風呂の排水口の流れが悪い!原因と掃除方法。
2019/06/20
週に1度、風呂の掃除をしていますが、どうも最近排水口の水の流れが良くないと感じました。
ちょっと詰まり気味なのかな?と思いつつも、排水口の奥のほうなんて、触るのはもちろん、できれば見るのも避けたい領域です。
絶対にきれいな場所ではないですから。
しかし、いつまでも避けてばかりはいられません。
その禁断の領域に、踏み込んでみることにします。
するとそこは結構エゲツないことになっていました。
私がやった風呂の排水口の掃除方法を説明したいと思います。
この記事の目次
表面的にはまあまあキレイ
髪の毛が排水口に流れ込まないための、排水口のざるみたいな部品、これは毎週の掃除で洗うので、それほどひどい状態ではありません。
問題はその奥ですね。
ざるを外すと、トラップに水が溜まっています。
トラップというのは、排水管の奥から、浴室内に匂いや虫、ネズミなんかが上がってこないために水が溜まっているもので、ここがとにかく汚れます。
ざるを外して見える範囲は、たまに歯ブラシで擦ったりして汚れを落としていました。
今回も、見える範囲にヘドロのような汚れが付いていたので、適当にブラシで擦って掃除したんですが、水を流してもヘドロがトラップの水たまりに漂うだけで流れていってくれず、いつまでも残っていました。
らちがあかないので、トラップを分解して掃除をすることに。
考えてみたら、今の家に引っ越して5年近く、風呂場のトラップの分解清掃なんてしたことない事に気づきました。
どうなっているのか?と言う不安と、これから綺麗になるという期待でドキドキしながら分解すると、大変なことになっていました。
排水口のトラップを分解すると、髪の毛とヘドロがヤバイことになっていた
トラップのいつも見えている部品を外した先は、ヘドロが5mmくらいの厚さでこびり付いていました。
ヘドロって、こんな厚みまで成長するの?とびっくりしましたが、5年間掃除しなかったらこんなことになるんですね。
掃除に使っている歯ブラシでこびりついているヘドロを剥がすと、ゼリーみたいに弾力があって、ばらばらにならずにその形を保っています。
さらに歯ブラシを突っ込んで、持ち上げてみると、大量の髪の毛が絡みついて付いてきます。
排水口のざる状の部品をすり抜ける髪の毛は、そんなに多くはないと思っていましたが、5年間の間に少しずつ少しずつ溜まっていたんですね。
小さな成果でも、コツコツと積み重ねることで、大きな成果へ繋がるといういい例ですね。
いや、全然良くない。
しかも臭い。
下水道の臭いがします。
下水道に入ったことはないですが、多分こんな匂いです。
ちょっと、想像以上に汚れています。
風呂の排水口の掃除方法
今回の掃除方法は、掃除に使っている歯ブラシで擦って落とすという、単純かつ直接的な方法。
一番確実で、すぐに出来る方法です。
デメリットは、ヘドロを直接扱わないといけないので、若干気持ち悪いということ。
掃除の手順を最初から説明すると、ざる状の部品をまず外し、トラップを分解しようとしたら、L型の部品が邪魔をして分解できなかったので、これを外します。
L型の部品は、浴槽からの排水が通る経路だと思いますが、引っ張ったら外れます。
次にトラップの手前の部品を外します。
手前の部品を反時計回りに1/2回転くらい回して引っ張ったら外れます。
この部品も汚れているので先に歯ブラシである程度汚れを落としておいたほうがいいですね。
この部品を外す時が一番ドキドキします。
この奥がどれほど汚れているかが判明する瞬間ですから。
無事に分解できたら、あとは綺麗にするだけです。
ヘドロを歯ブラシで落として、髪の毛を歯ブラシに引っ掛けてすくい上げて捨てます。
とれた髪の毛とヘドロは、ビニル袋に入れて捨てることにしました。
歯ブラシを突っ込んで、髪の毛とヘドロをすくい上げてビニル袋に入れて、と何回やってもまだまだ出てきます。
どんだけ髪の毛とヘドロが詰まってるんだ。
これは流れが悪くなるはずです。
最後の方は、歯ブラシで取るのにも限界が来て、どうやっても取れない髪の毛が残りました。
どうするか。
私は決断して、手を突っ込んで直接取ることに。
しかも素手で。
ビニル手袋とか用意すればいいんですが、そんな気の利いたものは家にはなく、とにかく早く綺麗にしてしまいたかったので、素手を突っ込みました。
残っていた髪の毛は、どこかに引っ掛かっているのを頑張って引っ張って外して、残っていたヘドロはゼリーみたいな感触で、あまりの気持ち悪さにオエッとなりながら除去しました。
聞いた話によると、風呂場や台所の汚れた排水口は、トイレの便器より不潔だとか。
手に切り傷とかあったら、そこから雑菌が入り込んで大変なことになるかもしれません。
怖い怖い。
頑張ったおかげで、なんとか汚れをあらかた取り終え、これで水の流れも良くなるはずです。
どれだけ取れたかと言うと、量ってないので目分量ですが、300gぐらいはありそうです。
ビニル袋を持ち上げてみると、結構手応えのある重さです。
もっと簡単な掃除方法はないの?
今回は、素手を突っ込むというかなり力技な掃除方法で対応しましたが、もっと簡単な方法はないものか?
さすがにあんなところに毎回手を突っ込むのは、遠慮したいところです。
ぱっと思いつく方法で一番簡単なのが、やっぱりこれですかね。
パイプユニッシュ等の洗浄剤は、髪の毛やヘドロを溶かして綺麗にしてくれるという、まさに私が今回やった掃除にはドンピシャな商品。
使い方は、排水口に洗浄剤を適量流しこんで、15分後くらいに洗い流すだけ。
手も汚れないし、汚れを見る必要がないので楽ちんですね。
ほんとに髪の毛まで溶けるんですかね?
パイプユニッシュの類似品の洗浄剤は一応持ってるんですが、今回はすぐに綺麗にしたいのと、髪の毛の量が多すぎて溶かしきれないんじゃ?と思い、直接的な方法で処理しました。
溶かして流してしまうより、取り除いて燃えるゴミで捨てたほうが、下水に取っては良さそうですし。
でも週に1度、月に1度など、定期的にこういった洗浄剤を使用すれば、それほど汚れを溜めることもなく、綺麗な状態をキープできるかもしれません。
人に頼むという選択肢
この手の汚れ作業をどうしてもやりたくない!そういうあなたは「人に頼む」と言う選択肢もありかもしれません。
もちろんこんな作業を好き好んでやってくれる人はいないので、お金を払ってやってもらうということになります。
例えばこんなサービス。
日常的な掃除をやってもらえる家事代行サービスのほかに、素人が落とせないような汚れも落としてくれる本格的なハウスクリーニング「猫の手大掃除パック」もあります。
お風呂の排水口はもちろん、エアコンや洗濯機の中など普段できない掃除までしてくれるのがありがたい。
洗濯機って長く使ってると見えないところにヘドロがビッシリとこびりついて、洗濯物に付着するようになりますからね。
排水溝以上にキレイにしておきたいところです。
ハウスクリーニングに興味のある方はまずは問い合わせを。
まとめ
掃除して、しばらくは心臓がドキドキしていました。
あのヌメッとしたヘドロの感触が脳裏に焼き付いて、直接手を突っ込んだことをちょっと公開しています。
トラウマになりそうです。
こんなことにならないために、こまめに排水口のトラップの分解清掃はするべきですね。