軽い自閉症の長男が難聴かもしれない。発達障害と難聴は関連してる?
2017/07/20
4歳の長男が幼稚園の聴力検査で引っかかりました。
最初は大したことじゃないだろうと思っていましたが、なんとそれがきっかけで扁桃腺とアデノイドの切除手術を受けることに。
難聴と扁桃腺なんて関係ないように思えますが、実はあるんです。
事の顛末を時系列順に書いていきたいと思います。
ほとんど日記みたいな内容ですが、同じような状況の誰かの役に立てば幸いです。
この記事の目次
長男は軽度の発達障害(アスペルガー)がある
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まず今回のお話の前提条件として知っておいてもらいたいのは、長男には軽度の発達障害があります。
診断書などはありませんが、発達障害を専門とする医師に診てもらい、そう言われました。
発達障害にも色々ありますが、自閉症スペクトラムの中でも従来「アスペルガー症候群」と呼ばれていた症状に当てはまるようです。
普段の生活でもちょっとだけ困ることもあり、最近ですと幼稚園のクラスメイトの名前をなかなか覚えられないと言うのがあります。
入園して8ヶ月経っていますが、全員の名前は覚えていないでしょう。
他の子どもたちは、お互いの名前を全員覚えていると思われます。
かと言って長男の記憶力が悪いわけでもありません。
数日前にちょろっと言った一言なんかは、びっくりするくらい覚えていたりします。
興味が有ることはよく覚えていますが、他の子どもたちへの興味はあまりなく、それで覚えられないのかもしれません。
アスペルガーな人の特徴として、一つのことに集中すると他のことが目や耳に入らなくなると言うのがあります。
異常に集中力が高くなった状態と言えますが、このときに呼びかけても気付いてくれません。
長男の場合は主にテレビを見てるときとかですね。
ドラえもんが好きなんですが、見てるときに話しかけても基本無視されます。
幼稚園の耳の検査で所見あり
幼稚園の健康診断で耳の検査があり、これが幼稚園から貰った検査結果。
どうも、1000Hzの音の高さが右耳では40dB以上の大きさで聞こえたという意味のようです。
同様に4000Hzは45dBで聞こえたようです。
問題ないレベルの人は、1000Hzで30dB、4000Hzは25dBで聞こえるんだと思います。
この数値がどうなのか、いまいちピンとこないですが、あまり良くはない結果ということで、耳鼻科で診てもらってくださいと書かれています。
ここで私が思ったのは、本当に耳が悪くて聞こえてないのか、検査の時にぼんやりしていて聞いてなかったのか、と言うこと。
テレビ見てるときに話しかけても返事をしてくれないみたいに、他のことに気を取られて反応できなかったんじゃないだろうか?
生まれた間もない時期に聴覚スクリーニング検査は問題なかった。
長男が赤ちゃんの頃、呼びかけへの反応が小さく、耳がちゃんと聞こえているのか心配だった時期があります。
長男は予定よりも1ヶ月も早く生まれ、少し未熟だったためこの時期はほんとうに色々なことが心配でした。
そして「聴覚スクリーニング検査」なるものを受けることになったんですが、この結果は幸いなことに異常なし。
後々考えれば、この時期に呼びかけの反応が薄かったのは自閉症の症状だったのかもしれません。
家の近くの鼻咽喉科に行く(11月5日)
幼稚園の耳の検査で指摘され耳鼻咽喉科に行くときは、正直に言って長男の耳のことをそんなに心配していませんでした。
テレビを見てる時以外は、普通に会話もできるし、そんなに耳が悪い素振りもなかったし。
一応耳鼻科に行って検査して、異常なしで終わって帰るつもりでした。
嫁は「耳垢が溜まっててちょっと聞こえにくかったりするんじゃない?」と言うので私も、そうかもなーと思ったりしていました。
そしていざ耳鼻科に行ってみたら、耳垢が結構溜まってて、除去しないときちんと検査ができないとのこと。
耳垢が溜まっていたら取ってもらおうと、耳鼻科に行く前から、耳鼻科に行く前から思ってはいまはしたが、頑固にこびりついた耳垢はすぐに取れず、耳の穴に薬を入れて柔らかくしてから耳垢を取らないといけないらしいです。
その後耳の検査をすることになります。
耳に入れる薬は、透明の液体で、柔らかくするために耳垢を取る前日の朝から1日数回入れないといけないとのこと。
つまり、この日は検査できないので、また来ないといけないというわけです。
今日で全部終わらせるつもりだったのに、おもったよりも面倒なことになってきました。
数日後、耳の穴に薬を入れてその翌日に耳鼻科へ。(11月12日)
長男の耳の穴は小さくて、耳に薬を入れる時なかなかスムーズに入ってくれませんでした。
これはおそらく嫁に似たんだと思います。
嫁の耳の穴も小さくて、普通のイヤホンを使うのが難しいほどです。
耳鼻科で残った耳垢を除去してもらいましたが、今回も思ったほど取れなかったようで、もう一回薬を入れてきてほしいとのこと。
やっぱり耳の穴が小さくて、奥までちゃんと届いてなかったのかもしれません。
なにこれ、こんなに手間取るなんて聞いてなかったよ。
それで数日後、再度薬を入れて翌日病院へ。(11月14日)
この時も完全には耳垢が取れなかったようですが、なんとか鼓膜が見えるところまでは除去できたらしく、耳の検査をやっとこさ実施。
その結果なんですが、やっぱり幼稚園での検査と似たような結果となりました。
長男はやっぱり難聴かもしれない。
この近所の小さい耳鼻咽喉科から、大きい病院を紹介されました。
大きい病院の先生は、難聴など聞こえに関することが専門なのはもちろん、長男のような発達障害のことにも詳しいらしいです。
大きい病院に行くのは約半月後の12月1日。
耳が聞こえにくい事が発達障害の症状をより強調する
長男が難聴かもしれないということで、嫁がネットで色々と調べだしました。
この手のことをネットで調べると、色々知識は増えても結局どうすればいいのかよくわからないことが多いです。
でも自分の子供のこととなると気になるので調べてしまいますよね。
そこで得た知識が、耳の聞こえが悪い事で発達障害の症状がより強調される事があるというもの。
これは後ほど大きい病院に行ったときの医師にも言われた話ですが、耳の聞こえが悪いことで、聞こえる言葉が少なくなり、その結果として発達の遅れがより現れると言うことです。
発達障害がある上に、耳の聞こえまで悪いというダブルパンチ。
または、実際は発達障害ではないのに、耳の聞こえが悪いことで言葉を発するのが遅れる → 発達障害と診断されると言うケースもあるようです。
3歳児検診とかの時にはこの判断がなかなか難しいようです。
長男の耳が悪いことが関係あるかも知れないこと
余談ですが、今まで長男を見ていて、もしかしたらこれ耳が悪いことと関係あるのかもしれないと思ったことがあります。
幼稚園の行事で園児達が「パラバルーン」を披露していたときのこと。
パラバルーンとは、大きな円形の布をみんなで持って踊ったりするようなやつなんですが、パラバルーンの中にみんなで入る動作の時、長男だけが入り損ねて一人外に取り残されたことがありました。
市内の幼稚園児が全て集合する割りと大きな行事だったんですが、1000名以上の園児の中、一人パラバルーンの外に取り残される長男。
その時は「なんてどんくさいんだろう」と笑ってましたが、今考えると合図が聞こえにくく、入るのが遅れたのかもしれません。
他にも、ダンスをしていてもなんだかワンテンポ遅れて動いてますし、幼稚園のクラスメイトの名前を覚えられないのも耳が悪いからなのかもしれません。
幼稚園でも耳鼻科での検査結果から、耳が悪いのは間違いないんだろうと言うことは理解しました。。
では、その耳の悪いのは治るのか?と言うのが非常に気になって不安に。
難聴について調べていると、そうそう簡単に治るものではなさそうです。
治らなかったらどうする?
大きい病院に行った時に難聴と診断されたら「私は泣く」宣言が嫁から出るし、困った。
次の記事に続きます。
長男(4歳)のいびきが酷いと思ったら扁桃腺肥大が発覚、手術することに。