カワハラの、雑多な記録。

【チプカシ】F-84Wは薄くて軽くて案の定最高の腕時計だった!

   

G-SHOCKで有名なカシオの、非G-SHOCKな腕時計「F-84W-1」というのを買いました。
これが一言で言って「最高!」な腕時計なんです。

存在を忘れるほど腕に馴染むフィット感、極めて正確に時刻を刻み続ける基本性能の高さ、通常考えられる衝撃ではまず破損しないタフさ・・・

優れた点をいくつでも挙げられそうなほどです。
風呂に入るとき以外は寝るときも付けたままと言うほど気に入っています。

「でもお高いんでしょ?」と思いました?
なんとこの腕時計、1,000円未満で買えるんです!

チープカシオ、「チプカシ」と呼ばれるジャンルに含まれるこの腕時計の魅力を、1ヶ月間みっちり使い込んだ私がお伝えしたいと思います。

「チプカシ」とは?

「チプカシ」についての説明は不要かと思いますが一応。
カシオには「G-SHOCK」や「LINEAGE」など様々なシリーズがありますが、その中の「スタンダード」シリーズの時計をチープカシオ略して「チプカシ」と呼ぶ流れがあります。

そのまんま「安物のカシオ」と言う意味ですが、バカにしてるとかじゃなく、好意的に受け入れられています。
スタンダードシリーズにはデジタルもアナログもありますが、「チプカシ」と言えデジタルのが定番です。

チプカシ2016年頃に日本でちょっとしたブームになりました。
上のグラフは、時期ごとの検索された回数の増減が分かる「Google Trends」と言うサービスのキャプチャですが、2016年6月が最も「チプカシ」で検索されている事がわかります。

「F-84W」がだんだんかっこよく思えてくる不思議

チプカシにはかなりの種類があり、全ては把握できそうにないですが、最も有名でベーシックなモデルとして

  • F-91W
  • F-84W

があります。

機能的にはどちらも全く同じですが(中身のモジュールが同じらしい)、デザインが微妙に違っていたり。
こんな微妙な違いの2本をわざわざ製造する理由がよく分かりませんが、一応F-91Wが全世界向けのワールドモデルで、F-84Wが日本国内向け、らしいです。

F-84Wはこんな時計です。

なんというか、まあ普通の感覚で言えば「ダサイ」ですよね。
「ザ 安物の腕時計」と言った感じで、高級感は皆無。
もっと言えば、オモチャみたいです。

F-84Wは2007年発売、姉妹品の国際モデルF-91Wはなんと1991年発売とのことでどちらもかなり長い間デザインの変更なく製造販売されています。
これだけ長い期間同じデザインということに、歴史を感じてしまいますね。

しかも「チプカシ」などと呼ばれて多くの人に親しまれています。
最初ダサイと思ったデザインも、こんな事実を踏まえてしばらく使っていれば愛おしくなってきます。

それどころか、この無骨で飾りっ気がなく気負わないデザインが、むしろ「カッコいい」とすら思えてきたりします。

これを「カッコいい」と思えちゃう時点で、こいつの毒に侵されているのかもしれませんね。

ちなみにカシオ・スタンダードシリーズにはもっと普通っぽいアナログタイプや、G-SHOCKによく似た外観のもあります。

総合力でみて「最高」の腕時計

F-84Wは総合力でみて「最高」の腕時計です。
あくまで私の主観ですが。

  • コスト
  • 重量、サイズ
  • 所有する満足感

など、F-84Wの魅力はたくさんあり、控えめに言って「最高」の腕時計です。
もちろん、もっと安い時計や、もっと薄くて軽い時計は存在しますが、総合的に考えるとやっぱり最高です。

一つずつ解説したいと思います。

チプカシが最高な理由1 コストパフォーマンスが最高

チプカシが最高な理由の一つにコスパ最強ということ。
カシオと言う一流メーカーの腕時計が、1000円もしない価格で買えるんですよ。
安すぎ。

もちろん、腕時計なんてダイソーなどの100円ショップでも売っています。
安さが最優先なら、そういう選択肢もあるでしょうけど、一流メーカーの信頼性、この腕時計にまつわる様々な逸話を考慮に入れると、とんでもなくコスパが高いと言えます。

安いので傷がついたり壊れたりしても「買い換えればOK」くらいの気楽な気持ちで使えるのもありがたいです。

今まで1,2万円位の腕時計をよく使っていましたが、ちょっとした事故でガラスに傷が入ったときは少々凹みました。
F-84Wはそういうのを気にしなくて済むので、守るべきものが一つ減ったような良い気分です。

F-84Wの耐久性は?

電池寿命はパッケージにデカデカと書かれていて、7年だそうです。
でも実際はもっともつみたいで、アラームとかライトを使わなければさらに伸びそうです。

情報収集の結果、本体よりも先にウレタン製のベルトが切れて寿命が来るパターンが多いみたいです。
ヘビーに使うと2年くらいで切れる人もいるとか。

いざと言うときにはベルトだけ交換も出来ますけど、この価格なので本体ごと買い直したほうが安上がりな可能性もありますね。

G-SHOCKの耐衝撃性は不要

カシオには有名なG-SHOCKと言うシリーズがあります。
すごい耐衝撃性があって、高いところから落としても平気なのが売りなのは言うまでもありません。

でも、F-84Wもちょっと高いところから落としたくらいで壊れる気がしません。
なんせ軽いので、落下の衝撃も小さいですし。

デジタル時計なので機械的な可動部もなく、普通に使ってて衝撃で壊れる場面なんてないんじゃないでしょうか?
つまり、G-SHOCKの耐衝撃性は完全なオーバースペックと思います。
「G-SHOCKだったから壊れずに済んだ」みたいなシチュエーションって実際にあるんですかね?
G-SHOCKは無事でも、付けてる人間は死んじゃうんじゃ・・・

「丈夫な時計が欲しい」場合は別にG-SHOCKじゃなくても、F-84Wで十分です。
まあ、G-SHOCKの方が一般的に見てカッコいいのは確かですけどね。

高級腕時計よりも正確に時を刻む

単に「時間を確認する」という機能が必要なら、何十万円もする高級腕時計より正確に時を刻むF-84Wのほうが、優秀で高性能です。

というのも、高級な腕時計と言うのは機械式、つまりゼンマイを動力として内部の精密な歯車などのメカで針を動かしています。
なので、けっこう誤差が大きいんです。

単純に時刻の狂いの少なさで言えば、1000円未満で買えるF-84Wの勝ちと言って間違いないでしょう。

そもそも人は「時間の正確さ」を求めて高級腕時計を選んでるわけじゃない、と言えばそれまでですけど。

チプカシが最高な理由2 軽くて薄い!「もはや皮膚の一部」なサイズ、重量感

F-84Wを初めて腕につけた瞬間、「これ良いわ」と感じました。
ベルトをぴったりめに締めると、腕と一体化したような感覚でもはや皮膚の一部と感じます。
ほとんど装着している感じがしません。

でも一番腕にフィットする穴でベルトを締めると腕が若干蒸れるので、1段階緩めで使っています。
腕との一体感は少し落ちますが、蒸れることもなくて快適に常用出来ます。

事前に調べてたときに読んだネット記事で「ベルトがウレタン製でちょっと硬い」みたいな意見がありましたが、実際に触ってみるとそんなに硬いということもなく、ちょうど良いです。

実際、手に入れたその日からは風呂に入る時以外は常に装着しています。
もちろん寝るときも。
目が覚めたときに時間を確認するためにスマホに手を伸ばす必要はもうありません。
腕を見れば時間が分かるんですから。

本体の厚みも8.5mmと薄めなので、袖に引っかかったりしにくくて快適です。

薄さを追求した腕時計では、ケース厚3mm未満のシチズン、エコ・ドライブワンと言うのがあるみたいです。
けど価格は30万円以上しますけどね。

F-84Wは21gと軽いうえに本体、ベルトともにプラスチック製なので、PC作業時に机にぶつけたりしても問題なし。

以前使っていたカシオのステンレス製の時計(厚さ10mm)は、何かにぶつけたときの音も大きいですし、机や時計に傷が付かないかちょっと気になりました。
F-84Wと比べて厚さは1.5mmしか違わないですが、この差はけっこう大きいと感じます。

チプカシが最高な理由3 この価格で所有する満足感がある

安いので気負わず使えて、軽くて薄いのでじゃまにならない。
それだけで最高な腕時計・F-84Wですが、この価格でなんと「所有する満足感」すら感じます。

というのも、F-84Wの海外向け姉妹モデルのF-91Wは某テログループのリーダーが身につけてたことで有名だったり、庭の土に埋まってた20年前のものがキチンと動いてて、時刻も7分のずれしかなかった、とかのエピソードがわんさかとあるからです。

チプカシにはその手の逸話がたくさんあり、世界中でとんでもない数が売れていることを物語っています。

しかも、こんなただの安物の腕時計が「チプカシ」と呼ばれて一部の人たちの間でもてはやされているという現象が面白いですね。
こういうストーリーが、所有する満足感を高めてくれます。

「俺が付けてるのは安物だけど、実はすごい時計なんだぜ!」と人に自慢したくなる、そんな腕時計です。

F-84Wを一応レビューしてみる

せっかくなのでF-84Wを1ヶ月程使ってみてのレビューを書いてみます。

1ヶ月使った結論は、上にも書いたとおり「最高!」です。

F-91WとF-84Wでちょっと悩んだ

チプカシのデジタル腕時計を買おう!と思い立ったとき、どのモデルを買うかでまず悩みます。
チプカシのデジタルと言っても、けっこうな種類があるんだもの。

この手のものを選ぶとき、「最初はなるべくベーシックで鉄板なものを選ぶ」と言う謎の自分ルールがあります。
「キワモノに手を出すのは、上級者になってから」みたいな。(そんなときがいつ来るのかは不明ですが)

チプカシのデジタル腕時計の中で、ベーシックなものと言えば、

  • F-91W
  • F-84W

の2つらしいと言うことが、調べた結果わかりました。

違いは、F-91Wの方が若干大柄で、海外向けのモデルらしいです。
価格はどちらも同じく1000円未満で購入可能。
おそらくF-91Wの方が人気があり、いろいろな「伝説」に事欠かないモデルです。

しかし、ちょっとでも薄くて軽い方が良いということで、F-84Wを選択しました。
F-91Wを付けたことはないので比較はできませんが、結果的にF-84Wをすごく気に入っています。

パッケージから漂う圧倒的安物感

F-84Wはこんなパッケージに入って売られています。
点灯の棚に吊るされてる光景が目に浮かびますね。(私はアマゾンで注文しましたけど)

間違っても高級な腕時計はこういうパッケージには入っていないですよね。
価格相応と言えばそれまでですが、パッケージからも圧倒的な安物感が漂います。

どうせ捨てちゃうパッケージにコストをかけてもしょうがないので、チプカシにはこれが正解なんだと思います。

パッケージにはいろいろ書かれてますが、メーカー希望小売価格は3,500円なんですね。
実売価格は1,000円未満なので、この表示に意味あるのかな?

「日常生活用防水」
「ライト」
「オートカレンダー」

左側面には機能の説明。

右側面には

「電池寿命:約7年」
「精度:平均月差±30秒」

でも実際には月に30秒も狂うことはありません。
個体差はあると思いますが、数秒程度のズレです。

この時計はタイでつくられたんですね。

内容物は本体と取説のみ。

液晶は非常に見やすい

液晶の文字はクッキリしていて、かなり見やすいです。
安物の電卓とか、なんか文字が薄くて見にくいのあるじゃないですか。
それに比べて、F-84Wの液晶はすごく視認性が高いです。

ベルトの穴は12個。子供の細い腕にも対応可能

F-84Wのベルトには穴が12個あり、どんな太さの腕でも問題なく装着出来ると思います。
子供にも良いかもしれませんね。
F-84Wはベルトの幅も細めで本体も小ぶりなので、どちらかと言うと腕の細い人に似合うと思います。

私の場合、細い方から数えて6番目の穴でちょうどいいです。
5番目の穴だと皮膚に張り付くようなフィット感ですが、さっき書いたようにちょっと蒸れるので、6番目で常用しています。

F-84Wに搭載されている機能

  • 時計
  • アラーム
  • ストップウォッチ
  • 12時間/24時間表示切り替え
  • オートカレンダー(日と曜日表示)
  • ライト
  • 生活防水
  • 時報

時計機能があるのは当たり前ですが、アラームやストップウォッチまで搭載されていて、けっこう高機能です。
と言っても、昔ダイソーで100円のストップウォッチを買ったことがありますが、そいつの機能がF-84Wとほぼ同じだったので、たいしたことはないですが。

12時間/24時間表示切り替えもボタン一つでいつでも切替可能。
好みのスタイルで使用できます。

カレンダー機能も付いていて、時計モードのときは曜日と日が常に表示されます。
月は普段表示されていませんが、内部的には情報を持っているようです。
その証拠に、時刻合わせのときに月も設定します。
つまり4年に1度、閏年のときだけ日付を調整すればOKです。

「時報」と言うのは、12時00分とか13時00分とか、「時」が変わった瞬間に「ピッピッ」と電子音が鳴って教えてくれる機能。
けっこう音が大きく感じるので、びっくりするときも。
もちろんON/OFF出来ます。

暗闇でライト点灯時も案外見える

F-84Wにはライトが付いていますが、「バックライト」ではありません。
ライトのボタンを押すと左側からLEDで液晶が照らされます。
これがなんとも心もとない光量で、他の人のレビューでは「暗くてよく見えない」という意見が多いです。
ライトが左に付いてるので、液晶右側の秒の表示はあんまり見えないとのこと。

どんなに暗いのか気になりましたが、実際に見てみると思ったよりも明るいと感じました。
秒の表示もちゃんと読み取れます。

暗闇でも明るい表示がが欲しいなら「F-105W」というELバックライト付きのモデルもあります。

気になったらとりあえず時が買い時

1,000円もしないので、気になったらとりあえず買ってみるのもありかと思います。
アマゾンを見てみると、F-91Wは「あわせ買い対象商品」になってます。
つまり、他のものとあわせて2,000円以上買い物しないと注文できません。

「あわせ買い対象商品」って、日常の消耗品とかの低額商品に適用されるやつですよね。
そんな不毛な扱いを受けてるとこも素敵です。

私が愛用しているF-84Wはあわせ買い対象商品じゃないので普通に注文可能。
ただ、2,000円以上買わないと送料がかかっちゃうので、ついでになにか買ったほうがお得です。

では良いチプカシライフを。

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