横浜でハクビシン被害急増!退治?いやペットとして飼育しよう!

横浜市の住宅街にハクビシンが出没し、被害が激増しているそうです。
参考記事 <住宅街出没>激増ハクビシン 被害に泣く横浜市

記事によると、神奈川県の2000年度の捕獲数は4頭でしたが、2010年度以降は1000頭を超えているそうです。
実に250倍以上です。半端ではない増えっぷりですね。
と言っても、あくまで捕獲数が250倍になったのであって、個体数が250倍に増えたわけではないと思いますが。

ふと思ったのが「ハクビシンをペットとして飼えないか?」ということ。
ペットにできる可能性について考えてみます。

ハクビシンってなに?

ところで、ハクビシンってどんな動物か知っていますか?
名前は聞いたことあるけど、どんなのかはイマイチピンと来ないって人も多いんじゃないかと思います。


http://nekogazou.com/hakubisin/より引用

こんなやつです。
眼がくりっとしていて、なかなかかわいいですよね。
鼻の形がなんかアレですが、全体的にはペットとしてアリだと思います。
鼻の上の白いラインがポイントで、ハクビシン(白鼻芯)という名前の由来となっています。
珍しい動物かというとそうでもなく、山のそばとかだと割と普通にいるとのこと。現に横浜の住宅地で増えて問題になってますしね。
でも、普通に生活していてハクビシンってあんまり見ないので、たまたま見かけてもイタチか何かだと思って、ハクビシンだと認識しないかもしれません。

ジャコウネコ科の動物で、明治以降に外国から持ち込まれた外来種と言われていますが、いつ日本にやってきたのか等、はっきり分かっていない謎の生物です。
日本では、ハクビシンにはこれと言った天敵がいないので、増えちゃってるんでしょうね。

ハクビシンの毛は柔らかいらしいです。
動物好きとしては、柔らかい毛と聞くと思わず触りたい!と思ってしまいますがどんな感じなんでしょうね?猫みたいな感じなんでしょうか。

ハクビシンが人里に降りてくると畑を荒らしたり、屋根裏に住み着いたりと言った被害をもたらします。
屋根裏に住み着いた場合、断熱材をほじくったり、糞や尿をして臭くなったりと、いいことないので、捕まえて駆除する必要があります。
捕獲したハクビシンをどうするかという問題ですが、こんなかわいい見た目のハクビシンを処分するのも可哀想です。
やっぱりペットにしよう!

捕獲してもいいの?

まず捕獲に関してですが、基本的に狩猟免許が必要です。
いきなりハードルが上がりましたが、自宅の建物内や敷地の柵の中に住み着いたハクビシンを捕獲するには狩猟免許が不要な自治体もあるようです。
お住まいの市町村に一度問い合わせてみることをおすすめします。
横浜市では、捕獲用のオリを貸し出しているとのこと。

また、家屋に進入するケースは秋から春にかけてが多いようです。
寒い冬は家の屋根裏で乗り切ろう!とか考えてるのかもしれません。
キーキーという鳴き声や、天井裏を何かが歩く音が聞こえたら、ハクビシン捕獲のチャンスです。

飼育に許可は必要?

鳥獣保護法により、原則的にハクビシンの飼育は禁止されているようです。
ということで、ペットとして飼うのは無理でした。
・・・と、あっさり終わるのもあれなんで、調べてみると、研究目的でなら飼育の許可が出るときもあるとか。
この辺の情報もはっきりしないので、自治体に確認した方がいいと思います。
もしかしたら、あっさりと許可が出たりするかもしれません。
許可とか関係なく、勝手に捕まえて、勝手に飼うことも出来ますが、自己責任で。
法に触れる可能性がある、と一応言っておきます。

実際の飼育

法的な問題が解決したとして、具体的な飼い方ですが、餌はまあ、なんでもいいみたいです。
雑食性なので、人間の残飯でも食べます。
野生のハクビシンは果実、種子類、小動物、鳥、鳥の卵などを食べているそうです。
ハクビシンはジャコウネコ科の動物で、「ネコ」って付くくらいだから、猫用のカリカリフードでも食べるんじゃないでしょうか。(適当)

猫にもノミがいることがありますが、ハクビシンにもノミがいます。
猫用のノミ対策シャンプーでしっかり洗ったりして、ノミをやっつけたほうがいいでしょう。
ノミは人間も噛みます。非常に痒いです。

小さい頃から飼うと、人間にもなつくという情報があり、出来れば子供のハクビシンを手に入れたいところです。
大人のハクビシンは完全に野生なので、手懐けるのに苦労しそうですし、永遠に人には慣れないかもしれません。
噛み付かれたりしないようにご注意を。

屋根裏に住み着いたハクビシンを追っ払ったら、子供だけ取り残されていたというケースもあるようです。
残された子ハクビシンを保護すると言う手もあります。

木の上とか、高いところで生活する生物なので、家の中で飼うときはタンスの上とかに登ります。
しかもタンスの上で糞とかおしっことかしたりするらしいので、ちょっと困りモノですね。
猫みたいに、トイレのしつけが簡単にできればいいんですが、どうなんでしょう?
そのへんで自由におしっこされたら困る!という場合は、家の中で放し飼いじゃなくて、大きめのケージを準備する必要があるかもしれません。

大きさは猫と同じか、ちょっと大きいくらいですが、寿命が飼育下で15年~20年。
25年を超える個体もいるとのことです。
結構長生きですね。

基本的に夜行性の生き物なので、飼い主が寝てる時が一番元気に動きまわるかもしれません。
でも、猫も元々夜行性ですが、人間に飼われていると、人間の生活リズムに合わせてきますので、ハクビシンも夜寝るようになるかもしれません。

猫を飼うように簡単には行かないと思いますし、情報が少ないので不安かもしれませんが、現実にハクビシンを飼っている人もいるようです。
ハクビシンに限らず動物を飼う時はそうですが、ハクビシンの寿命の、15年くらい付き合わなければならないという相当な覚悟は必要ですね。

コメント

  1. MAT より:

    昨年7月まだ目の開かないハクビシンの子供を拾いました。役場に連絡すると野性動物なので触らないで放置して、死んだら生ゴミで捨てて下さい。と言われた。勝手に保護すると実刑もあるとも言われました。気になるのなら 隣の敷地に蹴り出せば夏場なので2.3日で死にますよと言われた。この言葉にカチンときた お前は命を足蹴に出来るのか!(大人げない…)それから何とか助ける方法を調べまくりました。
    県の許可があれば飼育出来る…そんな許可はない!
    生涯飼育許可証をもらう、なかなかもらえないらしい…そんな許可証をはない!
    いかにネットの情報に嘘が蔓延しているかを知った。
    ハクビシンを調べた
    野性動物 狩猟動物 外来生物(特定外来生物ではない)
    狩猟動物は狩猟免許があれば狩猟出来る。
    狩猟免許をもった者が決められた狩猟時期に指定された狩猟方法で捕獲(生死問わず)したもの譲り受けられる。
    つまり狩猟免許をもった者が猪を生け捕りして、猪を養殖業者に譲る事が出来る。
    ただ猪、熊等は危険生物指定があるので県に飼育許可証をもらう必要がある。
    ハクビシンは危険生物指定はないので許可は要らない。
    つまり、狩猟免許を持った者にハクビシンを生け捕りにしてもらい譲り受ければ飼育出来る。
    という事になる。
    狩猟免許は誰が持っている…駆除業者がもっている、事情を話たところ快諾いただき一筆書いてもらい我が家にはハクビシンがいる。
    拾った時は130gだったのが現在5kgになりました。足元にすりよって来るのはかわいいですよ。

    • カワハラ より:

      MATさん、コメントありがとうございます。
      貴重な体験談、思わず読みふけってしまいました。

      役場の対応はひどいですね。
      飼育して良いと言うわけには行かないでしょうが、「死んだら生ゴミで・・・」とか、もっと他に言い方があるでしょうに。

      この状況なら「役場から許可が出ないから、このままこっそり飼っちゃおう」って人も多いかと思いますが、法的に問題ない方法まで持っていけるMATさんの行動力がすごいです。

      飼育することに対する自治体からの許可というものはないんですね。
      すべての自治体がそうなのかは分かりませんが、参考になりました。
      要するに、飼育の許可はいらないけど、捕まえるために狩猟免許が必要、という事ですね。

      足にすり寄ってくるなんて、めちゃくちゃかわいいじゃないですか!
      やっぱり生後間もなくから育てると、人間にもなついてくれるんですね。

  2. 匿名 より:

    今日ハクビシンの親子を道路で目撃し、このサイトに辿りつきました。私はかなり山奥に住んでますが、野生動物とは共存したいものです、その手段が何であれ。私もお金持ちなら、ハクビシンを是非飼ってみたいです。私の家近辺は過疎化が進んでいて、廃屋がたくさんあります。所有者は更地にするより家屋をキープした方が固定資産税が安いとの事で、長年放置されています。ハクビシンやタヌキがそのような所に住み着くそうですね。人間がそんな形で野生動物をある意味”保護”してるのか、と思うと、面白いなと思いました。

    • カワハラ より:

      コメントありがとうございます。
      ハクビシン見かけたんですね。
      私は本物のハクビシンって見たことないので羨ましいです。

      なるほど。廃屋はタヌキやハクビシンにとって絶好の住処ですね。
      人間に追い出されたり駆除される心配も少ないですし、雨風も凌げますし。

      なかなか難しいと思いますが、人間と野生動物が出来る限り共存できる世の中になって欲しいですよね。

  3. カワハラ より:

    ポン太さん、コメントありがとうございます。
    確かに害獣と認識されることも多く、そういう方にとっては飼うなんてとんでもない話ですね。
    危険な生物が好きな物好きな方も世の中にはいますし、ハクビシンを実際に飼育している方もいるようです。
    この記事は、あくまでもハクビシン飼育の可能性を模索してみたということで、飼育することを強く推奨するものではありません。

  4. ポン太 より:

    今朝うちの番犬ヤマトがハクビシンを狩ってしまいました。
    ハクビシンは思いっきり振り回されて息絶えていました。
    泥だらけのヤマトをお風呂でよく洗ってやりました。
    害獣のハクビシンは新聞に包んで燃えるゴミへ。
    ハクビシンを飼おうなどとバカなことを言わないほうが良いですよ。ドブネズミを好んで飼う人がいますか?ハクビシンはドブネズミより危ないですよ。

  5. カワハラ より:

    野良の三毛猫さん、コメントありがとうございます。
    ジャコウネコ自体が、なんともマイナーな生き物に思います。
    日本で飼ってる人がいたら珍しいですね。
    ジャコウネコ科のビントロングはかわいいですよね。

  6. 野良の三毛猫 より:

    ジャコウネコは ネコではない
    はい 中世で ペットとして ジャコウネコが 飼われました なぜ ジャコウネコが 臭いし はいせつ あちこちするし エスニック趣味か
    ジャコウネコは ネコ科ではなく ジャコウネコ科 つまり ハクビシンにちかい
    ジャコウネコ 日本では ペットに飼う人 いるかなな?

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