カワハラの、雑多な記録。

テレビが映らない!アンテナ修理を業者に依頼した私の体験談

   

ある日突然テレビ(地デジ)に「E203」のエラーが出てが映らなくなりました。
ケーブルテレビとかじゃなく、屋根の上のアンテナで電波を受信してますが、日によって映ったり映らなかったり。

結局アンテナの専門業者に依頼して修理してもらったんですが、修理費用が思ったより高くて、想定外の出費に大ダメージです!
同じくテレビが突然映らなくなって困っている人のために、今回の体験談をシェアしたいと思います。

テレビが映らなくなった状況と具体的な症状

まずは我が家がどんな建物なのかを明らかにしておきます。
集合住宅と戸建てでは、対処方法が違ってくるかと思いますので。

  • 2階建ての木造戸建て住宅
  • 築15年ほど
  • 屋根の上にアンテナが立っている
  • BSとかCSの衛星放送のアンテナはない

この家に我が家が引っ越してきてからは10年ほどになりますが、テレビアンテナ関連の設備は一度も修理などしたことがありません。
おそらく家が建った当時のままだと思います。

ある朝テレビが映らない!

最初にテレビ(地デジ)が映らなくなったのは1月の朝。
テレビを付けると真っ黒の画面の中央に
テレビの画面には信号強度が低いとか表示されていて、E203と言うエラーコードが出ています。
そして午前8時位になったら何事もなかったように映るようになった。

こういう症状が2,3日続いたかと思うと、その後しばらくは不具合は発生せず。
そして3月の半ばの日曜日にまたE203とともにテレビが映らなくなりました。
前回は朝の少しの時間だけでしたが、今度は夕方からです。
見たかった番組が見られず、騒ぐ子供。

次の日はちょっと映ったかと思えば消えたりを繰り返し、映らない時間のほうが長くなってきました。
やたらと寒かった朝や、雨が降っているときに映らなくなってるような。

エラーコード「E203」とは?

テレビに表示された「E203」と言うエラーコードは、放送されていないチャンネル等の場合に表示されるようです。
でも昨日まで映ってたチャンネルなので、放送休止のチャンネルなわけはありません。
アンテナからの信号に問題がありそうです。

E203について調べてたら、アンテナの不具合で映らなくなった場合は「E202」が表示されることが多いっぽいです。
でも、家のテレビは「E203」でした。
各エラーコードの意味は次の記事にまとめています。

テレビが映らない!E202, E203等のエラーコードと対処方法

テレビでアンテナの信号強度を確認できますが、数値が「21」とかの低い値になっています。
安定して見るには(シャープ製テレビの場合)60以上必要だとかで、全然足りていません。

  • HDDレコーダーのチューナーでも映らない
  • HDDレコーダーで録画した番組は再生できる

という状況によりテレビの故障ではなく、やっぱりアンテナ側がおかしいと思います。
でも家の外に出て屋根を見ても、アンテナが倒れてるとかの異常はなさそう。

アンテナの向きがちょっとずれて映りが悪くなってるのかなとか想像したりしました。
風や気温等の天候によりアンテナの向きが微妙に変わり、映ったり映らなかったりとか?

テレビを映すために試したこと

なんとかテレビが映らないかと試したことです。

  • テレビや壁のテレビコンセントのケーブルを抜き差ししてみる
  • 違う部屋のテレビコンセントにテレビをつないでみる
  • テレビを叩いてみる

どれも無意味でした。
リビングのテレビコンセントの異常であれば、違う部屋に繋げば映るかもと思いましたが、状況は変わりません。
やはり問題はテレビ側ではなく、アンテナに近い側である可能性が高くなってきました。

屋根の上に登る手段がないのでアンテナを自分で修理出来ないし、天井裏の配線もどうなってるか全然分かりません。
いよいよ、自分の手には負えないと気づき始めました。

知識も装備も足りないので自分で直すのは難しい

こういうことは自力でなんとかしたいと思う性格ですが、屋根に上る手段がありません。
ベランダには屋根が設置していて、ベランダにはしごを置いて屋根に上ることもできません。
1階から屋根に登れるような本格的なはしごは何万円もしますし、登れたとしても高いのでたぶん怖い。
変なところを踏んだら、屋根のスレートは簡単に割れるという情報もありました。
しかも落ちたら大怪我してテレビどころじゃありません。

家の中にブースターとか分配器とかがあるはずですが、知識がないのでどこに設置してるかも分からない。

屋根の上の見えるとこにアンテナは立ってるのに、そこにアクセスできないのは非常に歯がゆいですね。
自分ちの設備なのに、近いようで遠い存在です。

どこに修理を頼めばいいか分からない

自分でできないことは誰かに頼まないといけませんが、どこに頼めばいいんでしょうか?

電気屋とかに頼めば良いのか?
それとも、この家を買った不動産屋?

調べてみると大手家電量販店(ヤマダ電機とかジョーシンとか)に頼めばやってくれるみたいです。
でもそういうところは結局下請けの業者に依頼するので、量販店の中間マージンを考えると高くつくようです。
不動産屋も同じく、どっかの業者に丸投げするだけでしょう。

詳しくは下記の記事にまとめました。
アンテナ修理を専門としている業者に依頼することにします。

テレビのアンテナ故障で映らない!修理はどこに依頼すればいいの?

アンテナ専門業者と言う選択肢

どうやら電気工事をやっている業者でも、テレビアンテナについて詳しいとは限らないようです。
知識のない業者は屋根の瓦やスレートを踏み壊したりってこともあります。
なので、「アンテナの専門業者」に頼むのが一番確実と言えそうです。

アンテナ業者はネットで調べたらたくさん出てきますが、今回私が依頼したのは「みずほアンテナ」と言う業者。
正直、どこを選んだらいいのか分かりませんが、なんとなく信頼できそうだったので、こちらにお願いしました。

みずほアンテナは関東、関西、東海、九州を対応エリアとして展開しています。
ネット上には修理業者への仲介がメインのサービスもありますが、みずほアンテナは自社のスタッフが施工するということで、安心感があります。

アンテナ業者に電話予約。修理費用はいくら?

みずほアンテナはメールでも受け付けていますが、今回は電話して修理を依頼しました。

電話で聞いた料金は下記

アンテナ調整の料金 8,900円+出張費5,000円(税抜)
ブースター交換の料金 20,000円+出張費5,000円(税抜)

ブースター交換の場合の25,000円+税を準備しておいて貰えれば、おそらく大丈夫だろう言っていました。
結局は35,000+税(=37,800円)かかりましたけどね。
実際に現場を見てみないと正確なところは分からないってことでしょうね。

ちなみにクレジットカード払いもできます。

電話したのは水曜日ですが、工事が混んでいて来られるのは月曜日とのこと。
工事の時間はまだ分からなくて、土曜日の午後8時までに連絡すると言われました。

が、土曜日の午後8時がちかづいても電話がまだかかってこない。
と思ってたら、7時59分にかかってきました。
この人、ある意味でめちゃくちゃ時間に正確です。

修理に来てもらう日に限って調子が良かったり。

テレビが映らない時間がだんだん長くなり、ほとんどテレビが見れない数日間をすごしました。
そして、やっと修理に来てもらう当日、テレビを付けたら映ってます。

しかも受信強度「93」とか、見たことないくらい良い数値が出てる
体の調子が悪くて病院に行く日に限って体調が良い、みたいな。
医者に「こいつ何しに来たの?」って思われるやつだ。

でも、夕方にアンテナ修理屋さんが来たときには、順調に映らなくなってました。
良かった。

いや、良くないけど。

修理の様子

はしごを屋根に載せた車で男性の修理人が一人でやって来ました。
家の中に入り、まずは壁のテレビコンセントに機器を接続し、なにやら測定しています。
レベルチェッカーってやつでしょうか。

それを見てなんか分かったみたいで、「ははぁーん」と言う顔をしてました。

屋根裏を確認する

次に屋根裏を見せて欲しいと言うので、2階の収納の天井にある屋根裏への扉に案内。
脚立に乗って中を確認してました。
でもあまり収穫はなかった様子です。

浴室の天井裏を確認する

次に浴室を見せて欲しいとのこと。
風呂場に何の用事かな?と思ったら、おもむろにユニットバスの天井を押して開けていました。

そこ、開くんだ。
知らなかった。

後で調べて分かりましたが、どうやら浴室の天井裏にアンテナのブースター電源部などが配置されていることが多いそうです。
自分の家なのに、知らないことだらけでビビります。

何をするのか見てたら、ブースター電源につながっているアンテナ線をおもむろにニッパーで切断し、カッターで皮膜を剥いてF型端子を接続。
持参したブースター電源?に接続したりしてなにかを確認していました。

ここでもなにやら測定し、つぎは屋根いよいよ屋根に登ります。

屋根に登って確認する

家の構造上、隣の家の敷地にハシゴを置いて登らないと難しいらしく、お隣さんにひと声かけて許可を取りました。

しばらくすると屋根での確認が終わり降りてきました。
テレビが映らない原因がわかったらしく、屋根のアンテナから出ているケーブルと、屋内へ伸びるケーブルの接続部に水が入ってショートし、ブースターが故障した、みたいな説明があり接続箇所の写真を見せてもらいました。

その写真を見た感じでは、屋根の上に雑にケーブルが置かれてて、2本のケーブルが「人」みたいな形で繋がれてテープでぐるぐる巻になっている、みたいな感じ

アンテナ自体は壊れてたり、向きがずれてたりということはありませんでした。

「最初に測定したときから、これが原因だと思ってましたけどね。フフフ」と彼は言っていました。

最終の見積もり金額は37,800円(税込み)

接続部の修理 10,000円 + ブースター交換 20,000円 + 出張費 5,000円 = 35,000円(税込み37,800円)

と言う見積もりが出ました。
思ったより高い!

最初に電話した時の人は「ブースター交換の場合で2,5000円 + 税を用意しといてもらえば大丈夫でしょう」って言ってたのに。

「どうされますか?」と聞かれましたが、「やっぱり修理はいいです。帰ってください」と言う選択肢はないですよね。
帰ってもらったところで自分で修理出来ないんだもの。

思ってた以上の出費にダメージをうけながらも修理実施をお願いして、30分程で完了。

当たり前だけど、テレビが映るようになった!

修理の結果、無事に映るようになりました。
良かった。
テレビで信号強度を確認してみたら「97」とかの今まで見たことない強さに復活。

修理屋さんが来てから帰るまでのトータル作業時間は1時間15分ほどでした。
支払いはクレジットカードにも対応しています。

ちなみに今回の修理に対して、保証はないそうです。
37,800円も払わせといて保証しませんってなんだよ!と思いましたが、みずほアンテナがアンテナを立てたわけじゃないので、保証できる範囲というのは限られているということですね。
交換したブースターはメーカー保証1年なので、何かあったら連絡して欲しいとのこと。

交換したブースターはDXアンテナ製のU43Aというもので、amazonで3890円で売ってました。
どうも、屋根に立っているアンテナの支柱にブースター本体、浴室の天井裏にブースター電源が設置しているみたいです。
自分で交換できれば遥かに安上がりですが、やっぱり屋根には登れないので無理な話です。

今思うと違う選択肢もあった

次の記事でも紹介していますが、2,000円くらいで室内アンテナが売られています。

【DIY可】屋根のアンテナがダサい!カッコいいテレビアンテナ11選

修理を業者に依頼する前に、こういうのを試してみても良かったかもしれない。
我が家にはテレビが1台しかないので、室内用のペーパーアンテナで映れば「とりあえずこれでいいや」ってなる可能性が高いです。

電波塔から自宅までの距離とかにより、室内アンテナを買ったけど電波が弱くて使えない、と言うパターンもありますけどね。

ダメ元でやって見る価値はあると思います。

きっちり直すには、やはり業者に依頼するのがベスト

DIYでなんとか出来たとしても、屋根の上のアンテナは使わずに放置することになるのでもったいないです。
複数の部屋にテレビを設置する場合も、各部屋にペーパーアンテナってのもちょっと嫌だ。

きっちりと直して完璧な状態にするには、やっぱり業者に依頼して修理してもらうのがベストです。

アンテナ修理の業者はこの記事でも紹介していますが、「アンテナ110番」が全国どこでも対応していて、ネット上に広告もたくさん出しているので頼みやすいかと思います。

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