ガラケー生産終了、愛好者の次の一手はどうする?スマホへ移行?
2019/06/19
ガラケー(従来型携帯電話)が2017年に生産終了するというニュースを先日紹介しました。
生産終了しても、しばらくは在庫の分で入手はできると思いますが、いずれはなくなります。
我々ガラケー愛好者にとっては困るんですが、現在のガラケーが入手できなくなった場合、どうすればいいのでしょうか?
現状の選択肢を踏まえて、考えてみます。
ガラケーを使っている中高年の方は、スマホを殆ど触ったことのない人もいるかと思います。
この記事では格安スマホやMVNOと言った言葉が出てきますが、スマホを知らない人にはなんの事かよく分からないと思いますので、出来るだけ分かりやすく書いていきたいと思います。
この記事の目次
まだガラケーを使っている人の理由
今やガラケーを使っている人は少数派となってしまいましたが、今もガラケーを使っている人は次のような理由ではないでしょうか。
スマホの料金が高い
大手キャリア(携帯電話会社。ドコモ、au、ソフトバンクが大手)でスマホを契約すると、月々の料金は普通5000円を超えます。
ガラケーであまり電話をしない、時々メールをする程度の使い方だと、2000円台で済みます。
プランによっては2000円を切ることもできるでしょう。
未だにガラケーを使っている人は、この料金の高さがネックになっている人が多いと思います。
使うかどうか分からないスマホに、月々高いお金を払ってもいいものか?と考えるわけですね。
ガラケーが好き
スマホのタッチパネルじゃなくて、ガラケーの物理的なキースイッチの操作性が好きな人もいます。
ガラケーで、通話がメインの使い方の場合、スマホで電話をかけるよりも早いです。
1キーで着信履歴を呼び出せ、通話ボタンを押せばつながるので、最短で2回キーを押せば電話ができます。
スマホでは、とてもこうは行かないですよね。
スマホに使いたい機能がない
スマホは各種の便利なアプリが使えることが最大の魅力でありますが、こんなアプリに全く魅力を感じない場合、スマホを使う意味が一気に薄れてしまいます。
アプリの他に、インターネット閲覧もスマホでする人が多くなっていますが、いつでもパソコンがそばにあると言う人は、わざわざスマホを使う必要がないですよね。
なにかと忙しくて、スマホをいじるひまがない人も、スマホの必要性が低いです。
このような人たちは、スマホがあっても別に困らないけど、使わないスマホに高い料金を払うのが馬鹿らしいのでガラケーのままと言った感じでしょうか。
もし今、ガラケーが手に入らなくなったらどうする?
ガラケーが完全に姿を消すのは数年後なので、その時の状況は分かりません。
仮に今、ガラケーが入手出来ないとして、どのような選択肢があるでしょうか。
- 大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のスマホを使う
- ガラホを使う
- Y!mobile(ワイモバイル)のスマホを使う
- 格安スマホを使う
- MVNO(仮想移動体通信事業者)で格安SIMカードを契約し、端末を自前で準備して使う
ざっと選択肢をあげましたが、上のほうが簡単ですが、料金が高く、下のほうが若干面倒又は難易度が高くなりますが、料金は安くなります。
ガラケーの折りたたみの形状に非常にこだわりがある等の場合、ガラホを使う以外の選択肢はなく、そうじゃない場合はやはり、スマホへの移行は避けられない事態となっています。
一つずつ詳しく見てみましょう。
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のスマホを使う
これはもう、説明不要だと思います。
スマホを使っている人も、ほとんどの人がこうしているでしょう。
今、ガラケーを使っているあなたがすることは、使っているガラケーはドコモ、au、ソフトバンクのいずれかの携帯電話会社のものだと思いますが、その店舗に直接出向いてスマホに機種変更するだけです。
分からないことがあれば、店員に尋ねたら懇切丁寧に教えてくれます。
一番簡単で安心の方法ですが、その親切なサービスの分も当然料金に含まれることになるので、月々の料金も一番高いです。
キャリアも、ガラケー終了の裏には、料金の高いスマホに移行して貰いたいと言う思惑があるんでしょう。
その思惑にまんまと乗せられてしまうのも、なんかしゃくだと思う私はひねくれているんでしょうか。
ガラホを使う
ガラケーが生産終了と言われていますが、今の独自のOSを積んだ携帯電話が終了するということで、代わりにAndroid OSが搭載された携帯電話は継続的に販売されると思われます。
OSとかAndroidとか、何のことか分からない人もいると思うので簡単に説明すると、折りたたみタイプが主流のガラケーですが、形はこのままで、中身(OS,基本ソフト)が変わると思って頂ければよいです。
Android(アンドロイド)と言うのはスマホの中身です。
つまり、見た目は折りたたみのガラケーと同じですが、中身がスマホになるんですね。
現在、このような携帯電話がauからすでに発売されていて「ガラホ」などと呼ばれています。
ドコモやソフトバンクからも、このようなガラホが発売されることになるんでしょう。
実際に触ったことはないですが、ガラケーと同じような感覚で使えるのではないかと思います。
しかし問題は、月々の使用料金が、ガラケーよりも高くなると言うことです。
中身はスマホですから、スマホ並みの料金となります。
auは現在、ガラホの利用料がスマホの料金から1000円引きになっていますが、それでも高いです。
はっきり言って、現時点では特殊で珍しいタイプの携帯電話なので、あまりおすすめは出来ません。
これを使うくらいなら、素直にスマホを使ったほうが良いと思います。
Y!mobile(ワイモバイル)のスマホを使う
契約の手軽さと、料金のやすさのバランスを考えると、私はY!mobileが一番おすすめです。
一ヶ月間に使用できるデータ通信容量が一番少ない1GBの「スマホプランS」だと、月額2980円で使用できます。
ただ、これは端末(スマホ)代が別で、例えばNexus5という機種を24回払いする場合、月々3758円(税込み)で使えます。
分割払いが終わった2年後移行は2980円、税込みで3218円で使えます。
しかもY!mobileの特徴は、一回10分以内の電話が月に300回まで無料となります。
電話を自分からかける機会の多い人はかなりお得ではないでしょうか。
注意点を幾つか。
ドコモ等で無料の家族通話を利用していて、自分からも家族に頻繁にかけるし、家族も自分に頻繁にかける場合、家族の通話料が増えるので、そのへんはよく考える必要があります。
ガラケーのおサイフケータイなどを利用している場合、使えなくなります。
当然、キャリアから与えられたメールアドレス(@docomo.ne.jp等)は使えなくなります。
Y!mobileはdocomo,au,ソフトバンクみたいに実際の店舗が多数ありますので、直接出向いて簡単に契約できます。
インターネットからの契約もできます。
Y!mobileへの申し込みはこちらからできます。
Y!mobileオンラインストア
格安スマホを使う又はMVNO(仮想移動体通信事業者)で格安SIMカードを契約し、端末を自前で準備して使う
格安スマホと、MVNOの格安SIMですが、MVNOから説明したほうが分かりやすいので、こちらから説明します。
MVNO(仮想移動体通信事業者)の格安SIMとは?
MVNO(仮想移動体通信事業者)は自前で通信回線を持っていない業者で、大手キャリアの回線(ドコモが多い)を借りて運営しています。
ガラケーもスマホも、本体の中にSIMカードという小さい部品が入っていますが、このSIMカードに通信事業者との契約の情報が記録されています。
MVNOは大手キャリアに借りた回線を使い、私達利用者には、MVNOが発行したSIMカードが手元に届くので、スマホに入れて使います。
実際に利用しているのはドコモの電話回線ですが、契約はMVNOとしていて、料金もMVNOに支払うといった形になります。
MVNOのメリットは、大手キャリアが行っていない、より細かいニーズに対応したプランを出せるということです。
音声通話は不要なので、データ通信のみで安く使いたい。
通信速度がちょっと遅くてもいいから、安く使いたい。
月々の通信量は少なくていいので、安く使いたい。
こういったニーズに答えてくれます。
デメリットとしては、
自分で端末(スマホ)を用意しないといけない。
スマホを回線に接続する設定を自分でしないといけない。
実際の店舗がない業者が多いので、サポートが不安。
などですかね。
特に自分でスマホを準備しないといけないってのが、詳しくない人にはハードルが高いように思います。
ネットで探せば、ほとんど未使用の中古品なんかがいくらでも出回っていますが、どれを選ぶかってのでまず悩みます。
買ってみたけど、格安SIMがその端末に対応していないとなると、ちょっと笑えませんよね。
SIMカードには数種類のサイズが有り、これを間違えると物理的にスマホに入れることも出来ません。
MVNOは本当に種類がたくさんあって、どれだけ数多くの企業が参入しているか私もはっきりと把握できていません。
OCNやぷらら等のインターネットプロバイダ、楽天やDMM等のIT系企業、ビックカメラやPC DEPOTなどの家電量販店、イオンなどの量販店まで、業種を問わずサービスを展開していて、さながら戦国時代のような有り様です。
その中で私の独断と偏見で選んだおすすめのサービスがこれです。
DMMモバイル通話SIMプラン 月額1260円
とにかく安いです。業界最安ではないでしょうか。
無料通話はなく、30秒毎に20円かかるので、あまり電話はかけない人におすすめです。
Y!mobile同様、おサイフケータイを利用している人は、使えなくなるので注意が必要です。
キャリアから与えられたメールアドレス(@docomo.ne.jp等)も使えなくなります。
申し込みはこちらからできます。
↓↓↓
DMMモバイル
DMMはネットからの注文となります。
ネットでの注文がなんか不安、出来ないという人はイオンやビックカメラのSIMがあります。
店頭で契約、購入が出来ます。
また、ほとんどの格安SIMは初期費用として3000円程必要となります。
格安スマホとは?
格安スマホとは、上記のMVNOが、SIMカードと端末(スマホ)をセットにして販売しているものです。
格安SIMに対する最大のメリットは、自分でスマホを用意する必要がないことです。
SIMカードとスマホは動作が確認されたものですし、SIMのサイズを間違えるなんてミスもありません。
MVNOの格安SIMにスマホ本体をセットにしただけなので、料金プランとしては基本的に同じで、これに端末料金が余分にかかります。
個人的なおすすめはこれです。、先ほどのMVNOと同じでDMMです。
DMMモバイル通話SIMプラン 月額1260円
これにDMMモバイルで一番安いAscend G620Sという端末を選択した場合、端末を24回払いすると、月々999円なので、合計で2259円で通話ができるスマートフォンが持てます。
もちろん、端末代を払い終えた2年後からは月々1260円となります。
申し込みはこちらからできます。。
↓↓↓
DMMモバイル
実際に店舗に出向いて買いたい方は、パソコンパーツなんかのお店 PC DEPOTや量販店のイオンでも格安スマホを販売しています。
また格安スマホは、ほとんどの格安SIMと同様に初期費用として3000円程必要となります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
格安スマホの低価格化はここまで来ています。
ガラケーをキャリアで契約するよりも安い値段でスマホを持つことも出来ますね。
ただ、やはりMVNOの格安SIMカードは、詳しくない人にとっては設定を難しく感じたりするかもしれません。
例えば、あまりこういうことに詳しくない自分の親なんかに勧めるとすれば、Y!mobileあたりでしょうね。
お金に余裕があるなら、もちろんドコモやau、ソフトバンクのスマホにしておくのが無難です。
今回の記事は、いろいろ調べながら書きましたが、DMMの格安スマホは自分が思っていたよりも安くてびっくりしました。
今のガラケーと同じ位の値段で持つことができるので、これでいいんじゃないかと思えてきました。
前回の記事で、「意地でもガラケーを使い続けてやろうか」などと書きましたが、すでに揺らぎ始めています。