朗報か悲報か?LINEスタンプが最小8個の画像から申請可能に。写真もOK。
2016/11/04
LINEスタンプは従来40個の画像で1セットとなっていました。
スタンプを作る側に回ると、結構多くて描くのが大変です。
しかし2016年10月6日より、LINE Creators Marketの仕様が変更されて最小で1セット8画像からスタンプの制作、販売ができるようになりました。
さらに、いままで写真はだめだったのがOKになるという、これまた大きな変更も同時に実施。
これはスタンプ制作者にとって朗報となるのか、はたまた悲報となるのかを考えてみたいと思います。
この記事の目次
ある日スタンプを新規登録したとき使用が急に変わってて驚く
その時、新しく(嫁が)描いたスタンプを新規登録するため、クリエイターズマーケットのマイページから新規登録へと進んだわけですが、まず異変に気づいたのがここです。
「写真の使用」?
こんなチェック項目前はなかったような…
しかも、写真を使用することは出来ないと読んだことがあります。
その時登録しようとしていたスタンプはもちろんイラストによるものなので、当然チェック入れずに進んだわけですが、なんか仕様が変わったみたいだなと気づきました。
つづいてスタンプの画像の登録画面に移動すると、なんか少ない!
スタンプを登録する枠が8個しかない!
しかも1セットのスタンプに登録できる画像の数が選べるようになってる。
- 8個
- 16個
- 24個
- 32個
- 40個
の5種類から選べるようになっていました。
今まで一生懸命40個ずつ描いてたのに、これからは8個でも登録できると知って、微妙な脱力感を感じたものです。
でも、待て。
たった8個でスタンプを作ってしまっても良いものか。
ちょっと考えてみます。
価格は今までと同じ、最低120円から
スタンプを販売する価格は自分で選ぶことが出来、
- 120円
- 240円
- 360円
- 480円
- 600円
に設定することが出来ます。
LINEスタンプのストアを見ていても、多くのスタンプは最低価格の120円に設定しているのではないでしょうか。
「高かったら売れないかもしれない」と言う心理で、控えめな価格設定にしているわけですね。
今回の変更でスタンプの画像の数は少なく出来ますが、価格は従来と同じです。
つまり、スタンプ画像8個の場合も、一番安くて120円なわけです。
画像が減ったからといって、60円や30円で販売することは出来ません。
8個しか画像がないスタンプを買いたくなるのか?
現状で販売されているスタンプはほとんどが40個の画像がセットになっています。
仕様が変わってから、それほど日数が経っていませんからね。
多くのスタンプが40画像120円で売られている中、8画像120円で売られていたら、買う人の気持ちとしてはなんか損した気分にならないでしょうか?
似たようなスタンプが同じ値段で売られていて、一方は40画像、もう一方は8画像だった場合、お得感のある40画像のスタンプを買ってしまうかもしれませんね。
このような意味では、スタンプ画像を減らしたら少し競争力が下がってしまう可能性はあります。
ただ、40枚も画像があると、中にはちょっと手抜きだったり使いにくいスタンプだったりが混じっている可能性も高くなります。
だったら、厳選した24画像をセットにしたスタンプでも問題ないかもしれませんね。
スタンプを使う立場を考えても、40個の画像をまんべんなく使うことは少なく、結局は気に入っている10個位をよく使っている、と言うパターンも多いかと思います。
写真OKで参入者(= ライバル)が増える可能性
あと問題なのが、スタンプに写真が使えるようになった点。
絵を描くのって時間がかかりますよね。
下手したら、何日もかかってやっとスタンプ1セットが完成します。
でも、写真はすぐ撮れます。
被写体を探しながら撮影しても、1日もあれば40枚くらい余裕で撮れますよね。
もちろん、こだわり出したらいくらでも時間がかかりますけど。
スタンプ用に画像サイズを調整したり、仕上げたりするのも、一から絵を描くのに比べればかなり時間を短縮できます。
と言うことは、今まで絵を描くのが面倒でLINEスタンプ制作をしていなかった人や、絵が苦手で描けないという人も簡単に参入できるようになるということです。
現在18万個以上のクリエイターズスタンプが出回っていますが、さらに加速度的に増えることが予想できます。
ごく単純に考えると、総数が増えると自分のスタンプが売れにくくなります。
ライバル、競合が増えるということですね。
でも、現状ぼつぼつと写真スタンプが出回ってきてますが、そんなに欲しいと思えるのがないです。
写真スタンプを買う層と、イラストのスタンプを買う層は別なのかもしれません。
その場合、それほど競合となることはないかもしれませんね。
まとめ
今まで一生懸命40個の画像を描いていた身にとっては、手放しで喜ぶことは出来ないかもしれないのが、今回の仕様変更。
まあ、選択肢が増えたのは悪いことではないですけどね。