我が家のレゴ収納に革命!キャスター付きのレゴ収納棚を作ったらすごく便利だった
2017/05/09
じわじわとその数を増していき、気がつけばきちんと片付けるのが困難になる存在。
それがレゴです。
今までプラスチック容器(タッパ)に色ごとに分類して、それを適当に段ボール箱に入れて押し入れに押し込むという、非常に使い勝手の悪いものでした。
しかしこの度、我が家のレゴの収納方法に革命が起きました。
まあ、私がやった事はカラーボックスにキャスターを付けただけですが、レゴの収納方法に悩んでいる人の、何かの参考になればと思います。
この記事の目次
2段のカラーボックスがたまたま余った。
事の発端は他のことに使おうと思って買ったカラーボックスが余ってしまったことです。
そのカラーボックスがこちら。
出典 https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/8841204s?rc=set&ptr=item
ニトリ カラーボックス(2段) 925円(税抜)
カラーボックスといえば、いわゆる「3段ボックス」と我々が呼んでいる3段のものが一番多いと思いますが、今回のは2段のもの。
せっかく買ったカラーボックスを使わずに置いておくのも勿体無いので、何か使い道はないかな?と考えたところ、レゴを入れている押し入れの下段にちょうどいい高さだと気づきました。
- 押入れ下段の高さ760mm
- 2段ボックスの高さ720mm
入れたときの隙間は40mmになる計算です。
あ、これ押入れのレゴの収納に使えるかも。
キャスターを付けたら便利かも!
手な具合に、頭の中で電球がピカーンって光って今回のアイデアをひらめいたわけです。
3段のボックスだったら入らなかったけど、たまたま余ったのが2段のボックスだったのが幸いしました。
キャスター付きレゴ収納棚のある生活
2段ボックスにキャスターを付けたLEGO収納棚のある生活はこんな感じになるはずです。
休日の昼下がり、特に予定もないので子供たちに「おい、今からレゴで遊ぶぞ!」と声をかける私。
子供たちは「わーい」と言いながら押し入れを開け、キャスター付きの棚を引っ張り出してきます。
キャスターがついているとは言え、小さい子供には動かすのは少し重い模様。
でも早くレゴで遊びたいので、二人で協力して和室の押し入れから、隣のリビングまで運んでいます。
収納棚をリビングまで持ってくればレゴで遊ぶ準備は完了。
必要なパーツを迷わずさっと取り出すことができ、作品の創作もはかどります。
「お父さんスゴーイ」
とか言われたりして。
子供たちも思い思いにレゴで自分の世界を表現しています。
レゴに夢中になっていたら、もう夕方。
「そろそろ片付けようか」
散らかったレゴも、収納棚があるおかげできれいに片付きます。
子供たちも進んで片付けを手伝ってくれて、自主性を育むのにも最適なレゴ…
・・・
作る前からこんな妄想をして、なんだかワクワクしてきました。
早く作りたい!
キャスターの選定、用意するもの
2段ボックスはすでにあるので、用意するべきものはキャスターと、それを固定するためのねじだけです。
安価なキャスターは1個100円以下で売っています。
タイヤの材質はゴムかナイロンが多いですが、ナイロンのほうが若干耐荷重が高いのでこちらをチョイス。
そしていちばん重要なのがキャスターの高さ。
- 押入れ下段の高さ760mm
- 2段ボックスの高さ720mm
760 – 720 = 40
と言うことはキャスターの高さが40mm以下じゃないと入らないということになります。
探した所、高さ35mmのキャスターがあったので「それぴったり!」と叫びながら購入。
準備したものをまとめると次の通りです。
品名 | 仕様 | 数量 |
---|---|---|
カラーボックス | 2段 | 1個 |
キャスター | 高さ35mm | 4個 |
タッピングねじ | 4×12 | 12個 |
使用した工具
- 電動ドライバードリル
- ドリル φ2.5
- 鉛筆
- キリ
レゴ収納棚の作り方
作り方って言っても、キャスターを付けたら後は普通にカラーボックスを組むだけですが、一応ちょっとしたポイントを交えて説明します。
大まかな手順はこうです。
- 取り付ける位置にキャスターを仮置きし、穴位置に鉛筆で印をつける
- 印の位置にキリで凹みを付ける
- 凹みに合わせてφ2.5ドリルで下穴加工(貫通させないこと)
- キャスターをねじ止め
- カラーボックスの組み立て
- 完成
取り付ける位置にキャスターを仮置きし、穴位置に鉛筆で印をつける
カラーボックス組み立て前の方がキャスター取付け作業がやりやすいです。
私の場合、一旦組み立てていたので底板だけ分解しました。
底面の4隅にキャスターを置いて、穴の位置に鉛筆で印をつけます。
キャスターを置く位置ですが、端っこギリギリよりは気持ち内側、5mm~10mmくらい余裕を持たせた方がいいと思います。
理由は後ほど。
印の位置にキリで凹みを付ける
印の位置にキリで凹みを付けます。
この次にドリルで下穴を加工しますが、ドリルの先端が滑って穴位置がズレるのを防ぐためです。
ドリル先端が滑らない程度の小さな凹みでOK。
凹みに合わせてφ2.5ドリルで下穴加工(貫通させないこと)
ねじが入る穴の下穴をφ2.5のドリルで開けます。
貫通させると見た目が悪いので、貫通させないように注意して。
貫通しても、機能上は問題ないです。
出来ればネジの長さと同じくらいの深さは下穴が欲しいですが、貫通しそうなので私は若干控えめにしました。
ハンドドリルじゃなくて、ボール盤とかが使えれば穴の深さも正確に加工できますが、あいにく我が家にはボール盤はない。
キャスターをねじ止め
下穴が開いたら後はキャスターをねじ止めするだけです。
しかしここで問題発生。
端っこのねじを締めると棚板の端っこが盛り上がるように膨らんでしまいました!
どうもキャスターを付ける位置が端っこ過ぎたようです。
これが先程「キャスターをちょっと内側に付けたほうが良い」と言った理由。
- 下穴をもうちょっと大きくする
- 下穴の深さを適切にする
と言った方法でも解決できるかもしれませんが、取り付け位置を内側にするほうが確実かと思います。
今回は棚板が盛り上がってしまった角にはネジ止めしないことにしました。
つまりキャスター1つにつきねじ3本で固定。
1つのキャスターに付き3本のねじでも強度的には問題ないはずです。
カラーボックスの組み立て
キャスターを付けたら後は手順通り組み立てるだけです。
完成!
長男よ、なぜ入る?
「押してー」とか言ってるし。
早速レゴを入れてみる
我が家では色や形状ごとにブロックを分類し、ダイソーで買ったタッパに入れています。
細かいパーツはこれまたダイソーで買ったパーツケースに。
遊んだ後に片付ける時、元のタッパに入れる時間がない時は黄色や青のコンテナに放り込んでとりあえず片付けています。
これら一式を、今回作った棚に入れるとこうなります。
全部入らないかなと思ってましたが、手持ちのレゴはほぼ全てここに収納することが出来ました!
タッパの蓋をして積めばもっときれいに積めますが、遊ぶ時にいちいちフタを開けるのが面倒なので、蓋はしないようにしています。
同様にパーツケースの蓋もカッターで切って外してしまいました。(上の写真を撮影した当時は蓋が付いてますが、今は切っています)
押し入れに入れるとこんな感じ。
狙ったかのようにすっぽり収まっています。
ここまですっぽりなのは単なる偶然です。
高さもピッタリ!
押入れの下段に、指一本も入らない程の隙間を残してちょうど収まりました。
これは偶然ではなく、狙い通り。
以前の収納方法との比較
@@@ 5712
今まではダンボール箱に例のタッパを入れていました。
遊ぶ時はタッパの入った段ボール箱をまず押し入れから出して、ダンボールからタッパを出して床に置いて、と言う手順を踏まなければなりませんでした。
今度からは押し入れからキャスター付きの棚ごと出してきて、必要なタッパを棚から出すだけと、少し手順が減って遊びやすくなりました。
ニトリのカラーボックスの利点
カラーボックスは2段よりも3段のものが一般的かと思います。
今回のように高さの制約がない場合は、2段よりも3段のボックスのほうがたくさん収納できて良いですね。
もっと高い5段とかもあります。
さすがに5段のカラーボックスにキャスターを付けたら、倒れやすくて危ないかもしれませんが。
出典 https://www.nitori-net.jp/webapp/wcs/stores/servlet/ProductDisplay?langId=-10&storeId=10001&partNumber=8841146&akamai-feo=off
更にニトリでは追加の棚板を売っていて、拡張性に優れているのも見逃せません。
今回は追加の棚板は使用せず、タッパを積み重ねて入れているのであまり見た目もよくないです。
積み重なった下のタッパを取り出しにくいと言う難点もあります。
棚板を増やしてタッパを重ねずに収納することが出来れば、取り出しやすく見た目もスッキリするはずです。
でも棚板無しで積み重ねた場合よりは、収納できる数が減ってしまうかもしれませんので、そこはお好みに応じて。
側面の板には、棚板を追加するための穴が多数開いているので、自由度はかなり高いです。
ホームセンターでもカラーボックスは売られていますが棚の位置は固定されているものが多く、ニトリほどの自由度はありません。
カラーボックスを買うなら、ニトリのがおすすめです。
…こんなにニトリのカラーボックスを持ち上げるなんて、私はニトリの回し者かなにかだろうか。
構造的に不安な点 一番下の棚に荷重が集中的にかかる
実は今回のキャスターの取付に、問題が全くないとは言えません。
例えば5段のカラーボックスにキャスターを付けた場合、床に接しているのはキャスターなので、キャスターを固定している一番下の棚板に、上の段の全ての重さがかかることになります。
下の棚板は長いネジ4本、短いねじ2本で固定していて、この部分に荷重が集中し割れてしまう可能性も。
キャスターがない本来の状態では、側板が床に接しているのでここまで荷重が集中することはありません。
万全を期するなら、側板の下まで届くサイズの板にキャスターを付け、その板に棚を載せる形にすると安心ですね。
今回は乗せるものがレゴなのでそこまで重くないし、面倒なのでやってません。
まとめ
カラーボックスにキャスターを付けただけですが、かなり便利になりました。
まさに革命だ!と喜んでましたが、冷静に考えるとなんとも地味な革命ですね。
また、カラーボックスは安いのでこういった改造のベース素材としてもありだなと再認識させられました。
工夫すれば色々おもしろいものが作れそうです。