【キーボード】初代RealforceとR2の打ち心地とか比較してみた
Realforce R2をふと入手したので、初代91Uと打ち心地を比較してみました。
10年以上前の初代と、製造から1年ほどのR2(中古)は、はたしてどの程度違ったのでしょうか?
この記事の目次
スペック比較・どちらも変荷重
今回比較するのはこちら。
- (新) Realforce R2-JPV-IV/AGAZ02
- (旧) 初代 Realforce 91/NE0100
(旧) 初代 Realforce 91は自宅で普段使っているもので、2018年に中古で入手しました。
買ったときから古かったので、おそらく製造から10年以上経過しています。
(新) Realforce R2-JPV-IVは、シリアルナンバーが「2108」から始まるので、おそらく2021年8月製造。この記事を描いたのが2022年8月なので、製造からちょうど1年ほどと考えられます。
スペック的にはどちらも変荷重(30g, 45g, 55g)、キー刻印は昇華印刷、キーストローク4mmとなっていて同等。
初代 Realforce91はテンキーレス、Realforce R2はテンキーありモデルです。
新しいR2はタッチが軽い!
新しいRealforce R2を触ってまず驚いたのが、キータッチが軽いこと!
スペック上の荷重はどちらも変荷重(55~30g)で同じですが、だいぶ軽く感じます。
羽が生えたかのような軽やかなタイピングです。
ここから考えられるのは、古い初代Realforceはは劣化しているんじゃないかってこと。
薄々は気づいてましたが、最近タッチが重くなった気がします。
新しいR2を触ったことで、改めてRealforceのキータッチの軽さを再認識扨せられたということですね。
静音性もぜんぜん違う
Realforce R2と初代Realforceを比較して、タッチの軽さの次に気づいたのが、静音性がぜんぜん違うということ。
今回入手したRealforce R2は特に静音モデルではないですが、初代は結構カチャカチャ音がするのに対して、R2は静かにタイピングできます。
これまた、初代は劣化して、うるさくなってしまったのだろうか…
静音モデルじゃなくてもこんなに静かってことは、静音モデルだともっと静かってことですよね。
静音モデルもぜひとも試してみたいですね。
こんなに長いスペースキーは必要なのか?
タッチの軽さと静音性については「素晴らしい」の一言ですが、ここからはちょっと不満な点。
Realforceが初代からR2になって大きな変更点の一つが、スペースキーが長くなったということ。
世間でも賛否両論合ったようですが、わたしも「こんなに長いの必要?」と思ってしまいます。
でもまあ、使ってればすぐ慣れるとは思うんですが。
左右の親指で無変換、変換キーでIMEのON/OFFをを切り替える設定にしてるのでこれはちょっと使いにくいです。
親指を手のひら側にぐいっと曲げないと届きません。
初代Realforceの短いスペースキーでも、特に困ったこともないので、そのままでも良かったのに。
どうしても短いのがいい人は、メルカリやヤフオク等で中古初代Realforceがいくらでも出回っているので、選択肢の1つとしてどうぞ。
スペースキーの長さは個人の好みの問題であり、どちらが良いというものでもありません。
でもやっぱり短いほうが良かったなー。
一生使わないFnキーがいらないような
初代Realforceでアプリケーションキーだった場所がFnキーとなっています。
アプリケーションキーとは、マウスの右クリックに相当し、右クリック時のコンテキストメニューが出現します。
Realforce R2になってからはアプリケーションキーが廃止されFn(ファンクション)キーに変更されています。
R2でもFn+右Altの操作でアプリケーションキーの代わりになるので、大騒ぎするほど問題になることはありませんが・・・
個人的にはアプリケーションキーはあったらあったで使うので、Fnキー否定派の立場を取らせてもらいます。
とはいえRealforce R2のFnキーで何が出来るか、取説で一応確認してみましょう。
出典:https://www.realforce.co.jp/support/download/manual/R2_FULL_%E5%8F%96%E8%AA%AC.pdf
・・・えーと、ブラウザーの起動、メールソフトの起動、再生/一時停止。
わたし個人的には一生使うことがなさそうな機能が並んでいます。
使う人は使うのかな?
アプリケーションキーのままで良かったのに。
ちなみにR3は専用ソフトを用いてキーマップを自由に変更出来るので、Fnキーをアプリケーションキーに変更することも出来るはず。
R2のFnキーはキーマップの変更は不可となっています。
Fnキーを押しても、PC側には押下の信号が送信されないと思うので、PC側のレジストリ変更等によるリマップも出来ません。
キーの形状比較
初代Realforceは誤操作防止のためか、Winキーとアプリケーションキーが一段階低くなっています。
不用意にWinキーやアプリケーションキーを押してしまわないための配慮でしょうか。
R2はキーの高さは同じになっています。
下の画像は初代RealforceのWinキー。
破線を見れば分かるように、隣のキーより若干低くなっています。
初代Realforceがすべてこうなっているわけではなく、他に所有している30g荷重の初代Realforce XE31では高さは同じになってますね。
文字入力中に頻繁におスキーではないため、この高さの違いによる、使用感の違いは特に感じません。
キーピッチについても初代、R2とも同じ。
Realforce自体がキーの配置に奇をてらったところがなく、わりと素直な108配列なので、初代からR2への以降もスムーズでしょう。
ただし、さっきも書いたようにスペースキーの長さと、それに伴う周辺キーの幅が少しずつ短くなっている、という違いはあります。
R2のキーロック機能
R2ではキーロック機能によりWinキーと全角/半角キーを無効にできるとのこと。
「Fn + F12」を押すことで設定できます。
Winキーがどうしてもいらない人はキーロックしましょう。
全角/半角キーが使えないのは不便な気もしますが。
ゲームをプレイする用の設定ですかね。
ゲーム中にWinキーを押すと中断してしまいますし、全角/半角キーでIMEがON担ってしまうとプレイに支障がでてしまいます。
専用の設定ソフトをインストールすることで、ロックするキーを選択できるようになっています。
まとめ・新しいものはやっぱり良い
主に劣化やへたりが原因な気がしますが、10年以上前の初代RealforceよりR2の方がフィーリングが優れています。
比較的新しい2018年製造の初代Realforce XE31ではR2と比べてもフィーリングに不足は感じないので、やっぱり経年劣化の影響が大きいですね。
中古のRealforceを購入の際は、年式にも注意してなるべく新しいものを選びましょう。
とは言え、初代のほうもチャタリングなどは一切発生しておらず、耐久性は優れています。
前に買ったメカニカルキーボードは数年でチャタリングが出て使えなくなりましたからね・・・