雨や寒い日にテレビが映らない? 原因と修理方法
突然テレビが映らなくなったら、生活出来ないわけではないですがちょっと不便ですよね。
テレビが映らなくなる原因は色々ありますが、寒い日や雨が降った日にテレビが映らなくなることがあります。
寒い日や雨の日にテレビが映らなくなった私が、一つ一つ解説します。
この記事の目次
雨や寒い日にテレビが映らない? 原因と修理方法
寒かったり雨が降ったりの気象条件でテレビが映らなくなるのは、同軸ケーブルの接続部の接触不良やショートが原因のことが多いようです。
寒いと同軸ケーブルの導体が縮んで接点が離れてしまい接触不良になったり、雨の日に接続部に雨水が侵入してショートしたりで、テレビが映らなくなります。
電気的な機器が動かなくなった、みたいな場合けっこうな確率で配線等の接続部の接触不良が原因のことがあります。
テレビのアンテナと言うのはやたらと頑丈で、アンテナ自体はそうそう壊れたりしないみたいです。
まず疑うべきところは同軸ケーブルとブースターの接続部や、同軸ケーブル同士をつないでいる箇所です。
で、結局どうしたら治るの?ってことが気になりますよね。
原因となっていそうな同軸ケーブルなどの配線やブースターをすべて取り替えるとほぼ確実に直りますが、雨や寒さで映らなくなる原因は屋外にあることが多く、残念ながら自力で直すのが難しい場合が多いです。
アンテナのマストに取り付けられたブースターの配線の緩みなんて、屋根に登らないといけないので危険が伴う作業となり、プロに依頼したほうがいいと思います。
では、雨や寒い日にテレビが映らなくなる原因をひとつずつ見ていきましょう。
寒い日に同軸ケーブルの芯線が縮んで接触不良になる
出典:https://www.amazon.co.jp/HORIC-%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-S-4C-FB%E5%90%8C%E8%BB%B8-4K8K%E6%94%BE%E9%80%81%E5%AF%BE%E5%BF%9C-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97/dp/B003N17VG4/ref=sr_1_cc_1?s=aps&ie=UTF8&qid=1553805844&sr=1-1-catcorr&keywords=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A%E7%B7%9A
アンテナからテレビまでの配線には「同軸ケーブル」が使われています。
上の画像のはケーブルに最初からF型プラグと呼ばれるコネクタ(金色のやつ)が付いている既成品ですが、アンテナ工事の現場では職人さんがケーブルをちょうどいい長さに切断して、その場でF型プラグを取り付けます。
その時、コネクタの中心から伸びている細い棒は、ケーブルの中心を通っている芯線をそのまま利用します。
つまり、作業する人によってこの長さが変わってくる可能性があるということです。
そして、この芯線はケーブルの中に繋がっているので、気温の変化によって膨張や収縮し長さが変わります。
もし芯線が短めに仕上がっていて、寒い日に収縮してさらに短くなると接触不良が発生します。
でも、気温の変化によって芯線が伸び縮みする量なんて多分ごくわずかなので、影響あるのかな?と思いますよね。
考えられるのは、F型プラグのネジが緩んでいたり抜けそうになっていて、ギリギリで繋がっているような状況。
そんなギリギリのときに温度の変化により接触不良となる、というのはありえそうです。
同軸ケーブル同士の接続部に雨水が侵入してショートや腐食する
アンテナに接続された同軸ケーブルと、建物の中から屋根に出る同軸ケーブルの繋ぎ目が屋根の上にあることがあります。
その接続部は普通は防水テープでぐるぐる巻にして守られていますが、経年劣化により防水性がなくなると、雨水が侵入することがあります。
雨水が侵入するとショートしてテレビが映らなくなります。
乾いたらまた映るようになると思いますが、根本的に直すには水が入らないように対策しないといけません。
また金属が水に触れると腐食しやすくなるので、時間が経つとボロボロになって断線し、映らなくなることもあります。
我が家の場合、このケーブルの繋ぎ目に水が入ってショートしてテレビが映らなくなっていました。
修理業者の説明によると、それによりブースターも故障してたと言うのでブースター交換と繋ぎ目の修理をしてもらい、無事に復旧。
屋外にブースターが設置されている場合、ブースターと同軸ケーブルの接続部は防水キャップを装着しますが、これが破損して水が入りショートや腐食して断線することもあります。
同軸ケーブルの被膜が破れて、水が侵入しショート
同軸ケーブルに水が入るのは、接続部だけとは限りません。
接続部以外の部分で同軸ケーブルの塩化ビニル製の被膜が破れて水が入ることもあるようです。
同軸ケーブルの表面は柔軟性のある樹脂製ですので、何年の屋根の上などの屋外に放置されていたら敗れることもあります。
特に金具とかで押さえつけてたら、それがストレスになって破れやすくなります。
表面の被膜が破れただけなら中心の芯線までは水が回らないのでショートしませんが、F型接栓などの接続部まで水が回るとショートしてしまいます。
こうなってしまうと、被膜の破れたケーブルは交換しないといけません。
雨により湿度が上昇し、ブースターの動作に異常が起きた
雨が降ると湿度が上昇し、そのせいでブースターが動作不良になることもにあります。
特にブースターを長年使っているとそういう不具合が起きやすいみたいです。
基板に付着したホコリが湿気により水分を含みショートして動作不良になってしまったりします。
こうなると、自力で直すのが難しい場合が多いので、ブースターを交換してしまったほうが手っ取り早いですね。
ブースターの寿命が何年位と言うのは決まってないみたいですが、10年も使ってたら交換を検討していいかもしれません。
雨や雪で電波が遮られる
今までケーブル接続部やブースターなどの自宅の内部的な要因を説明してきましたが、外部的な要因として雨や雪が降っていると電波が遮られて映らなくなることがあります。
こればっかりは自分の力ではどうにもならないので、雨や雪が止むのを待つしかありません。
また、積もった雪の重みでアンテナの向きが変わって映らなくなることもあります。
雨や寒い日にテレビが映らないのはプロに依頼したほうが良いかも
雨や寒い日にだけテレビが映らない場合、原因を特定するのが少し難しくなります。
映っているときに調べても、原因が分からないことがあるからです。
しかも雨や気温の影響で映らないのは、屋根の上などの屋外に原因があることが多く、素人が作業するには危険が伴います。
そのため、修理はプロに依頼するのが一番確実です。
私の場合も結局アンテナ業者に依頼して修理してもらいました。
上の記事でも修理の依頼先について書きましたが、例えば全国どこでも対応しているアンテナ110番などのアンテナ業者があります。
アンテナ110番のWebサイトはこちら。
無料相談は24時間、メールフォームや電話で受け付けています。
とりあえず見積もりだけでも依頼してみることをおすすめします。