カワハラの、雑多な記録。

いっそ宇宙人が攻めてくれば地球上の争いはなくなるかもしれない

      2019/09/21

世界は平和とは言いがたい状況が続いています。
第二次世界大戦のように、世界中が戦争しているような時代に比べたら幾分平和だとは言えますが、テロは断続的に続いていますし、関係に大きな摩擦を抱えている国家も多くあります。

そこで、いっそ宇宙人が攻めてくれば地球上の争いはなくなるんじゃないかと考えました。
さすがに完全になくならないまでも、結構減るとは思います。

誰でも何らかの集団に属している

突然ですが、人間は誰でも何かしらの集団に属していると言えます。

  • 家族
  • 仲のいい友人
  • スポーツのチーム
  • 学校、会社
  • 市町村
  • 都道府県

自分が属している集団の外側から批判や攻撃を受けた時、その集団の団結力が上がると思います。

例えば、他人から自分の家族の事を悪く言われたら腹が立ちますよね。
普段ケンカばっかりしてる家族でも、他人が家族に批判的なことを言ってきたら思わず反論したくなります。
つまり「家族」と言う集団の外側、つまり他人からとやかく言われたら普段そんなに中が良くなくても、家族を守りたくなります。

他の例では、都道府県をテーマにしたテレビ番組で東京と茨城出身のタレントが出演しているとします。
そこで東京出身のタレントが茨城の事をディスると言うかちょっとバカにするみたいなのはよくある構図ですが、これを見た茨城の人はちょっとムカッとするんじゃないでしょうか?
その時ばかりは、茨城県の人全体が仲間のような一体感を多少は感じるかと思います。
でも普段、同じ都道府県の人たちのことが仲間だなんて言う意識は持ってないですよね?
はっきり言って他人です。

つまり、自分が所属している集団の外(この例だと茨城県の外側の東京)から批判や攻撃を受けると、その集団に一体感が生まれるというわけです。

しかもその集団が階層構造になっている場合、さっきまで味方とは思っていなかった相手でも、さらに外側に敵が現れることにより味方となる場合があります。
何言ってるか分からないと思いますが、例えば高校野球を応援しているとします。
自分の出身校が出ていれば、そこをまずは応援しますよね。
同じ県の他の学校が出場していても、そいつらは敵です。
自分が応援しているのは出身校ですから。

でも応援している出身校が負けた場合、次は同じ県の他の高校を応援する人も多いと思います。
さっきまで応援してなかった高校なのに!

そこも負けてしまったら次は、同じ地域の学校を応援しましょうか。
自分が関西の人間だったら、わざわざ理由もなく北海道の学校を応援したりはしません。

こんな感じで、出身校が負けたら次は同じ県、その次は同じ地域と言うように自分が属している集団が階層構造になっているというわけです。

某国に日本の領土である某島を占領されたと聞くと、「けしからん!」と思う

もうちょっとスケールを大きくして、国家間の関係の場合を考えてみます。
某国に日本の領土である(と日本が主張している)島を乗っ取られたら、日本人はたいてい腹が立つと思います。
「おい!そこは日本の島なんだから勝手なことするんじゃねえよ!」と。

でもちょっと待って!
その島が乗っ取られたとしても、自分の生活にはほとんど影響ないですよね?
その事件、自分にはあまり関係なくない?

なんでこんなに腹が立つんでしょうか。
そんなに自分は愛国精神が豊かだったっけ?

なぜだかこういう問題は感情的になりがちです。
こんな風に、他の国に攻め込まれたと聞くと、急に芽生える愛国精神。

他にも、日本人が日本人を殺害するという事件を聞いても心は無風ですが、米兵が日本人を殺害と言うニュースを聞くと急に「許せん!」と言う気持ちになったりします。

と言うことは、地球の外 = 宇宙人が攻めてくると?

地球上ではご存知のようにすべての国が仲良しというわけではありません。
つまり地球の中で喧嘩しているわけです。

先程の理屈で言うと地球の外側、つまり宇宙人が地球に攻め込んできたら、地球の人たちは一致団結するはずです。

「地球人同士で争っている場合じゃない!今戦うべき敵はほかにいる!」ってなりますよね。

もちろん、細かいところでは地球の将来に対する悲壮感から来る治安の悪化などもあるかもしれませんが、大きな枠で見れば団結しそうです。

SF映画でよくあるアレ

SF映画でこういうのよくありますよね。
宇宙人が攻めてきたり、宇宙人じゃなくても何らかの地球の危機が訪れると各国が急に協力し始めると言う構図。

そう言えば昔やったことのあるゲームに「怒首領蜂(どどんぱち)」と言うのがありました。
ゲーム自体は普通の縦スクロールシューティングなんですが、その設定がちょっと面白い。
とある軍隊の中から極秘に選ばれたエリートパイロットが、エイリアンの襲撃を装って自軍を攻撃する、と言ったものです。
攻撃を受けた自軍は、そのたびに実戦経験を積み強くなっていく、と言うわけです。
表向きには宇宙人の襲撃を受ける軍隊は、さぞかし団結力が上がったことでしょう。

地球の平和のために、早く宇宙人が攻めてこないかな。
でも地球が壊滅してしまうレベルの宇宙人が来たら困るな。

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