Freeplaneがバージョン1.5になってた。クローンノードが使えてさらに便利に!
2017/05/09
久々にマインドマッピングソフト「Freeplane」のネタでも書くことにする。
もう2ヶ月くらい前だが、Freeplaneが1.3から1.5にバージョンアップしていた。
何が変わったのか、チェックしてみたいと思う。
この記事の目次
バージョン1.4はどうした?
今まで入れていたバージョンは1.3.15
今回インストールしたのは1.5.15
(現在の最新版は1.5.17のようだ)
あれ?
1.4はどうした?
時々アップデートの状況はチェックしてるので、見落としたってことはないはず。
ソフトウェアのバージョンは、機能的に大きく前進したりすると、それを強調するためなのか数字が飛ぶことはよくある。
Inkscapeと言うソフトも、0.48から0.9に一気に飛んでいた。
バージョンの数字が飛んでいることに気づくと、どんな新機能が追加されたのかとワクワクしてしまうのは私だけだろうか?
0.7から1.0になったりすると、未完成のものが一応完成した、みたいな印象を受けるし、
1.6から2.0になると、マイナーチェンジじゃなくてメジャーチェンジみたいな感じである。
まあ今回は1.3から1.5と、ちょっと飛んだだけで、大きくは飛んでないけど、期待が膨らむ。
細かい修正が多いみたいだが、1.3との違いに気づいた点を紹介したいと思う。
ショートカットキーによるタブの切替が改善
Freeplaneで複数のマップを開くと、マップの上にタブが表示され、クリックするとマップの切り替えができる。
ショートカットキー「Ctrl + Tab」でもマップを切り替えられるが、タブの並び順通りに切り替えられるようになっている。
つまりこういうことだ。
上の画像ではマップ1、マップ2、マップ3と、3つのマップを開いた状態である。
現在マップ1がアクティブになっているので「Ctrl + Tab」を押すと、マップ2に、もう一度押すとマップ3に切り替わる。
Chromeなどのブラウザでも、この辺の挙動は同じである。
何を当たり前のことを、と思うかもしれないが私の知る限り、旧バージョンのFreeplaneではこの当たり前の挙動ではなかったのだ。
はっきりとは分からないが、マップを開いた順に切り替わっていたように思う。
タブの順序を入れ替えたりしたらまさにカオス状態。
「Ctrl + Tab」しても思ったマップに切り替えられなくてイライラしていた。
切り替わる順番が変になると、マップを全て閉じてからタブを並べたい順番に開き直したりしていた。
今考えると、なんて面倒なことをしていたんだろう。
しかし今回のバージョンアップで「Ctrl + Tab」を安心して使えるようになった。
新バージョンで保存したマップは旧バージョンのfreeplaneで開けない
会社PCのFreeplaneを1.3 → 1.5にバージョンアップしてDropbox上に保存し、自宅PCのFreeplane(旧バージョンの1.3)で開いたところ、ルートノード以外が全くない状態で表示された。
自分にとっては結構大事なマップだったので焦ったのだが、すぐに思い至って自宅のFreeplaneもバージョン1.5にアップしたところ、きちんと開くことが出来た。
ルートノードしかない状態で下手に保存とかしてしまったら、内容が失われていたかもしれない。
危ない危ない。
複数のPCで同じマップを開く場合は、旧バージョンのFreeplaneが混ざっていないか注意が必要だ。
子ノードの間隔を広げられる
子ノードと子ノードの間隔を広げたりして調整できる機能が追加された。
何でもかんでも広げると場所をとって見難くなるが、ここぞという時に使うと見やすくなるんじゃないだろうか。
メニュー「表示」→「ツールバー」→「プロパティパネル」をクリックしてプロパティパネルを開くと、その中に「子ノードの間隔」と言う項目があるので、そこから変更することが出来る。
フィルタが高速になった気がする
私はFreeplaneのフィルタ機能をよく使う。
1つのマップに色々メモを突っ込んで、フィルタリングして必要な情報を探すというような使い方をしているためだ。
このフィルタ機能、ノード数が数千になると抽出するのに結構時間がかかるようになっていた。
ところがバージョン1.5になって、このフィルタ機能が若干早くなったように感じるのだ。
ノード数約2万7千のマップでも、1秒くらいでフィルタリングで来てストレスのない早さである。
自宅pcのみ、ショートカットの設定が一部おかしくなる。
自宅のPCにもバージョン1.5.15のFreeplaneをインストールしたのだが、ちょっと動きが変だった。
Freeplaneはショートカットキーの割当の変更が出来るが、変更してもうまく反映されない。
メニューを開くと上の図のようにショートカットキーが表示されていて、Ctrlキーを押しながらクリックするとダイアログが出て割当を変更できる。
上の図では「F2」となっているがCtrlを押しながらクリックして開いたダイアログには「Alt + Enter」となっていると言った感じだ。
全てのショートカットが変なわけではなく、一部だけおかしい。
しかも、同じVer.1.5.15をインストールした会社PCと自宅PCのうち、自宅PCだけおかしい。
会社PCは64bitのwindows7、自宅は32bitのwindows10だが、関係あるのだろうか?
何回設定しても上手く行かず、 バージョンアップしたことを後悔し始めた時、Ver.1.5.17がリリースされていることに気付いた。
こちらならこの問題が修正されているかもしないと思い、インストールしたところ正常に動作している。
頻繁に使うショートカットだったので、なんとかなって良かった。
とうとうクローンノード機能が追加された
ノードをコピーして、メニュー「編集」→「クローンとして貼り付け」とすると、クローンを作ることが出来る。
どういう事かというと、同じ内容のノード(子ノードを含む)を同じマップの複数の場所に表示させることが出来るということ。
通所のコピー、貼り付けと違う点は、クローンの場合はどちらか一方を編集して中身を書き換えると、もう一方も同じように中身が書き換わるという点。
クローンノードには四角いマークが付くのでクローンノードだと判別できる。
解除するにはクローンノードを削除する。
この機能、Freeplaneの元になった本家のソフト「Freemind」には前から搭載されていた。
その機能を見て便利そうだなと思っていただけに今回の変更は、満を持してと言った感じである。
不覚にも、ちょっと興奮した。
でもそんなにしょっちゅう使う機能でもないな。
まとめ
クローン機能の追加が結構大きな変化だと思うが、タブ切り替えの改善や、フィルタの高速化などが地味だけどすごく便利である。
こういった細かいところが、普段の作業にじわじわと響いてくるのだ。