カーフィルムの貼り方をミラジーノで解説します
2019/06/18
中古のミラジーノを買った後で、後部座席の窓にスモークが入っていないことに気が付きました。
外から中身が丸見えなのもなんだか落ち着かないです。
まあ、実際は誰も見てないでしょうけど。
そこでフィルムを貼るようにと嫁から指令が下りました。
店に依頼するといくらするのか知りませんが、きっと高いんでしょ?
というわけで今回はカーフィルムを自分で貼るまでの顛末を書きたいと思います。
この記事の目次
スモークが入ってない!
買った時の状態。
こんな感じでスケスケです。
今回の作業で購入したものはフィルムと貼り付け作業に必要なヘラ。
フィルムが2380円、ヘラセットが298円
合計2678円。
フィルムは自分でカットする覚悟でどれを買うか探したら、どうも最近は車種ごとにカット済みのものが販売されてるようです。
なんて便利な世の中なんでしょう!
それとも昔からあるのかな?
旧型のミラジーノは生産終了してかなり経ちますが、ちゃんとこれ用のフィルムが売ってると言うのが素晴らしいです。
フィルムの濃さはどうする?
フルムの濃さ(可視光線透過率)は
- 3%
- 13%
- 26%
が売っていましたが、どの濃さにするか決めないといけません。
ネットで調べてみると、13%位だったら大体の人が運転に支障がないと感じると書いてあったので、13%を選択。
実際に張った後に感じたのは、「13%でも結構濃いな」です。
もう一台持ってる車は、新車で買った時に標準でスモークが入っていましたが、今回の13%より薄いです。
「どうせなら濃いのにしよう」とか考えて、3%とかを選ばなくてよかったと思う。
用意した道具
- ゴムヘラ(購入したヘラセットに付属)
- プラヘラ(購入したヘラセットに付属)
- 鉛筆(購入したヘラセットに付属)
- 霧吹き(100円ショップ)
- バケツ(100円ショップ)
- タオル、雑巾
- 食器用の中性洗剤
- 水
- ハサミ
- カッター
ゴムヘラ、プラヘラ、鉛筆以外は家にあったものを使用しました。
実際の作業
まず、フィルムはカット済みなんですが、全部のパーツが1つのロールになっているので、はさみで切り分けていきます。
パーツにはどの窓かが書いてあるので、分かりやすいです。
一応窓に当ててみて、形や大きさが問題ないか確認します。
もし、窓よりフィルムが大きかったらカッターなどを使ってちょうどいい大きさにカットします。
今回後ドアの開閉する窓の後ろの小さい窓(下の写真参照)が微妙に大きかったのでカットしています。
開閉する窓は、下の余った分はゴムのパッキンにプラヘラを使って押し込みます。
水と中性洗剤の混合液を作る
霧吹きとバケツに水と中性洗剤を入れます。水に対して中性洗剤は5%くらいでしょうか。適当です。
ネットで調べたりしたら水を大量に使うのでバケツにもこの混合液を作っておいた方がいいと書かれてましたが、500ccくらいを霧吹きに入れた分だけで十分でした。
ゴムヘラで窓をきれいにする
フィルムは窓の車内側に貼り付けるわけですが霧吹きで窓の内側を濡らし、ゴムヘラで綺麗に掃除します。
タオルで拭いたりしたら繊維やホコリが付いてしまうので、ゴムヘラだけで掃除します。
窓掃除の業者がワイパーみたいなので掃除してるみたいな感じで。
水が垂れてきて車内がびちゃびちゃになるので、垂れてきた水はタオルで拭きます。
窓に混合液をスプレー
綺麗になったら再度霧吹きで窓全体を濡らしておきます。
今回はフィルムを台紙から剥がす前に、表面をホースから水を出して洗い流しました。
表面にホコリが付いているので、糊面にほこりが付着するのを防ぐためです。
そしてフィルムを台紙から剥がしながら糊面に霧吹きでスプレーします。
糊面が濡れていない状態で糊面同士が引っ付くと引っ付いちゃってもうオシマイらしいので、しつこいくらいにスプレー。
台紙から剥がしてからスプレーしようなんて考えちゃいけません。
剥がした瞬間に風に煽られて糊面同士が引っ付くなんてことになりかねません。
私も一度糊面同士が引っ付きましたが、スプレーしてたので大丈夫でした。
フィルムの台紙を剥がして貼り付ける
台紙から剥がしたフィルムを窓に貼り付けるのですが、充分に濡らした状態だと、窓の上をフィルムが滑るので位置決めが簡単に出来ます。
ここという場所が決まったら、ゴムヘラでフィルム表面を撫でるようにしてフィルムを固定します。
フィルム表面を撫でることで、ガラスとフィルムの間の水を追い出し、ガラスとフィルムが引っ付くというわけです。
この時、フィルムの表面にも混合液をスプレーしておきます。
ゴムヘラで表面をこするので、滑りを良くして傷がつくのを防ぐためです。
ゴムヘラ自体もホコリが付かないようにこまめに洗ったほうがいいです。
位置が決まった後は、真ん中から端に向かって水を追い出していきます。
はじめは軽く全体的に水を追い出し、だんだん力を入れて中に気泡や水が残らないようにします。
気泡が残っていたら、目立つのですぐに分かるんですが水がわずかに残っている場合あんまり目立たないのでよく注意して徹底的に追い出すようにします。
私は、次の日によく見たら真ん中に水が残っていてわずかに膨らんでいる箇所を見つけました。
まあ、目立たないのでよしとしていますが。
タケノコ状の浮き上がり
全体的にある程度水を追い出せたら、端の方に下の図のようにタケノコ状のフィルムの浮きがあると思います。
超適当な図で申し訳ない。
これは、ゴムヘラだけでいくら水を追い出しても全然ガラスと引っ付いてくれません。
水をヘラで追い出して、ヘラを離すと追い出した水がまた元に戻ってしまうんですね。
ここはヘラで水を追い出して、すかさずその水をタオルで吸い取ってしまうのが正解です。
水がなくなってしまえばフルムとガラスが引っ付いてタケノコ状の浮きがなくなります。
リアウィンドウの施工が難易度高し!
リアウィンドウが一番の難所となります。
リアウィンドウって呼び方でいいのかよく分かりませんが、車の後のトランクルームのドアの窓です。
窓自体が大きく湾曲していて、貼り付けるフィルムも3枚に分割されています。
施工の説明を読むと、フィルムとフィルムを1mm程度重ねて貼るとか書いています。
さらに、曇り止めの電熱線がガラスに印刷されてますが、フィルムの重ね目を電熱線に合わせろとか書いています。
そんな細かい作業できるか!
と思いつつやってみたところ、案外出来るもんですね。
1枚目を貼る位置をちょっとミスって、電熱線上に合わせ目を持ってこれなかったんですが、重ね目はなんとか1mm位に抑えることが出来ました。
それにしても、自分でフィルムをカットしたら絶対に綺麗にできない自信があります。
カット済みのフィルムは偉大ですねー。
あと、電熱線から2箇所電線が半田付けされている所があり、そこを逃がすようにフィルムをちょっと切ってやらないといけません。
この窓が付いているトランクのドアは、ミラジーノは上に跳ね上げるように開くんですが、開いた状態で作業しました。
つまり、体勢的には天井に貼ってる感じです。
セダンとかだとこの窓が固定で開かないので、貼り付けるのかなり大変かもなー、なんて思いながら作業しました。
完成
そんなわけでどうにか作業が完了しました。
気になる出来栄えはと言うと、全然OKです。
全く問題無いです。
思いのほか綺麗に出来て自分でびっくりしています。
細かい部分をジロジロ見る人じゃなければ、素人が貼ったとは思わないんじゃないでしょうか。
逆に言うと、細かい部分を見るとアラが見つかるということなんですが。
これはちょっとミスった所。
開閉する窓は、パッキンの中にフィルムを押しこむのでちょっと大きめでいいんですが、この窓は固定なのでパッキンの中に押し込めませんでした。
貼り始めてから大きいことに気付いてカットしましたが、ちょっとガタガタで無残なことに・・・
でも、気にしなければ気にならないのでいいんです。
作業時間は、3,4時間でしょうか。
費用も安く済んだし、それなりに楽しんで作業できたので満足です。
手順通りにやれば難しい作業ではなく、誰でも出来ると思います。