カワハラの、雑多な記録。

レゴランド名古屋のミニランドでミニフィグを使ってない理由

   

名古屋のレゴランドジャパンの中央に位置するのが「ミニランド」。
日本各地の名所をレゴで完全再現するという、このテーマパークの目玉とも言うべき存在です。

同様の展示は東京や大阪にあるレゴランド・ディスカバリーセンターにもありますが、あちらは屋内に対してこちらは屋外。
スケールが段違いで名古屋のレゴランドが大きく、迫力満点です!

レゴランド大阪のミニランドでは、人間はミニフィグで表現されていました。
レゴにはものすごいバリエーションのミニフィグがあるので、これを利用するというのは当然のことですよね。

名古屋のレゴランドも同じようにミニフィグがたくさん置かれているのかと思いきや、殆どの人間はミニフィグではなくレゴのブロックで表現されていました。

今回はブロックで再現された人間たちと、ミニランドを紹介したいと思います。

ブロックで表現された人間たち

ミニフィグではなくブロックで人間が作られていると言われてもよく分からないかもしれませんが、こういうことです。

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舟に乗ってる人たち。
人間はブロックで作られていて解像度低めな感じですが、船頭さんと観光客だなって何となく分かる。

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東京駅前の人たち。
サラリーマン、老人、若い女性、子供…
単純な形でよくもまあ、表現できるなあと感心してしまいます。

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広場に集まっている人たち。

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バイクを運転する人。

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仕事中の食事休憩?
くつろいでる感じがすごい出てる。

こんな感じでミニランドの人間はブロックで作られています。

車とかも結構大きい

車は道路を走行しているのもあります。
レゴランド大阪のミニランドでも同じように走っていましたが、レールの上を走ってるとかではなくて、どういうシステムで動いているのか不明。

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しかも車が妙にリアルです。
ほぼ四角い基本ブロックで作られているので、近くでよーく見ると荒々しい感じがしますが、具体的な車種まで分かるレベルの作り込み。

それもそのはず。
屋外で見るから小さく見えますが、何気ない乗用車でも幅が14ポッチ位あります。
つまり、結構大きいんです。
前に作ったレゴのミニクーパーと同じくらいのサイズ感じゃないでしょうか。

ミニランドを見たときの感覚的には8ポッチ幅くらいの車に見えますが、実際はそれよりだいぶ大きく、もしも手にとることが出来たら「思ったよりでかい!」ってなると思います。
家でレゴで遊んでても、この大きさの車はよほど気合を入れないと作らない大きさです。

ビルダーの謎のこだわり、ではなくスケールが合わないからミニフィグを使ってない

なんでミニフィグを使ってないんだろう?予算の都合?とか最初は不思議に思ってしまいましたが、車の幅が14ポッチと大きいことから、ミニフィグだと縮尺が合わないということになります。
つまり、このミニランドの街の中にミニフィグを置くと、「人間、ちっさ!」ってなります。
ちなみにレゴランド大阪のミニランドの車はだいたい8ポッチ幅でした。
このサイズならミニフィグと合わせてもちょうどいいです。

と言うわけで、名古屋のミニランドにミニフィグを使っていない理由は、「ミニフィグだと小さすぎるから」と言うことで良さそうです。

名古屋のレゴランドは屋外で広いため、大阪や東京と同じ縮尺では迫力が出ない、なので縮尺を大きめにして迫力を出そうとした結果ミニフィグを使用しないことになってるというわけです。

ナゴヤドームだけはミニフィグを使ってる

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名古屋のレゴランドではミニフィグを使ってないと散々書きましたが、一つだけ例外があります。
それが「ナゴヤドーム」。
ドームの中も完全再現されていて、その観客席にはミニフィグがビッシリ!
何体いるのか、数えるのも不可能です!

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これだけの人間をブロックで作るのは大変、やっぱりミニフィグをどこかで使いたかった、ブロックの人間だとドームが大きくなりすぎる、などどのような思惑があったのかは分かりませんが見てる人はみんな「うわー」って言ってました。

これだけの数の人形が並んでるなんて、ある意味ホラー。
これが日本人形とかだったら間違いなく怖い。
でもレゴだから怖くはないですね。良かった。

ミニランドに使われている10,496,352個のレゴってどれくらい?

ミニランドは1000万個以上のレゴで作られています。
大阪は100万個以上のレゴで作られているらしいですが、約10倍。
東京は160万個以上と、大阪よりだいぶ多いですが、それでも名古屋には遠く及びません。

1000万個がどれくらいかというと、レゴクラシック 黄色のアイデアボックス<スペシャル>は790個のレゴが入って4500円程です。
名古屋のミニランドをアイデアボックス<スペシャル>に換算すると、13,267箱必要になります!
金額にして59,701,500円。
あれを作ろうとすると6000万円近くかかるということに!

アイデアボックスを基準に金額を計算するのはちょっと乱暴ですが、制作に加わった人々の人件費も考えると、かなりのコストがかかっていることは確かです。

ミニランド全体像

レゴランドで一番目立つアトラクション「オブザベーション・タワー」では50mの高さからランド全体を見渡すことが出来ます。
もちろんミニランドの全体像も上空から観察することが可能。
上から見たミニランドがこれです。

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何やらミニランドは歪な形をしていますね。
この形になにか意味があるのでは?と思って考えてみましたが分かりませんでした。
意味は無いのかな。

ミニランドは屋外だけど劣化しないの?

レゴは基本的にABS樹脂で作られています。
ABS樹脂は耐衝撃性や寸法安定性には優れていますが、耐候性に優れた樹脂とはいい難いです。
耐候性が劣るというのはどういうことかというと、太陽光や風雨、温度変化によって変色したりボロボロになってしまうということです。
特に太陽光に含まれる紫外線の影響が効いてきます。

初期のファミコンの本体は、年月が経つと白い部分が黄ばんでますよね。
レゴランドもあんな風に黄ばんできたら嫌だ。

4月にオープンしたレゴランドなので今はまだキレイだけど、あと何年かしたら…
きれいなミニランドを見たい人は、早めに行っといたほうが良いかもしれません。
特に赤色は紫外線の影響を受けやすく、だんだん白っぽくなってきます。
色あせたミニランドはちょっと残念な感じになりそうです。

おもちゃ王国と言う子供向けのテーマパークがありますが、あそこにはレゴにそっくりなカワタの「ダイヤブロック」で作られたオブジェが置かれています。
屋外に設置されているので、条件はミニランドと同じ。
それらのオブジェをよく見ると、やっぱり劣化して割れている箇所があったりします。

よほどひどい状態になったら交換するかもしれませんが、その辺の対応はどうするのか気になります。

ミニランドの展示物紹介

写真だけはたくさん撮ったので展示されていた作品を適当に紹介したいと思います。

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この船(カーキャリア)すごい迫力でよく出来てるなと思いました。
個人的には、建物よりも乗り物のほうがワクワクします。

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ボタンを押したりハンドルを回すとレゴが動く

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名古屋市科学館
球体が美しい

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あべのハルカス。
地面付近を隠して、上の方だけ見せられたら本物のビルと間違えてしまいそうな出来栄え。

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大阪駅に新幹線が停車している不思議な光景。
現実には大阪駅に新幹線は来ないんですが、こんな光景が見られるのもレゴならではです。
この新幹線はぐるぐる走ってるんですが、レールは金属製でレゴではないようです。

3歳の次男は、新幹線を追いかけてぐるぐる走りまわっていました。
普段走ったりするの嫌いなのに、そんなに体力あったの!?

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東寺。自動販売機とかが、リアリティを醸し出しています。
説明によると、これ作るのに2ヶ月かかったとか。

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札幌のテレビ塔。
四角いビルならなんとか自分でも作れそうな気がしますが、こんな風に微妙に角度を付けて複雑な構造を表現するのは、できる気がしません。
こんなの作っちゃうマスタービルダーすごい!

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姫路城。
他の場所もそうですが、露天やベンチなどがあり、観光地としての姫路城を再現していると言うところにこだわりを感じます。

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東京スカイツリー。
高さ9mもあって、ミニランド内で一番大きいそうです。
でも、全てが見どころのミニランドではだんだんレゴの建物に見慣れてきて、写真だけ撮ってほぼスルーしてしまっていました。

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フジテレビ

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ガンダム的なロボ。
諸事情(?)により、顔はちょっと違います。

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東京駅と東京タワー

まとめ

一つ一つじっくり見ようと思ったら、1日じゃ足りません!
レゴランドのアトラクションはほとんど子供向けですが、ミニランドはむしろ大人の方が楽しめるんじゃないかと思います。

 - LEGO(レゴ)