自作レゴキーホルダーの作り方 – 材料費わずか87円で純正そっくりに!
2018/03/28
レゴストアやクリックブリックなどのレゴ専門店に行くとキーホルダーが売っていますが、これが1個685円(税抜き)と結構高い。
さらに数百円払うと、好きな文字を印字しれくれるサービスもあったりして、そうすると1個1000円以上のシロモノになってしまいます。
でもレゴ好きとしては、家や車の鍵、カバンとかあっちこっちにこのレゴキーホルダーを付けたくなりますよね。
さらに自分の分だけじゃなく、家族の分も欲しくなってくる。
それだけ揃えると結構良いお値段になってしまいます。
同じお金を使うなら、どうせだったらレゴを買いたい。
じゃあどうする?
自分で作るしかない!
材料費だけで考えると、685円はぼったくり過ぎだとおもいます!
この記事を読めば、あなたもレゴキーホルダーを作れるようになります。
上の画像の一番右の金色のやつが685円で売っているレゴ純正品で、左側の3つが自作のレゴキーホルダーです。
この記事の目次
玄関にレゴキーホルダー置き場が欲しい。
私がやりたいのはこういうことです。
玄関の壁に、レゴのベースプレートが貼り付けられています。
帰宅後、レゴキーホルダーがついた鍵をベースプレートへ…
付いた!
家族の分の鍵も付けられるし便利でかわいい!
実用性と見た目を兼ね備えててすごく良い。
ちなみにこの写真のベースプレートは、撮影用に両面テープで軽く付けてただけなので、この2分後に無残にも落下しました。
他の人の自作キーホルダー例
ネットで調べてみると、穴の空いたブロックに輪っかを付けてキーホルダーにしている例が多いです。
昔のレゴテクニックで多く使われていた側面に穴の空いたブロック等。
でも私はレゴ純正のキーホルダーにできるだけ近いものを作りたいと思います。
まあ、今回私が作ったのと同じようなものを作っている人はたくさんいらっしゃるので、何番煎じだよという感じではありますが。
キーホルダーの部品調達
キーホルダー作りは、まずは材料集めから。
必要な材料や道具は下記の通り。
材料/工具 | 入手先 |
---|---|
好きなレゴブロック | 手持ちのレゴより |
ヒートン(長さ20mm) | ホームセンター |
Wリング(スプリットリングとも言う) | ホームセンター |
キーホルダーパーツ | 100円ショップ |
キリ(押しピンでも可) | – |
ラジオペンチ | – |
キリとラジオペンチはなくてもなんとかなります。
ヒートンについて
レゴのキーホルダーを作る上で肝になるのが「ヒートン」。
聞きなれない「ヒートン」と言う名称ですが、この部品です。
先がネジになっていて頭に輪っかが付いている、ブロックにねじ込まれている棒。
これさえブロックに取り付ければ、後はキーホルダーの部品をつければ完成です。
キーホルダーパーツは100円ショップで買ったので、ヒートンもないかな?と思いましたがちょうどいいのが見当たらず、結局ホームセンターで購入しました。
ヒートンの長さは20mmくらいがベストだと思います。
売っているものは短いものが多いですが、ちょっと強度的に不安です。
20mmだとこのように、壁を4枚貫通出来るのでしっかりと取り付け出来ます。
それにしても、パッケージには「ひーとん」とひらがなで表記されていて、「え?ひーとんって日本語なの?」と思ってしまいました。
「メッキ」と言う言葉もカタカナで書くことが多いので外来語と思っている人も多いと思いますが、正しくは「めっき」や「鍍金」と書く日本語です。
ヒートンもそういうノリで日本語なのかと思ったら、フランス語の「ピトン」が語源と異右折があるようです。
まあ、レゴのキーホルダーを作る上では極めてどうでもいい情報ではありますが。
amazonでもヒートンが売ってるようですが、買い合せ対象商品で2000円以上買わないと買えないのでやめました。
Wリング
キーホルダーパーツは100円ショップ「ダイソー」手に入ったので良しとして、キーホルダーパーツとヒートンを繋ぐ方法を考えないといけません。
ホームセンターを物色して見つけたのが「Wリング」。
キーホルダーなどによく使われている、針金を2周巻いた輪っかです。
この輪っかが大きすぎるとかっこ悪いので、小さい方が良いですね。
今回は線径0.8mm、直径5mmの品をチョイス。
自作レゴキーホルダーの材料費はいくら?
- ヒートン5個 100円(1個20円)
- Wリング5個 50円(1個10円)
- キーホルダー金具4個 100円(1個25円)
- レゴ 1個32円
レゴキーホルダー1個作るのに必要な材料費は87円。
レゴブロックの価格は、パーツの単品売りで有名なデジラの価格を参考にしました。
キーホルダーを作る手間さえ惜しまなければ、レゴストアで売っている純正キーホルダーを買う気が失せてしまいます。
8倍近い価格差。
作り方
レゴキーホルダーの製作手順をざっくり説明すると以下のようになります。
- キリでくぼみを付ける
- ヒートンをねじ込む
- キーホルダーパーツとヒートンをWリングでつなげる
特に説明なしでも作れると思いますが、いくつか作ってみた私がコツなども踏まえて説明したいと思います。
キリでくぼみを付ける
一番最初はドリルで下穴を開けてやってみたんですが、下穴なしでもヒートンをねじ込めるということがわかりました。
でも、何の取っ掛かりもないツルッとした面に、いきなりヒートンをねじ込むのは滑ったりしてちょっと難しい。
なのでキリでちょっとくぼみを付けます。
こんな風にグリグリやって…
これくらいのちょっとしたくぼみを付けます。
貫通させる必要はありません。
あ、レボのポッチの上に「LEGO」って書いてますが、このロゴが逆さまにならない方向にくぼみを付けましょう。
出来上がってから逆さまだと気付くと、ちょっとがっかりしてしまいます。(体験談)
キリがないなら、押しピンとか千枚通しとかでも大丈夫かと思います。
最悪、くぼみなしでも作れます。
ヒートンをねじ込む
さっき付けたくぼみに、ヒートンをねじ込んでいきます。
片手でブロックを持ち、片手でヒートンを持って作業することになりますが、ヒートンの先が滑って、ブロックを持っている手を刺してしまわないように気をつけましょう。
レゴは結構柔らかい樹脂なので、素手でも案外ねじ込めます。
ヒートンがブロックに対して斜めにならないように注意。
斜めになってないか裏側からチェックしながらねじ込むとやりやすいです。
ある程度入ったら回すのが固くなってくるので、ラジオペンチで摘んで回します。
キーホルダーパーツとヒートンをWリングでつなげる
直径5mmと小さめのWリングを使用しますが、Wリングは小さくなるほどパーツを通すのがやりにくくなります。
私が最初やった時、なかなか入れられなくて難儀しました。
小さくて固いので、ヒートンを通すだけの隙間をなかなか開けられないんですよ。
そこで編み出したのが、目玉クリップを使う方法。
Wリングに目玉クリップの先端を差し込み、目玉クリップでWリングを保持しつつ広げながらヒートンを通します。
ヒートンを完全に通してしまうと、キーホルダーパーツを入れるときにまた目玉クリップで広げないといけないので、ヒートンとキーホルダーパーツは同時に入れていきます。
上の画像ではヒートン単体ですが、ブロックに取り付けたヒートンでも問題なく作業できます。
丸カンかWリングか?
今回はWリングを使用したが、レゴ純正のキーホルダーは丸カンを使用しています。
Wリングは針金が2周していますが、丸カンは1周だけ。
丸カンはひねって開いてヒートンとキーホルダーパーツを通し、再度ひねって閉じるだけなので作業的にもWリングよりも簡単。
Wリングは、最初の慣れてない時はやたら苦戦しました。
100円ショップでも丸カンを売っていて100円で結構いっぱい入っているのでWリングよりも安いです。
と言うことで、Wリングよりも丸カンを使ったほうが良いのではないかと思ってきました。
で、実際に作ってみたりもしたんですが、やっぱりWリングの方が良いと言う結論に。
理由は強度的なこと。
レゴ純正のキーホルダーに使われている丸カンは結構太いですが、100円ショップに売られている丸カンは細くて弱いです。
引っ張ると外れちゃいます。
これが変形した丸カン。
これはちょっと極端過ぎますが、細い丸カンは案外簡単に変形してしまいます。
一方、Wリングだと引っ張って変形したとしても外れることはまずありません。
100円ショップのじゃなくて、ホームセンターでもっと頑丈な丸カンを探すのもありですが、それでもやっぱりWリングの方が信頼性が高いんじゃないですかね。
私は今後もWリングを使います。
キーホルダー以外のバリエーション
キーホルダーパーツを交換すれば、ストラップやイヤホンジャックアクセサリーも簡単に作れます。
100円ショップにストラップやイヤホンジャックアクセサリーを作るためのパーツが売っていて、それを付けるだけ。
上の写真はイヤホンジャックのパーツを付けていますが、これはちょっと短かったです。
しかもこのパーツ、丸カンを2個使っていてこれがちょっと弱い。
丸カンを取ってしまって、ストラップパーツを付けて長くすればいい感じになりました。
まとめ
今回の方法で作ったLEGOキーホルダーを、家や車のキー、スマホ、カバン等に付けています。
持ち物全てにレゴを付けておきたい人はぜひ手作りしましょう。