レゴ(42055)バケット掘削機のBモデルを製作してみた
2017/11/10
2万6千円もだして買ったレゴの「バケット掘削機(42055)」を組み立て、しばらく飾っていましたが、せっかくなのでBモデルの「モバイルアグリゲートプロセッシングプラント」も作ってみました。
どんな感じだったかレビューしたいと思います。
この記事の目次
まずAモデルのバケット掘削機を分解する
このバケット掘削機(42055)を買って、まずは普通にAモデルを組み立てました。
でもこれ、結構な大きさです。
子供達がひとしきり遊んで飽きちゃったら、ただのでかくて邪魔なオブジェと化します。
なので、しばらくしたらまた分解しようとは思っていましたが、せっかくなのでBモデルを組み立ててみることに。
このレゴのセットは、メインのバケット掘削機以外に、採掘した土砂を分別する機械(「Mobile aggregate processing plant」だそうです。)も作ることが出来るのです。
他のレゴのセット、とくにクリエイターシリーズでは一つのセットで3種類に作り変えられると言うのが多いですが、メインのモデル以外はあまり作ったことがありませんでした。
なんでかって言うと、面倒だから。
メインのモデルを作ったら、なんか満足しちゃって、他のを作るのが面倒になってしまうんですよね。
後々、気が向いたら作る感じです。
でも今回は珍しく、Aモデルを分解してすぐにBモデルを作りました。
だってこれ、26,000円も出して買ったんですよ。
一回作って分解するだけじゃ勿体無い!
Aモデルは組み立てるのに15時間位かかりました。
数日おきにちまちまと作業したので、完成まで1ヶ月もかかっています。
と言うわけで、
「バラすのもさぞ大変だろうな。また何日かかかるかも。」
と思って分解作業をはじめましたが、意外とあっさり、1時間位でおおかたバラバラにすることが出来ました。
でも、だいたいバラバラになった後がけっこう大変ですね。
アームに刺さったペグを一個一個手で取るわけですが、地味に指が痛くなります。
片側が十字のシャフトになったペグが結構固く、指で抜けないことも。
ペンチで傷をつけないように慎重に引き抜く場面もありました。
組み立てマニュアルはダウンロード方式
Aモデルのバケット掘削機は、500ページ位ある、分厚い紙のマニュアルが付属していました。
そんなに分厚いのに、そのマニュアルにはBモデルの作り方は載っていません。
ではどうするかというと、レゴの公式サイトでダウンロードする方式になっています。
こちらからダウンロードできます↓
ダウンロードページの検索窓に「42055」と入力して虫眼鏡ボタンで検索!
もちろんこのキットを買ってない人でも誰でもダウンロード出来ます。
販売されているほぼ全モデルのマニュアルが自由に見れるので、気になるモデルのマニュアルを見て楽しむことも可能です。
20年以上前の製品のマニュアルもある。
先程のダウンロードページより、
- 「Mobile aggregate processing plant 1/2」
- 「Mobile aggregate processing plant 2/2」
の2つのファイルをダウンロードします。
マニュアルはPDFファイルですが、合計で350MB以上というとんでもなく大きなサイズ。
でも、バケット掘削機のマニュアルは72MB程なので、Bモデルのマニュアルももっとサイズを抑えられなかったのか?と言う些細な疑問はあります。
ダウンロードしたマニュアルは、紙に印刷したいところですが、2冊で600ページもあるので断念。
PCのモニタで見ながら作業しました。
スマホやタブレットで表示させながらでも出来なくはないと思います。
Aモデルのバケット掘削機は袋を順番に開封していったが、Bモデルは違った
このセットを買って箱を開封すると、中に1~8までの番号が振られた袋が入っていて、その袋にパーツが入っていました。
Aモデルのマニュアルを読み進めていくと、その袋を順番に開けながら組み立てていく、という流れになっています。
しかし、Aモデルを組み立てた後にばらばらにし、Bモデルを作ろうという時、当然番号の振られた袋に分別などされてない状態です。
これ、組み立てる時大変なんじゃないかな?と思いました。
マニュアルで「2番の袋を開ける」ってなってても、もう全部開けた後だし。
でも、そういう心配はする必要はなかったみたいです。
組み立てマニュアルは明らかに、Aモデルを作った後にBモデルを作る事を想定している作りになってました。
つまり、何番の袋を開けるという記述は特になかったんです。
Aモデルを分解した時に、ざっくりとパーツの種類ごとに分類して保管しておいたのが功を奏し、パーツ探しの手間は最小となり、製作はスムーズそのものでした。
Aモデルは袋を順番に開けていく方式にも関わらず、目的のパーツがどこか分からずに探すことが結構ありました。
Bモデルはかなりパーツが余るので、目的のパーツも複数ある状態なので見つけやすかったというのもあると思います。
100個中、目的のパーツが1個しかない場合よりも、100個中、目的のパーツが5個含まれている方が早く見つけられますから。
製作時間はかなり短かった。
Aモデルは15時間かかりましたが、Bモデルはそれに比べるとだいぶ早かったように思います。
今回は時間は測っていませんが、日数的にも一週間くらいで出来たかと思います。
私がいない間も、嫁がせっせと作ってくれたので、余計に早く感じたのかもしれません。
Bモデルを作る時は、Aモデルを作るときほどテンションが上がらないので、こういうの作るのが好きな嫁がいて助かります。
Aモデルは子供達が寝静まった後に夜な夜な作業していましたが、今回は子供達が起きていようがお構いなしに作業したので日数的に早かったのだと思われます。
5歳と3歳の息子たちは、作業してても意外と邪魔してこないという事が発覚したのです。
なんだ、こんなことならAモデルも子供が起きてる時にやればよかった。
結構パーツが余る
Aモデルのバケット掘削機は、セットに入っている部品をほとんど使い切ります。
バケット掘削機のためのセットなので、それは当然と言えば当然ですが。
一方、Bモデルが完成した時は結構パーツが余ります。
数えてませんけど、感覚的には1/4位余ってるんじゃないでしょうか。
単純に、使うパーツが少ないから作業時間も短かったのかもしれません。
それにしても、Aモデルに使っているパーツを使って、他に何が作れるか?と考えながらBモデルを設計するんですかね?
なるべく多くのパーツを使い切るように…、みたいに考えながら。
他のどんな仕事よりも難しそうに思えます。
完成!あらゆる角度から撮影した写真を公開
なんか、思いの外あっさりと完成してしまいました。
嫁が半分くらい作ったので、私はあんまり作ってないような気がします。
Aモデルのバケット掘削機に負けず劣らず、Bモデルも大きいです。
全長だけで言えば、こちらの方が長いと思います。
でも完成品を見たときのインパクトで言えば、Aモデルのバケット掘削機のほうがやっぱり大きいと思います。
8連のバケットがどーんと付いていて、すさまじい威圧感です。
しかも、ぱっと見で「なんか掘削する系の機械だな」と言うのが直感的に分かりますが、Bモデルは一見、何をする機械なのかもよく分かりませんしね。
前と後ろにコンベアが付いています。
ここから、分別されたブロックが出てきます。
採掘した土砂に見立てたブロックを投入する所。
ここにも短いコンベアが付いています。
前のコンベアの角度を調整するリニアアクチュエーター
中央に上向きに立っている赤いパーツがレバーになっていて、電動動作の切り替えが出来ます。
斜め前から
前から
右側面
右斜め後ろ
後ろコンベアは左右90度ずつスイングします。
底面。
ギヤなどのメカ部が露出しています。
ギヤのアップ。
Bモデルはこのギヤから組み立てます。
前コンベアの可動範囲
電動箇所はコンベアのON/OFFと前進、後退くらい。
Bモデルの動作は、ベルトコンベアのON/OFFと、キャタピラによる前進、後退くらいです。
バケット掘削機は上部の旋回もあったので、それに比べたらシンプル。
キャタピラでの前後への走行はAモデルよりだいぶ速いです。
Aモデルは、動いてるのかどうなんだか分からないくらいゆっくりだったので。
ブロックが分別されて出て来るギミックの仕組みは?
一見、何をする機械なのか分からないBモデルですが、ブロックをサイズごとに分別すると言う機能があります。
取説より引用した図ですが、上部の投入口にブロックを入れると、前コンベアに1×1の円柱状のが、後ろコンベアに2×2のドーム状のが排出されます。
投入したものが自動で分別されて出てくるなんて、中ではどんな複雑でハイテクな処理がされているか気になります。
気になりますよね?
その仕組は思いのほか簡単なもので、投入口の奥に棒が3本並んでいて、その棒をすり抜けられるブロックが前部、すり抜けられない大きなブロックが後部に排出されると言う仕組み。
簡単に言えば「ふるい」にかけているだけです。
分かってしまえば、なーんだって感じの単純なもの。
手品のタネも、知らないほうが楽しめたりするものです。
でも結構ちゃんと分別されるので面白いですね。
たまに分別に失敗するのもご愛嬌。
コンベアの向こうに黄色いシャフトが3本並んでいますが、それがこのギミックの心臓部です。
まとめ
2セット買って、Aモデル、Bモデルを両方組み立てて掘削の現場を再現するのもいいかもしれません。
すんごい邪魔になるとは思いますが。