3,000円前後の完全ワイヤレスBluetoothイヤホン比較
2018/03/04
前に3000円前後のBluetoothイヤホンの記事を書いたときは、両耳がケーブルで繋がっているタイプが多く売られていました。
2016年の半ばです。
ところが2018年初頭の現在、amazonを覗くと、3,000円前後で両耳も完全ワイヤレスのイヤホンがたくさん売られています。
3,000円だったら買ってもいいかな?と俄然興味が出てきてたので、各製品を比較してみました。
この記事の目次
完全ワイヤレスイヤホンとは?
完全ワイヤレスイヤホンとは何かを一応説明しておくと、Bluetooth接続でスマホ等に接続し、音楽を聞いたり通話したり出来るイヤホンのことです。
形状としては、昔ながらの有線イヤホンのケーブルをちょん切ったような見た目をしています。
つまり、本体は耳につける部分だけ。
しかも左右のピースもケーブルで繋がっていないので、有線イヤホンのケーブルの煩わしさから完全に解放されると言う画期的な品物です。
2016年の半ばに調べた時もBluetoothでワイヤレスなイヤホンはたくさん売っていましたが、左右がケーブルで繋がっているものがほとんどでした。
ところが現在は左右が独立した完全ワイヤレスのイヤホンが3,000円も出せば買えるようになっています。
音質的には有線のイヤホンが有利かもしれませんが、この価格でケーブルから解放されると考えると、非常に魅力的だと思いませんか?
イヤホンのケーブルが絡まってイラッとなるのは誰しも経験したことがあるはずです。
あんな思いはもう二度としなくていいというわけです。
イヤホンとスマホ等は無線で接続するわけですが、接続方式はBluetoothです。
つまり、普通のスマホならほぼ間違いなく使えます。
Bluetooth機能の付いた、ミュージックプレイヤーやPCでも使用可能。
接続距離は代替の製品で10m程度なので、出歩く時にカバンの中にスマホを入れておいても問題ないですし、スマホを机においたまま部屋の中を歩き回っても使えます。
有線のイヤホンは、3.5mmのプラグを誤って触れた時にノイズが入ったりして気を使いますが、Bluetooth 接続なのでそういうことは気にする必要もありません。
接触不良で音が聞こえにくくて、プラグを抜き差しする、みたいなこととも無縁です。
この手のイヤホンがメジャーになったのはAppleのAirPodsのおかげ
2016年12月頃に発売されたAppleのAirPods というイヤホン。
従来のイヤホンからコードを完全に取り払ったようなデザインを初めてみた時、軽い衝撃を受けました。
この手のイヤホンを最初に作ったのがAppleではではないようですが、イヤホンについて普段注目してるわけではない私にとって初めて見る形でしたので。
このタイプのイヤホンを一般層にまで認知させたのは、やはりAirPodsの影響が大きいかと思います。
とはいえ、AirPodsは17,000円と結構高額なので、欲しいとは別に思いませんでした。
iPhoneユーザーでもないし。
人間、自分が出せない(出したくない)金額の品物には興味がわかないものですね。
今は高級車とか高級腕時計とか興味ないですが、万が一お金持ちに成ってしまったら、バカスカ買っちゃうのかもしれません。
各メーカー比較
手っ取り早く違いを見るために、現在amazonで売られている3,000円前後の完全ワイヤレスなBluetoothイヤホンを一覧表にしてみました。
ブランド | 価格(円) | 重量(片側)(g) | 再生時間(h) | 備考 | amzonURL | |
---|---|---|---|---|---|---|
TSUNEO | 3,380 | 5 | 3 | – | http://amzn.to/2ESMSu2 | |
Lermom Losei | 3,999 | ? | 2月3日 | ノイズキャンセリングなし? | http://amzn.to/2sXyVFj | |
TSUNEO | 3,569 | 5.3 | 8 | 防滴 タッチボタン |
http://amzn.to/2BQesFg | |
TSUNEO | 3,680 | 6 | 8 | – | http://amzn.to/2ow2N7d | |
iWans | 3,999 | 4.5 | 3月4日 | IPx5 | http://amzn.to/2BQexJ4 | |
EmiLinx | 3,870 | 4.5 | 2月3日 | IPx5 | http://amzn.to/2BSkBB2 | |
RUIZD | 2,599 | 3 | 7 | 耳栓型ではない ノイズキャンセリングなし |
http://amzn.to/2GLzTGL | |
Donha | 2,609 | 3.5 | ? | IPx5 | http://amzn.to/2BQCkJ8 | |
PZX | 3,679 | 5.3 | ? | – | http://amzn.to/2BTtPNt | |
Totemoi | 4,199 | 5 | 4 | IPx7 | http://amzn.to/2sZeRSX | |
MEES | 2,980 | 4.5 | 3 | IP55 ケースから出すと自動でON ノイズキャンセリングなし |
http://amzn.to/2BSZoa7 |
価格はこの記事を書いた時点のものですが、amazonの価格は結構変動するので、実際にamazonでチェックしてみてください。
色々見てみて思ったのは、「どれもそんなに違わないな。」と言うこと。
どれもケースにバッテリーが搭載されていて、イヤホン本体を収納することで充電できるようになっていたり、イヤホンのボタンで再生/停止のコントロールが出来たりするのはどれも同じです。
もう、デザインが気に入ったのを買えばいいと思います。
上の表以外にもいろいろな製品がありそうですが、どれも似たような感じでキリがないのでここまでにしました。
とは言え、細かいところはちょっとずつ違うので、次の項目は一応確認してから買うといいんじゃないでしょうか。
ノイズキャンセリングの有り無し
多くはノイズキャンセリングに対応しています。
上の表の備考欄に「ノイズキャンセリングなし」と記載しているもの以外は、この機能を搭載しているっぽいです。
CVC6.0と記載されているものが多いですね。
でもこれ、調べてみると音楽を再生するときには関係ないみたいです。
この機能が発揮されるのは、通話する時。
つまりこれらのイヤホンはマイクも搭載していて、イヤホンのみならずヘッドセット的な使い方が出来るわけですね。
私の場合はこれで通話するつもりはあまりないので、正直ノイズキャンセリングの機能は必要性を感じませんでした。
音楽再生のときもノイズキャンセリングが効くならもっと魅力的です。
防水機能の有無
IPx5,IP55,IPx7などありますが、3番目の文字は防塵に関することなので、防水には直接関係ありません。
IPx5の等級は、ちょっと強めに出したホースの水をぶっ掛けても大丈夫な程度です。
日常で濡れる分にはほとんど問題ないはずです。
IPx7は水没しても大丈夫、と言う保護度合いになります。
IPx7の方がIPx5よりもより強力な防水かというと、一概にはいい切れません。
試験方法が違いますので。
どっちにしても、この保護等級が事実なら、ちょっと濡れるくらいでは問題ないはずです。
防水機能の有り無しは半々くらいなので、気になる人は気にしてみましょう。
再生時間
無線機器でやっぱり気になるのはどれくらいバッテリーが保つかですよね。
短いので2~3時間、長いので8時間らしいです。
中には書いてない製品もあります。
全てのイヤホンは付属のケースに入れることで充電出来るようになっています。
ケースにもバッテリーが仕込まれていて、あらかじめケースを充電しておくことで、不使用時にイヤホンをケースに入れると充電できます。
なるほど、よく考えられてますね。
でも、AppleのAirPodsと同じですね。
真似したんでしょうね。
ケースのバッテリーでイヤホン本体を何回充電出来るかも、製品によって差があるので一応チェックしておきましょう。
ちょっと怪しい日本語が中華感を演出
どの製品もしっかりと日本語で説明があるんですが、ひと目見て分かる「日本人が書いてない感」がすごいです。
例えば、
「この二つのbluetoothイヤホンを繋ぐことのやり方」
みたいな。
意味はちゃんと分かる。
意味は分かるけど、日本人なら多分違う言い回しをする。
イヤホン自体の品質には関係ないのでどうでもいいですが、中国系メーカーの製品にはこういうのよくありますよね。
違うブランドで(多分)同じ商品がある
上の表をよく見ると、TSUNEOとlermomと言う違うブランドのイヤホンで同じ形のを発見。
iWansとEmilinxのも同じかな?(でもケースのフックの向きが違う。)
この状況、どこかで見たような…
そう、前回の記事でも、3000円前後のbluetoothイヤホンを調べた時、同じ形のイヤホンが複数のブランドで販売されていました。
OEM的な感じだと思いますが、中華系のブランドでは良くあることだと思います。
しかも、どれが本家なのかもよく分からない。
情報が少なすぎて、どれを選んでいいのか戸惑ってしまいますね。
しかも前調べた時はQCYとかSoundPEATS,TaoTronicsと言ったブランドが幅を利かせていたようですが、この完全ワイヤレスタイプのイヤホンでは見かけません。
と思ったら、QCYはもうちょい高い6000円前後でこの手のイヤホンを販売してるっぽいです。
まとめ
私は結局、AirPodsにちょっと似ている「RUIZD」のイヤホンを買いました。
1週間ほどしか使ってないですが、値段を考えるとこれで全然OKだと感じます。
使用感のレビューはこちら
完全ワイヤレスタイプのイヤホンが気になる人は、まずは3,000円前後のを買ってみて様子をみてみてはいかがでしょうか。