4歳の長男が軽い自閉症スペクトラムと診断された件
2019/06/11
長男(4歳)が今幼稚園に通っているんですが、発達障害の自閉症スペクトラムです。
自閉症スペクトラムと診断されたのは、実は4ヶ月程前だったんですが、この4月から幼稚園に通いだし、自閉症スペクトラムによる問題が若干見え隠れしてきました。
症状は軽いもので、一見して通常の子どもとの違いは分からないと思います。
でも、自閉症スペクトラム特有のこだわりの強さが出てきて、細かいことが気になり、他の子に着いていけないと言うことも。
このあたりのことを今回は書きたいと思います。
この記事の目次
自閉症スペクトラム障害とは?
自閉症は聞いたことあると思いますけど、「自閉症スペクトラム(ASD)」と言うのは知らない人も多いんじゃないでしょうか。
私も、診断してもらった医師に聞いて初めて知った言葉です。
自閉症の中にも種類があり、次のものがあります。
- 知的障害のある自閉症(カナー症候群)
- 知的障害のない自閉症(アスペルガー症候群)
さらに、知能指数や自閉度の程度によって、その症状は一人一人違います。
それらをひっくるめたものを「自閉症スペクトラム」と言うそうです。
ドクターによると長男は、「アスペルガー症候群よりの軽い自閉症スペクトラム」だそうです。
自閉症スペクトラムの特徴
自閉症スペクトラムは主に次の3つの特徴があります。
- 対人関係の形成が難しい「社会性の障害」
- ことばの発達に遅れがある「言語コミュニケーションの障害」
- 想像力や柔軟性が乏しく、変化を嫌う「想像力の障害」
これらの症状が見られた場合「自閉症スペクトラム」と診断されます。
対人関係の形成が難しい「社会性の障害」
自閉症スペクトラムの人は、対人関係の形成が難しいことが良くあります。
- 人と一緒にいるよりも一人を好む。
- 対人交流において受け身な態度になる
- 人の気持ちにあまり配慮できない
- 空気が読めない
- 他の人の視点で状況や気持ちを考えることが出来ない
このような特徴がありますが、自閉症スペクトラムだからと言って全ての項目が当てはまるとは限りません。
長男の場合は、確かに他の子供がいても、一人でおもちゃで遊んだりすることのほうが多いです。
また、幼稚園に通いだして1ヶ月以上経ちますが、他の園児の名前を全然覚えていません。
多分、他の子にそれほど興味が無いんだと思います。
そして、人見知りを全くしません。
これくらいの小さい子供でも、知らない人に普通に話しかけたりなかなかしないと思いますが、長男は何のためらいもなく話しかけます。
人見知りするよりは良いと思いますが、人との距離感の測り方がいまいち分かってないのかもしれません。
自閉症スペクトラムの中でも、人見知りが激しい子と全く人見知りしない子がいるそうです。
ことばの発達に遅れがある「言語コミュニケーションの障害」
言語コミュニケーションの障害、具体的には言葉を発するのが遅い、言葉の遅れがあります。
言葉は送れていなくても、言葉の使い方がちょっと変わっていたり、ということも。
– 言葉の抑揚が通常とはちょっと違う
– オウム返しが多い
– 言葉で指示された内容を理解できない
– 会話が噛み合わない
– 敬語が不自然である
また、言葉以外の身振り手振りや指差しが理解できない、等の非言語コミュニケーションに特徴がある場合もあります。
うちの長男の場合、言語の遅れがはっきりとありました。
初めての子育てだったので、「ちょっと遅いけどこんなもんかな?」くらいに思ってましたが、ちょうど2歳半の時のメモが見つかったので掲載します。
今のところ喋れる文章「タオル、ない」
等、「○○ない」くらい。他は単語と歌で表現する。
言える単語
アンパンマン(前まであんまんだったが、最近言えるようになった)
しんかんせん
たおる
ばあば
ふぁーふぁ(お母さんと言っているみたい)
あん(お茶とか牛乳とか色々なことに対応する言葉らしい)
パトカー
等
これだけ?
喋れてなさすぎでびっくりした。
今、次男が2歳半くらいですが、かなり色んな事をしゃべります。
普通に文章を組み立てています。
明日公園に行こうと約束してたら、次の朝に、
「朝になったから公園に行こう」
とか。
私が仕事から帰ってきたら
「お父さん、夜だから帰ってきた」
とか。
歩くの疲れたら、
「足が痛くて歩けない」
とか。
これが普通なんでしょうね。
また、長男は滑舌もあまりよくなく、トレーニングが必要でした。
想像力や柔軟性が乏しく、変化を嫌う「想像力の障害」
自閉症スペクトラムの人は、変化を嫌うことが良くあります。
いつも一緒じゃなきゃ嫌、と言うことです。
これによって人からは「こだわりが強い」と捉えられることがあります。
長男の場合、最近あった出来事ですが
幼稚園へ登園するとき、保護者が順番に当番制で付き添うんですが、長男は道路の白線の上を歩いていたそうです。
(車道と歩道の区別がない道路で、道路の端に白線が引いています。)
付き添っていた保護者の方が「危ないから白線の内側を歩いてね」と言ったら、それが嫌だったみたいで泣きだして大騒ぎだったらしいです。
これは、我々夫婦が「白線の上だったらそんなに危なくないか」と思って、長男には、
「(道路の真ん中を歩くくらいなら)白線の上を歩くように」と言っていたからです。
今までは白線の上を歩いてもOKだったのに、白線の内側を歩くという突然のルール変更に対応できなかった、ということだと思います。
他人から見れば「白線の上を歩きたい」と言う変なこだわりに見えますよね。
でも本質は、今までとやり方が変わるのが嫌と言うことでしょう。
その他の特徴 知覚過敏・鈍麻
他に知覚が過敏、又は鈍麻(鈍い)と言う特徴もあります。
どういうことかというと、人間の五感、
- 視覚
- 聴覚
- 触覚
- 嗅覚
- 味覚
が非常に敏感、又は鈍い場合があります。
全部が敏感だったりするわけではなく、触覚だけが非常に敏感で他は普通、みたいなに人によって全然違います。
長男の場合、1,2歳の時外に出ると眩しそうに目を細める事が良くありました。
今になって思えば、自閉症スペクトラムの影響で通常より眩しく感じていたのかもしれません。
現在はそんなに目を細めたりしていないので、詳細は分かりませんが。
音にも結構敏感です。
幼稚園の入園式で、年長の子が歌を歌ってくれたんですが、うるさいとばかりに両手で耳を塞いでいました。
そこは、耳をふさぐ場面じゃないだろ!と思いながらも保護者席から見ているしかなかったんですが。
触覚も、敏感かも知れないと思うことも。
嫁が寝間着にパイル地みたいなズボンを履くんですが、その手触りをすごい気に入ってます。
嫁が着てても「ふわふわー」とかいいながら触ってます。
そんなに言うほどふわふわでもないぞ?
脱いでその辺に置いてたら、手にとって顔にスリスリ。
これ、私がやったたら相当気持ち悪いですね。ただの変態だ。
4歳児がやってるから、微笑ましい気持ちで見ていられますが。
寒さにも弱い。
風呂あがりに体を拭いて脱衣所に出ると、いつも「さむーい」と言ってしゃがみ込みます。
いや、そんなに言うほど寒くないから。
次男は全然平然としてるんですけどね。
あと、長時間ずっと座っているのも苦手です。
どうも、お尻と椅子との接触具合が気になってもぞもぞしてしまうらしいです。
触覚が過敏というのと関係があると思います。
自閉症スペクトラムは障害なのか。自閉症スペクトラムとそうじゃない人の境界はどこ?
「自閉症スペクトラム障害」という言い方もありますが、障害かどうかは、その特徴が生活する上で問題になるかどうかで決まります。
例えば、自閉症スペクトラムの人は、人とのコミュニケーションを苦手とする特徴がありますが、その人なりに周囲と上手くやっていけているのであれば、それは障害じゃありません。
自閉症スペクトラムだけど、健常者に限りなく近い人もいて、その境目ははっきりとはしていません。
そういう人は、診断する医師によっては自閉症スペクトラムと診断されたり、されなかったりするかもしれません。
子供の頃は自閉症スペクトラムの症状が強く出て、生活しづらく感じていても、大人になるに連れて症状が穏やかになって、自閉症スペクトラムだったとは周囲からは分からなくなる人もいます。
自閉症スペクトラムと言っても、ちゃんと学習して成長することが出来ます。
症状の重さによりますが、人と接するうちに学習して、コミュニケーションに特に問題が無くなることも充分考えられます。
また、アスペルガー症候群は知能の遅れがないため、本人ですら自閉症スペクトラムと気づいていないケースも多々あると思います。
なんか自分は対人関係がうまくいかない、と思っていたら実は自閉症スペクトラムだった、なんてこともあるはず。
自閉症スペクトラムも、その人の個性の一つだと思っています。
「自閉症スペクトラム」なんて名前がついてるので、なんか障害や病気みたいなイメージがありますが、平たく言えば「対人関係が苦手で、こだわりが強い、そういう性格の人」と言うことじゃないですかね。
今の社会はたまたま、そういう性格の人が生きづらい構造になっているため、障害になる場合がある、と言うだけで。
もし、社交的で対人関係の形成が得意な人が生きづらい社会になれば(そんな世の中は考えにくいですが)、そういう性格の人にも症状名がついて、障害と言われるかもしれません。
長男の生まれてから現在まで。自閉症スペクトラムと関連しそうな長男の特徴
思えば、長男は生まれた時から、いや生まれる前から色々ありました。
自閉症スペクトラムとは関係ないこともあると思いますが、色々あったことを書き出してみます。
生まれる前
- 嫁の子宮の形が普通とちょっと違う事が判明。
- 自然分娩が難しく、この時点で帝王切開となることが決定。
生まれた時
- 2011年12月、出産予定日より1ヶ月早くに破水して緊急で帝王切開にて生まれる。
- 出産時の体重2498gで未熟児としてNICU(新生児集中治療室)に入ることに
- 顔の特徴から、22q11.2欠失症候群(キャッチ22)の疑いがあると言われる。
- 検査の結果、22q11.2欠失症候群ではないと判明してほっとする。
- 心臓に小さな穴が開いていた(心室中隔欠損)。でもすぐに塞がった。
- しばらくNICUで保育器に入っていたが、いつも首を右向きにしていた。
- 左に向けても、わざわざ右を向くので、後頭部の右側が平らになる。
- 2、3歳位まで頭の形が歪で気になったが、今はそんなに気にならない。
- 結局退院するまで3週間くらいかかった。
1歳までのこと
- あまり笑わない。
- 2ヶ月位でお宮参りの写真を撮ったが、まだあまり笑顔を出さなかったと思う
- 4ヶ月くらいでやっと笑うようになる
- 声をかけてもあまり反応しないので、耳が聞こえてないんじゃないか?と思うが、聞こえてた。
- 反応が薄いので、目も見えてないんじゃないか?と思ったけど、見えてた。
- ハイハイをしだしたかと思うと、なぜか後ろ向きに進む。
1~3歳
- 1歳1ヶ月 歯が生えてきた。立てるようになる。
- 1歳2ヶ月で階段を登れるようになった
- 一歳半検診で、言葉が少ないと指摘される。
- 人見知りしない
- やけに慎重で、階段を後ろ向きで手を付きながら降りる。(次男は最初から前向きで普通に降りてた)
- ちょっとした段差も、ジャンプしたりせずにそーっと降りる
- 外に出たら、よく眩しがっていた
- 逆まつげで目やにが毎朝いっぱい出ていた。
- 2歳の時、市の指定障害児相談支援事業施設「たんぽぽ」に通う。週1回くらいで、みんなで歌ったり踊ったり。
- この施設に行くのは、それなりに楽しんでいたみたい。
- 2歳半で、先ほど書いたようにかろうじて2語分が言える程度。言葉も少ない。
- 犬を全然怖がらない。吠えられても平気。
- チョウチョを素手で捕まえていた。虫も平気。
3~4歳
- 音に敏感。うるさい音がすると耳をふさぐ時がある。
- 寒いのが苦手。風呂あがりとかいつも「寒い」って言う
- 2015年4月より1年間市の児童発達支援事業の施設「カルミア」に通い始める。
- カルミアは、2歳の時に通っていた「たんぽぽ」よりは大きい子向けで、歌ったり踊ったり工作したりする。週1回。幼稚園に行く前に、集団に慣れさせるみたいな意味が強い感じ。
- カルミアでは、月1回位言語聴覚士(ST)の指導を受けることが出来、発音などのトレーニングをした
- この施設では、みんなが踊っていても長男は頑なに歌ったり踊ったりしなかった。
- でも、家に帰ったら歌ったりする。みんなといっしょにするのが恥ずかしい?
- 言葉の種類自体は増えてきて、結構喋るようになった。
- 手が汚れるのを嫌がる。砂場とかで手に砂がつくのが嫌なのであまり遊びたがらない。→徐々にましになってきた。
- レゴやニューブロックで、1回気に入ったのがあると、いつも同じ形の車や飛行機を作って遊ぶ。
- ちょっと歩くとすぐに疲れて、だっこやベビーカーを要求してくる。
- 民間のスポーツクラブの幼児体操に通いだす。
- 動物が好き。特に猫。でも私が猫好きなので多分その影響。
- タオルが好きで、寝るとき自分のタオルが手元にないと焦る。
- 目が覚めて一言目に「タオルは?」と言うことが多い。
- こたつが好きでよく潜っていた。
- 春が来てこたつを片付けるときに、片付けられるのが嫌で文句を言う。
最近
- 2016年4月 幼稚園(2年制)入園。
- 幼稚園では、発達に遅れがある子供を支援してくれる先生を付けてもらう「チューリップ」というシステムを利用している。
- でも、クラスは通常の子と同じで、誰が支援を受けているのかは一見しては分からないようになっている。
- 先ほどの「白線事件」等、登園、降園でちょっと問題になることが多い。
- 幼稚園にいる時は、なんとかうまくやってるみたい。
- 幼稚園の友達の名前は全然覚えてない。
- 相変わらず人見知りせず、砂場で遊んでいる他の親子のところに行って話しかけたりする。
- よく「なんで」と言う。でも、説明してても聞いてないことがよくある。すでに興味の対象が他に移ってる。
- 普通のお箸がまだ使えない。所謂「エジソン箸」を使っています。本人も普通の箸を練習する気がない…
- ひらがなもあまり読めない。
医師に自閉症スペクトラムと診断された時のこと
長男が4歳になって少しした頃、家族で回転寿司にいった時のことです。
嫁の両親も一緒に行ってて、テンションが上ったのか、長男は店内を走ったりしていました。
それを見て、大丈夫かこいつ?と思った私と嫁はちょっと調べ出しました。
ADHD(注意欠如多動性障害)やアスペルガー症候群とか、そんなんじゃないのかな?と思ったわけです。
それまで発達支援施設「カルミア」なんかに通ってたわけですが、「ちょっと成長がゆっくりなだけ」そう考えていました。
自閉症だなんて思ってなかったし、こういう施設に通う必要もあるの?くらいに思っていました。
で、子供の発達障害に関する本を図書館で借りてきて読んだんですが、底に書かれていた発達障害の子供の症状と、長男の特徴が読めば読むほどに似ているんです。
カルミアに相談したところ、発達障害を診断できるドクターが、カルミアに定期的に来るので診てもらうことが出来るとのこと。
もちろん診てもらうことにしました。
医師の診断によると「アスペルガー寄りの軽い自閉症スペクトラム」とのこと。
診断方法は、おもちゃとかある小部屋に、医師と私達両親、子供が一緒にいて、医師が話しかけたりおもちゃで遊ばせてその様子を見たり、私達から話を聞くというもの。
この時4歳1ヶ月でしたが、遊びのレベルが2歳半並だそうです。
4歳になると、他の子どもと積極的に遊ぼうとしますが、それがあまり見られず、一人遊びを好む傾向があるからです。
自分の子供が自閉症スペクトラムと診断されてショックを受ける方もいるかもしれませんが、私はそんなでもなかったです。
なんとなく、そうなんだろうなーと思ってたのもありますし、症状に名前がついただけで長男は長男ですし、何も変わりません。
我々に出来ることは、何か困ったときはそっと手助けをしてあげる、上手くできたらいっぱい褒める、一緒にいっぱい遊ぶ、と言った事。
特別何か訓練や治療が必要というわけでもなさそうです。
言葉のレベルは歳相応で、よく喋るし問題ないようです。
言葉が遅かっただけに、この部分の成長は正直いって嬉しいです。
今後のこと
一番心配なのは、ちょっと人と違う特徴があることで、幼稚園や学校でいじめられたりしないかどうかです。
子供は、ちょっとした違いに敏感ですからね。
なんかのきっかけで、いじめに繋がることも充分あり得ます。
この辺は、親である私が関与しにくいのがもどかしいです。
いじめがなくても、他の人とちょっと違うことに本人が気づき、そのことで悩んで腐ってしまわないで欲しいです。
小学校に上がったら、勉強について行けるかも心配しています。
幼稚園に上がるくらいの子供は、ひらがながある程度読めるようになってると思いますが、長男に関してはあまり読めてないです。
自分の名前くらいは読めてるかもしれない。
自閉症スペクトラムの人でも、当たり前ですが大きく成功している人、幸せに暮らしている人は大勢いると思います。
持ち前のこだわりの強さで、特定の分野に突出すれば、それは大きな武器にもなり得ます。
興味のある分野を伸ばす方向で成長していって貰えれば、と思っています。
でも、自閉症スペクトラムだと早く分かって良かったです。
小学生になってから、周囲と上手く行かず、診断を受けた結果「自閉症スペクトラム」だとやっと分かるケースも多いようです。
それまでに親は「なんでこんなことも出来ないの?」と子供に対してイライラしてしまうことも。
親も、自分の子供が他の子どもとちょっと違う理由が分からないので、状況がより悪くなるかもしれません。
早めに分かっていたら、「なぜ出来ないのか?」と言う余計な心配をせずに済みます。
「出来なくても仕方ない。その内出来るようになるよ」位の気楽な気持ちで接することが出来ます。
自閉症スペクトラムの参考書籍
自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群についての入門的な本を図書館で借りたりして何冊か読んでみました。
例えばこれ。
この手の本はどれも似たような内容でしたが、読めば読むほど「これ長男にもあてはまる!」と言うことが書かれていました。
もしかして自分の子供は自閉症スペクトラムでは?とちょっとでも思ったら、読んでみることをおすすめします。
上で紹介した本はちょっと古いので(最近は「アスペルガー」とは言わなくなってきている)、新しいものだと次に紹介する本が似たような内容かと思います。
ADHDなども含めて、発達障害全般に関する本はこれとか。
「ホンマでっか!?TV」にも出演している澤口俊之先生の本。
あまり知られてないかもしれませんが、澤口先生は発達障害を改善する活動も積極的に行っています。
他の本では、「発達障害を改善させる方法」をズバリ書いたものは少ないですが、この本では改善のためのヒントがたくさん書かれてます。
でも、「8歳までに適切な訓練を行わないと改善が難しい」とか、「発達障害を改善するワーキングメモリの訓練は澤口先生の直接始動が必要」とも書かれていて、人によってはがっかりしてしまう内容かもしれません。
家庭ですべきこと、してはいけないことについては色々と勉強になることも多く、子育ての指針として一読しておいても損はありません。
具体的には「幼児期の英才教育は脳に悪影響を与える」とか。
まとめ
色々書いてたら、やたら長くなってしまいました。
「今から先のことを心配し過ぎても仕方がない」
こう思うことにします。
なるようにしかならない。
後は、日々成長していくその変化をしっかりと見ていきたいと思います。