カワハラの、雑多な記録。

ぼろぼろになったスーツケースの車輪を修理する方法

      2022/02/15

スーツケースの車輪がボロボロになったので捨てようと思ったんですが、車輪だけ買って交換することができると知り、試してみました。
車輪以外はまだまだ使えるスーツケースを捨てるなんて、よく考えたらもったいないですよね。
わたしが実際にやったスーツケースの車輪交換方法を紹介したいと思います。

今回修理するスーツケース

海外旅行に行くような大きなスーツケースではなく2泊3日くらいの旅行に丁度いいくらいの大きさのものです。

車輪にゴムのタイヤが付いてましたが、劣化してほとんど取れちゃってます。

かろうじて残ったゴムも、手で触るとすぐに崩れてしまうほどの劣化っぷり。
おまけに表面は白い粉を吹いてて、ポロポロと周りを汚してすごい嫌な感じでした。

この車輪ではまともに走ることができないので、持ち上げて運ぶしかありません。
スーツケースとしてのアイデンティティを8割方喪失しています。

交換する車輪について

交換する車輪についてですが、私が今回注文したのはこちら。

車輪4個と車軸がセットになっています。

車輪は直径が数種類あり、下記のサイズが売られていたのでどれを買うかお間違えのないように。

  • 40mm
  • 45mm
  • 50mm

今回、劣化した車輪にかろうじてゴム部分が残っていたので直径が45mmと判断しましたが、完全になくなってたら何mmを買えばいいかちょっと悩みそうです。

他には商品説明に軸の直径、車輪の幅などが記載されているので、しっかり測って取り付け可能か確認しましょう。

実際に届いたものがこちら。

Amazonの商品説明の画像と同じものがきちんと入ってました。
ワッシャ(金属製の輪っか)は画像では8枚でしたが、予備としてなのか10枚入ってます。

車輪は納期がかかるかもしれないので注意

車輪をどこで買うかにもよりますが、私の注文した車輪は中国から届くらしく納期が1ヶ月かかるようです。
なので、実はこの記事を書いている時点で車輪が届いていません!
お急ぎの場合は納期をよく確認してから注文したほうが良いかと思います。

(追記)
納期が3~5週間となってましたが、今回は9日間で届きました。

車輪の外し方はのこぎりで切るという力技

車輪の交換作業的には、古いのを外して新しいのをつけるだけですが、どうやって外すんだ?ってなりますよね。
車輪がネジで固定されていて、ネジを緩めるだけで外れるタイプもあるようですが、今回修理しようとしているスーツケースは軸ががっつりカシメられていて、取り外し不可能に見えます。

そこでこののこぎりの出番です。
前回の記事で、処分する座椅子を解体するために百均(ダイソー)で買ったの金鋸が、ここでも活躍します。

こののこぎりでどこを切るかと言うと、下の写真のここです。
車輪の両側を切る必要はなく、片側だけ切断すればOK。

ギコギコすること数分、鉄の軸が切断できました!
鉄の軸は直径6mmくらいですが、車輪の付け根がくるくる回って作業しにくいです。
なので、なんの苦もなく楽勝でカット、とは行かず4つ終えるのはちょっと大変でした。

のこぎりで切ったところにマイナスドライバを突っ込んだりして、残っている軸を取り除いてやると車輪が外れます。

外した後はこんな感じ。
古い車輪は軸を切って外しましたが、新しい車輪は軸を差し込んで、反対側にネジで固定するようになっています。
仮に新しい車輪がすり減って交換するようになっても、次はネジを外すだけで交換できるので安心ですね。

外した車輪たち。
黒い輪っかは、車輪の両サイドにあるプラスチック製の出っ張りです。
鉄の軸もろとも切断しました。

実はスーツケースはもう一つある

4つの車輪をカットするのはちょっと大変でしたが、実はもう一つスーツケースがあります。
作業の要領は同じですが、2つ目のスーツケースはさっきのよりも大変でした。

見ての通り、車輪のゴムはすべてキレイに無くなってます。
これだけ見れば、最初からこういう車輪なのかな?って思いますね。

車輪の両サイドの出っ張り部が、さっきのはプラスチック製でした。
なので、鉄製の軸もろとも出っ張り部を切断しましたが、今回のは出っ張り部が金属製です。
ここを切るのは骨が折れます。
ということで、車輪の土台のプラスチック部と金属製の出っ張りの隙間にノコ刃を入れて軸のみを切ることに。
この隙間が狭くて、なかなかノコ刃が入らなくて作業しにくいです。

しかも、車輪の土台がくるくる回って作業しにくいことこの上ない。
最終的に編み出した方法は、下の写真のようにウォーターポンププライヤーで車輪をがっちり掴んで回らないようにしました。
最後の最後でこの方法に行き着きましたが、早く気づいてればもっと楽に作業を進められていたかもしれません。

そこそこ苦労しながら、なんとか作業終了!

のこ刃が入る隙間が狭かったので、プラスチック製のベース部も若干削れてしまってます。

あとは車輪が届いたら取り付けるだけ

さっきも書いたように、車輪の納期が1ヶ月位かかるので、悲しいことにまだ届いていません。
届いたら追記したいと思います。

車輪が届いたので取り付けました。
古い写真をのこぎりで切断する作業に比べたら、取り付けはネジを締めるだけなので簡単です。

付属のワッシャをどこに入れるかですが、下の画像の赤矢印の箇所に入れました。
プラスチック製のベース部と車輪に隙間があったので、それを埋めるために入れています。

軸は長短2種類付属していて、長い方を入れています。
青矢印のとこも隙間があるので、ここもワッシャを入れたかったですが、足りなかったので入れてません。
お手持ちのワッシャがある場合は入れておいても良さそうですね。
完成形がこちら。
黒いスーツケースの方も同じ要領なので、写真は割愛します。

まとめ

スーツケース1つにつき1,000円くらいで修理ができてよかったです。
特にピンクの方は、もともとついてた車輪にベアリングが入ってないプラスチック製だったので、ベアリング入りの車輪に換えたことで、元よりスムーズに動くようになったと思います。

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