア・ブリック(Pick A Brick)」なども。
レゴランドの食べ物はどんな感じ?
オープン当初はネット上で「高い」だの「しょぼい」だのと騒がれていたレゴランド内の食事。
私はレゴランド内のレストランでの食事はせずに、売店で売ってるポテトとかホットドッグ、チキンラップを食べましたが、味、価格ともに「こんなもん」と感じました。
特に不満はありません。
特にチキンラップは結構チキンが入ってて満足しました。
チキン最高!
上の写真は全然美味しそうに撮れてませんけど、実物は美味しかったです。
USJでも屋台で売ってる食べ物は結構高いですからね。
それに比べるとレゴランドが特に高いとは感じません。
ただ、ソフトクリームは写真ではチョコのソースがかかっていたりしますが、ソースが品切れだとかで素のソフトクリームが出てきました。
ちょっとがっかり。
ランド内のレゴのオブジェとミニランド
レゴランド内にはいたるところにレゴで作られたオブジェが設置されています。
このオブジェは本物のレゴで制作されたものから、レゴをそのまま大きくしたようなものもありました(つまりレゴで作られているわけではない)。
レゴの木をそのまま大きくしたようなオブジェ。
「あ、この木持ってる」って思った。
このパーツを知らない人から見たら「?」なんでしょうね。
左のが本物のレゴで作られたもの、右がレゴ(ミニフィグ)をそのまま大きくしたやつ
芸術的な色使いのパンダ。
そしてレゴランドの目玉が、レゴで作られた巨大ジオラマ「ミニランド」。
これが圧巻の出来で、この規模のレゴのジオラマは日本で最大と思います。
いくら見ていても飽きません。
とりあえず写真を撮りまくりましたが、もっと見ていたかった。
でも他にも見どころが色々あるので、泣く泣くミニランドを後にしました。
あとでもう一回来ようと思ってましたが、ちょっと時間がなくて来られず。
閉園時間は日によって違うみたいですが、この日は18:00でした。
閉まるの早いよ。
せめて19:00までだったらもうちょっと余裕があったんですが、閉園時間が迫る後半は結構忙しかったです。
しかも、写真を取りまくろうと一眼レフを用意してたんですが、持っていくのを忘れるという痛恨のミスをしでかしてしまいました。
何やってるんだ・・・
仕方ないのでコンパクトデジカメで撮りまくりました。
さっき「大人だけで来ると微妙かも」みたいなことを書きましたが撤回します。
ミニランドは、レゴ好きな大人だったら一日見てられます。
通天閣
あべのハルカス
梅田スカイビル
神戸ポートタワー
関西から来た我々には、大阪や神戸の町並みに見入ってしまいますね。
レゴを自由に組み立てられるコーナーが複数ある
レゴランド内には、レゴを自由に組み立てられるコーナーがいくつかあります。
- ビルド・アンド・テスト
- シークレット・チャンバー・オブ・アムセトラ
- ポリス・ビルディング・エクスペリエンス
ビルド・アンド・テストは車を組み立てて坂道を走らせるというもので、子供達はレゴランドの他のどのアトラクションよりこれに食いついていました。
そんな、レゴで車作るなんて、いつも家でやってるやつじゃないかと思いましたが、やっぱりレゴは自分で作って遊んでなんぼなのかもしれませんね。
閉園間際で、最後に買い物をしたかったので、引き離すのに苦労しました。
他に「デュプロ・プレイ」ではスポンジのような柔らかい素材で出来た大きなレゴで遊べたり出来るコーナーも。
ワークショップ形式で、講師に教えて貰いながらレゴを作る、
- レゴ・クリエイティブ・ワークショップ
- ロボティック・プレイセンター
などもあります。
残念ながら大人は対象ではないんですが、3~5歳が対象の「クリエイティブ・ワークショップ」を子供達に体験させてみました。
レゴデュプロの歯車を使って、ギヤ比による回転速度の変化を学べたり、結構教育的な内容でした。
レゴが展開している「レゴスクール」と言うのが全国にありますが、そこで学べるのもこれと同じような内容なのかなと思います。
子供達が自由に遊べるプレイエリアも充実
遊園地的なアトラクションではなく、子供達が自由に遊べるプレイエリアも複数あります。
- キャスタウェイ・キャンプ
- ファラオ・リベンジ
- ザ・ワーフ
- デュプロ・プレイ
滑り台があったりして、一言で言えば「公園」みたいな感じです。
もちろんすべてレゴがモチーフのデザイン。
子供というのは、ただの公園で何時間でも遊べる妙な生き物なので、こんなところに来たら楽しくないはずがありません。
放っておけば、ライド系のアトラクションなんて乗らなくてもここだけで1日いられるんじゃないでしょうか。
いや、ほんとに近くに住んでる人は年間パス買ったら公園代わりにレゴランドを利用できるわけですよ。
ちょくちょく来てたら、すぐに元が取れるし、近くに住んでる人が羨ましいです。
まとめ
もちろん子供達はレゴランドに来て大喜びでした。
大人の私も充分に楽しかったです。
また行くかと言うと…
ちょっと遠いというのがネックですね。
もっと近かったら、年間パスの購入を真剣に検討していたと思います。