カワハラの、雑多な記録。

最強の加圧式ボールペン「パワータンク」も洗濯には耐えられなかった

   

向きでも書けるし、無重力の宇宙でも使え、左手で書いてもインクが詰まりにくい、私が「最強」だと思っているUni(三菱鉛筆)のボールペン、「パワータンク(POWER TANK)」。
そのパワータンクですが、どんな環境においても無敵というわけではありませんでした…

パワータンクは洗濯しちゃダメ!

ボールペンと言う筆記具は、左手で書くとインクが出にくくなりがちです。
でも、私はパワータンクをかれこれ2年以上愛用していますが、インクが出なくなって困ったことはただの一度もありません。

なので私はパワータンクに絶対的な信頼をおいていて、「これなら最後までインクを使い切れる」と確信していました。
というか、改めて考えてみれば、2年以上使っていてまだインクを使い切ってないんですね。
パワータンクは複数本を並行して使ってるし、そんなに言うほどボールペンで紙に字を書かないですしね。

そんなある日、うかつにも作業着のポケットにパワータンクを挿したまま洗濯してしまうという事件が発生しました。

パワータンクを洗濯するとこうなる

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上の写真は分解して替芯を取り出したものですが、2本並んでいる替芯の下のほうが新品の替え芯。
今回洗濯したパワータンクはまだインクは充分に残っています。

洗濯したパワータンクは、見た目は前と変わりないです。
洗濯したおかげで、こころなしかキレイになったような気がしないでもない。
塗装が剥げているのは洗濯する前からなので関係ないです。

でも問題は洗濯したパワータンクで文字を書けるのかどうかですよね。

上向きでも宇宙空間でも書けるという加圧式ボールペンですから、ひょっとしたら何の問題もなく書けるんじゃないのか?と言う期待が頭をよぎります。
この結果は非常に気になります。

ところが・・・

記事のタイトルでも書いてるので勿体ぶる必要もないですが、結果は「かすれてしまってちゃんと書けない」となりました。

残念!

書けないことはないんですよ。
全くインクが出ないわけではなく、時々かすれると言う程度のダメージ。
手元にあるボールペンがこれだけ、と言うシチュエーションなら仕方なく使おうかと思えるレベル。

洗濯によりペン先のボールの回転に異常が起きているのかもしれません。

でも洗濯機でガンガン洗濯して脱水までして、まだこれだけ書けるというのは逆にすごいことかも。
普通のボールペンなら、インクが染み出したりするかもしれないです。
パワータンクの替芯は、加圧式のため密閉されているので、強いとか?

新しい替芯に交換すればOK

パワータンクのガワの部分である軸は無事なので、今回は替芯を交換すれば前と同じように使うことが出来ました。
パワータンクは幸いどこの文房具屋でもだいたい売ってるので替芯を買って交換しました。
替芯は100円もしません。
インクの半分は使っていたので、金銭的なダメージは50円くらいか。

ボールペンは「替芯」と「軸」で構成されてますが、プリンターの「インク」と「本体」みたいな関係に置き換えると、「軸」が本体のように思いがちですよね。
でもよく考えると、ボールペンは替芯こそが「本体」である、と言えるんじゃないでしょうか。

だって、替芯はインクとペン先のボールを備えていて、筆記するための機能の殆どを替芯が担っているんですから。

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特に、パワータンクの替芯は太くてしっかりしてるので、替芯だけで書いてもペンとして成立していると感じます。
太さ的には鉛筆とほぼ同じです。
試しに鉛筆のキャップをはめてみると、ぴったり!

パワータンクはノック式しかラインアップがないですが、キャップ式のパワータンクが必要な時はこういう手もアリかも。
携行用にコンパクトなペンが必要なときも、替芯だけ持ち歩くとか、アイデア次第で使えそうです。

カラフルなパワータンクは塗装が剥げてみすぼらしくなる

本題とは関係ないですが、私が愛用している緑とか紺色のパワータンク。
「パワータンク スマート」と言うシリーズですが、4色ほどのカラーバリエーションがあって、結構いい感じの見た目です。買った当初は。

通常の、「パワータンク スタンダード」はがっしりとした太めのグリップで、いかにも「質実剛健」と言うイメージで無骨にかんじます。
それに対してパワータンク スマートは軸も細めで、スタンダードに比べてスタイリッシュな印象。

でも使っていると、割とすぐに塗装が剥がれてきてみすぼらしくなります。
これはちょっと残念ですね。
いっそ、すべて塗装を剥がしてしまったほうが良いんじゃないだろうか。

https://www.mpuni.co.jp/products/ballpoint_pens/#oilBased

今見ると、三菱鉛筆の公式サイトから「パワータンク スマート」のページが消えていました。
廃盤になったのかな?
塗装が剥げるから。

まとめ

というわけで、パワータンクを洗濯するのはやめましょう。
まあ、そんなことは私が言うまでもなくみんな分かってますよね。

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