ミューズ ノータッチ泡ハンドソープを修理してみる(でも失敗)
2023/03/03
非接触でハンドソープが使える超絶便利な「ミューズ ノータッチ泡ハンドソープ」というディスペンサーがあるんですが、1年くらい使ったら壊れました。
保証期間外なので修理を試みてみた記録です。
分解にやたら手こずったのに、結局直りませんでしたけどね。
ドラえもんデザインはもう売ってない
家にあるのはドラえもんのデザインがかわいいノータッチ泡ハンドソープ。
長男がドラえもん好きなので、嫁が買ったやつです。
「すごい!未来の道具だ!」とみんな喜んで使ってたんですが、壊れました。
普通に新品を買ったら1300円くらいですが、このドラえもんのデザインは限定だったみたいで、もう手に入りません。
保証期間は1年間ですが、買ったのがちょうど1年ちょい前なので、過ぎちゃってます。
じゃあ修理しよう、と自然な流れでなりますよね。
症状
壊れたと言っても完全に動かないわけではなく、一応泡は出ます。
でもなんか動作が変です。
動作を詳しく書き下してみるとこうです。
- 手をかざす
- モーター音が聞こえる
- 泡がちょっと出る
- 泡が止まる
- 泡がちょっと出てモーター音が止まる
- センサー部の赤色LEDが点滅してしばらく使えなくなる
2~5まで途切れることなく音がしていて、内部でモーターが動いている感じがしますが、最初と最後しかでません。
それだけならまだしも、1回使うと赤色LEDが点滅してしばらく使えないので非常に困ります。
さあ、果たして修理はできるのでしょうか?
(何度も言いますが、結局直りませんでした)
上部を外すのがやたらと大変
底の蓋を外すと電池が入ってますが、そこにネジが4本見えます。
分解方法がわからない状態だと、まっさきにこの4本を外したくなりますよね?
でもここを外しても完全には分解することができません。
本体上側の下の画像の位置にネジが隠されています。
ハンドソープのボトルを引っ掛けるフックの部品の裏にネジがあり、上の画像はその位置にドリルとカッターナイフで穴を開けています。
この部品を外すには裏側のツメを外す必要がありますが、工具を入れるスペースがないので、不可能と思います。
そもそも分解を想定していない構造なので、全く傷をつけずに分解するのはかなり難しそうです。
上部を外すとハンドソープが吐出されるパイプ等が顕になります。
次の画像はパイプなどの部品を外した後。
次の画像は外したパイプ類。
このパイプが詰まったりしてハンドソープが出なくなる場合もあり、洗浄することにより改善することもあるようです。
ゴムチューブはハンドソープを泡立たせる空気が通るところらしく、泡にならず液のまま出る不具合の場合はこの辺も疑ってみるといいみたいです。
でも私のはここが故障の原因ではないようでした。
位置検出用のマイクロスイッチが不良
底の4本のネジを外すとギヤとモーターが入ってます。
モーターでギヤを回し、その動きでポンプをプッシュして泡を出す構造っぽいですが、カムでマイクロスイッチを押すことにより現在位置を検出してると思います。
今回の故障内容をおさらいしてみると、次のように動作していました。
- 手をかざす
- モーター音が聞こえる
- 泡がちょっと出る
- 泡が止まる
- 泡がちょっと出てモーター音が止まる
- センサー部の赤色LEDが点滅してしばらく使えなくなる
モーター音が鳴り始めてはじめと終わりに泡が出るということは、ポンプを押す位置の検出がうまくできてない可能性があります。
となると、このマイクロスイッチが怪しいですが、ピンセットでマイクロスイッチを押してみてもクリック音がしません。
全部がそうなのか知りませんが、だいたいのマイクロスイッチは押すと「カチッ」っと音がします。
テスターで当たってみても、どうもマイクロスイッチが壊れているんじゃないかと思います。
マイクロスイッチの故障により、モーターが止まるべき位置を検出出来なくなり、 おかしな動作になったと予想します。
マイクロスイッチを交換したら直る?
マイクロスイッチを交換したら直るかもしれませんが、マイクロスイッチにはメーカー、型番ともに書かれてなくて不明。
少なくとも外形寸法が全く同じじゃないと所定の位置に収まりそうにありません。
本気出して探せば特定はできるかもしれませんが、個人で入手できるかどうかは分かりません。
マイクロスイッチが入手出来たとしても、はんだ付けの道具とスキルは必要になります。
なので面倒くさくなって修理はここでおしまいにします。
まとめ
修理は断念しましたが、そもそもノータッチでハンドソープを使うことに私がそこまで魅力を感じてなかったというのもあります。
手をかざしてもセンサーが反応しなくてイラッとし、手をかざして出てくるまでのタイムラグにイラッとし、「えーい、ポンプを手でプッシュしたほうが早いわ!」と思うことが何度かありましたので。
でも死ぬほど手が汚れてる時とか、ポンプを触りたくない場合もありますので、私みたいにせっかちじゃない人にはおすすめです。