ドローン保険発売!ラジコンヘリとの違いと初心者向け低価格機種比較
2019/06/19
最近、ドローンって言葉をよく聞きます。
商用や個人の趣味として、じわじわと日本にも浸透しつつありますね。
東京海上日動火災保険から、7月よりドローン保険まで発売されます。
名称は「産業用無人ヘリコプター総合保険」。
5万円の掛け金で3億円までの賠償、100万円までの機体の損害をカバーするとのこと。
自動車保険の、対人対物の保証と、自分の車の修理費のための車両保険と同じ感覚ですかね。
名前に「産業用」ってあるので、もちろん個人の趣味でドローンを飛ばしている方に向けての保険ではありませんが、ドローンの活用シーンがますます広がっているということですね。
そもそもドローンとは?
ドローン、ドローンって言われるようになったのって、ここ1年位じゃないでしょうか?
数年前はほとんど聞くことのない言葉だったと思います。
ドローンってなんなのか、定義を確認しておくと、「無人航空機全般」を指す言葉のようです。
UAV(Unmanned Aerial Vehicle)と呼ばれることも。
元々、軍事用途で活用される無人機がドローンと呼ばれていまいした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E4%BA%BA%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F より引用
こんなやつです。
ちょっと見た目がエイリアンっぽいですが、こんな奴が無人で飛んできて爆弾を落としていくんんですよ。超こわいですよね。
そして、最近話題になっているドローンとは、こんなエイリアンみたいなやつではなく、ローター(プロペラ)が4枚前後あるヘリコプタータイプのものです。
ローターが複数あることから、マルチコプターとも呼ばれます。
ローターの数により
トライコプター(3枚ローター)
クァッドコプター(4枚ローター)
ヘキサコプター(6枚ローター)
オクトコプター(8枚ローター)
なんて細かく分類されるみたいです。
このドローン、何に使われているかというと、農薬の散布や、荷物の配達などいろいろ考えられますが、現状で最も注目されているのが映像分野でしょう。
http://www.gizmodo.jp/2015/03/post_16845.html より引用
ちなみに、amazonがドローンを使って配達をする、と言う映像を前に見た時は、完全にジョークだと思っていましたが、amazonはどうも本気みたいです。
最近もこんな記事が。
GIZMODO「 アマゾンが米国にしびれを切らし、カナダでドローン配達テスト中」
映像分野では、なんと言ってもドローンを使った空撮ですね。
今までクレーンやヘリコプター、小型の有人飛行機を使って撮影していたものを、ドローンを使用することで手軽に行うことが出来ます。
映画とか、ショービジネス系の撮影以外にも、橋の点検や、災害現場の状況確認など、人間が行きにくい場所等、かなり有効に活用できそうです。
youtubeでも個人がドローンで撮影した動画も多数出回っています。
ラジコンヘリとの違いは?
産業用、ホビー用のドローンも大抵はラジコンヘリと同様のコントローラーで遠隔操作します。
従来のラジコンヘリとの違いは何なんでしょうか?
結論から言うと、ドローンはラジコンヘリの一種ということになりますね。
ラジコンヘリの中でも、ローターが4枚くらいあるあの独特の形状をしたものがドローンと呼ばれています。
そもそもドローンの定義が「無人航空機全般」なので、この定義に則ると、ラジコン飛行機、ラジコンヘリ、ラジコン気球(そんなのあるのか?)なんかもドローンと言う枠の中に内包されることになります。
でもこの定義で人と話をすると、多分咬み合わないので、これを「広義のドローン」、ローター4枚程度の機体を「狭義のドローン」として、普段の会話の中で「ドローン」と言う単語が出てきた際には、「狭義のドローン」を思い浮かべればいいと思います。
初心者向けの機種は?
これだけ流行っていると、やっぱり自分でも飛ばしてみたくなります。
ということで、初心者が手を出しやすい機種を適当に選んでみました。
- モデル名
- Weekender nanoQ
- メーカー又は発売元
- ハイテック マルチプレックス ジャパン
- 価格
- 4,920円
- 全長(mm)
- 45
- 重量(g)
- 20
- 飛行時間(分)
- 6
- カメラ
- 無し
- モデル名
- Q4α
- メーカー又は発売元
- ハイテック マルチプレックス ジャパン
- 価格
- 4,800円
- 全長(mm)
- 78
- 重量(g)
- 38
- 飛行時間(分)
- ?
- カメラ
- 無し
- モデル名
- スパイダーⅡ
- メーカー又は発売元
- 童友社
- 価格
- 5,596円
- 全長(mm)
- 133
- 重量(g)
- 36.4
- 飛行時間(分)
- 6
- カメラ
- 無し
- モデル名
- X5C Explorers 4CH
- メーカー又は発売元
- Syma
- 価格
- 7,500円
- 全長(mm)
- 310
- 重量(g)
- 101
- 飛行時間(分)
- 7
- カメラ
- 有り
- モデル名
- Hubsan X4 HD
- メーカー又は発売元
- ジーフォース
- 価格
- 10,044円
- 全長(mm)
- 83
- 重量(g)
- 51
- 飛行時間(分)
- 6
- カメラ
- 有り
- モデル名
- Rolling Spider
- メーカー又は発売元
- パロット
- 価格
- 10,190円
- 全長(mm)
- 190
- 重量(g)
- 65
- 飛行時間(分)
- 8
- カメラ
- 無し
- モデル名
- ALIEN X6
- メーカー又は発売元
- ヨコヤマコーポレーション
- 価格
- 10,080円
- 全長(mm)
- 200
- 重量(g)
- 61
- 飛行時間(分)
- 6~8
- カメラ
- 有り
- モデル名
- RC EYE One Xtreme
- メーカー又は発売元
- ハイテック マルチプレックス ジャパン
- 価格
- 14,000円
- 全長(mm)
- 225
- 重量(g)
- 157
- 飛行時間(分)
- 5~7
- カメラ
- 別途カメラを取り付け可(100gまで)
Parrot Bebop Drone 1400万画素 魚眼レンズ カメラ付 クワッドコプター スカイコントローラーセット (レッド) |
- モデル名
- Bebop Drone
- メーカー又は発売元
- Parrot
- 価格
- 141,372円
- 全長(mm)
- 380
- 重量(g)
- 400
- 飛行時間(分)
- 11
- カメラ
- 1400万画素魚眼レンズ搭載!
低価格なモデルだと、5000円を切っています。
ここ数年で、1万円以下で買えるような安価なラジコンヘリがいっぱい出回っていますが、ドローンも同じように安価な機種がたくさん出ています。
機体の構造自体は単純なので、参入しやすいのかもしれません。
カメラ搭載で空撮が出来るモデルも1万円未満であります。
これくらいの価格差であれば、どうせならカメラ付きのモデルを買って、空撮を楽しみたいところではあります。
ラジコンヘリにカメラを付けて空撮、なんて一昔前ではとても手軽には出来なかったことが、ちょっとお金を出せばすぐに出来る時代になったということですね。
上の画像をクリックすると、amazonのページに飛びますので、各機種の口コミなんかを参考にして頂ければと思います。
あと、画像ではサイズ感がわかりにくいですが、nanoQなんて全長45mmととっても小さいです。
届いてから「ちっちゃ!」とびっくりする前に、サイズも確認しておいて下さい。
amazonでみたら、 一番安い機種 は3000円を切っていました。
口コミは「意外とちゃんと飛ぶ!」みたいな感じで、そこまでひどいものでもなさそう。
とりあえず飛ばしてみたいという、ライトな人はこんなのもいいかもしれませんね。
Bebop Droneは、価格も14万円以上と、とても初心者向け機種ではないですが、ホビー用としてはかなりのハイエンド機種です。
搭載したカメラにより、手元のスマートフォン、タブレットに映像を映し、自分がドローンに乗っているかのような臨場感が楽しめます。
1万円前後で買える機種のカメラは、飛行中に撮影した映像はmicroSDとかに保存し、後で見れるって感じでリアルタイムには見れません。
Bebop Droneはリアルタイムに見れるということで、ちょっと別次元の楽しみ方が出来るんじゃないでしょうか。
こんなの一度でいいから飛ばしてみたいですね。