カワハラの、雑多な記録。

災害の備えに最適なアルファ米が思いのほか美味しかった

      2017/05/09

大きな地震などの災害時、ライフラインの寸断により食べるものにも困る状況に陥るかもしれません。
そんな時、あると助かるのが食料の備蓄。

食料の備蓄として最適なのがアルファ米です。
お湯を入れて15~20分ほど待つだけでホカホカのご飯が食べられるようになるというあれ。

今回、アルファ米を試食する機会があったのでレポートしたいと思います。

アルファ米とは?

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そもそもアルファ米って何?って思いますよね。

アルファ米は正しくは「アルファ化米」といい、米を加水加熱しアルファ化した後に、乾燥処理を施したものだそうです。
加水加熱とは、平たく言うと「お米を炊く」ってことです。
炊いたお米を放置すると再ベータ化(老化)しておいしくなくなりますが、アルファ化米は風味が悪くなる前にうまいこと乾燥させたやつってことらしい。

つまり、我々がごはんを食べる時は毎回「アルファ化」させているというわけです。
日常的にこんなかっこいい名前の行為をしていたとは、知らなかった。

これからお米を炊く時は「今から米をアルファ化させるぜ」と言うことにします。
炊飯器の中でうっかりお米がコチコチになってしまった場合は「しまった!お米が再ベータ化してしまった!」って言いましょう。

でも、「米をアルファ化させる」と言った場合は単にお米を炊くことを指しますが、「アルファ化米(アルファ米)」という言葉ではさらにそれを乾燥させたものということになります。
一度アルファ化した米(デンプン)は乾燥させても、再度水を加えるとまた柔らかくなると言う性質を持っています。
だから水やお湯を入れるだけで食べられるんですね。

地域の防災イベントにてアルファ米初体験

我が家から歩いてすぐの公園で、地域の自治会が開いた小さな防災イベントがありました。
そのイベントは備蓄米とだんご汁を食べよう!と言う趣旨。

タダでなんか食べれるらしいぞと言うことで腹をすかせた我々一家はノコノコと出掛けていったわけです。
そこで出会ったのがアルファ米。

イベントの告知には「備蓄米」と書かれていましたが、この「アルファ米」のことだったんですね。
普通に炊いてない米を備蓄してたのかと思っていました。

このアルファ米は市が備蓄していて、その次の月で期限切れとなるものを、私が住んでいるところの自治会が貰ったようです。
期限が切れたら捨てるしかないので、その前にみんなに振る舞おう!と言う企画です。
こういう試みは良いですね。

しかも、その時食べた分以外にも4袋くらい貰えました。
やったー。

アルファ米の作り方

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アルファ米の作り方、と言うか食べ方は下記の通り。

  • 袋を開封し、中に入っているスプーンと脱酸素剤を取り出し、熱湯を注ぐ。
  • すぐにスプーンでかき混ぜて、チャックを閉めて20分待つ
  • 食べる

あら、簡単。

今回の防災イベントでは、でかい鍋にマキをくべて湯を沸かし、自治会のおっちゃんがお玉ですくってアルファ米の袋に入れてくれました。
でかい鍋で100人分くらいアルファ米が出来るとのこと。

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アルファ米の味は?

アルファ米を食べてみた感想ですが、結構美味しいです。
普通にご飯です。

山菜おこわは濃い目の味付け。
わかめ、五目ご飯は薄味。

個人的には山菜おこわが、味がしっかりついていて美味しかったです。
わかめや五目ご飯は薄味なので、おかずが欲しくなります。

さすがに、たった今炊飯器で炊いたご飯と比べたら、多少味や食感が劣るかもしれませんが、ぜんぜん問題なく食べれるレベルですね。
貰ったアルファ米を晩御飯に食べましたが、違和感はありませんでした。

アルファ米は水でも作れる。

このアルファ米、お湯を入れると温かいご飯が食べられるわけですが、大災害がおきた緊急時にはお湯が沸かせないかもしれません。
手元にあるのはアルファ米1袋とペットボトルの水だけ。
もう腹が減って動けない。

そんな時はお湯じゃなくても水だけでも作ることが出来ます。

お湯の場合は15分ほどで食べられますが、水の場合は60分ほどと、ちょっと時間がかかってしまいます。
空腹に耐えてじっと待ちましょう。

今回、水だけで作ったアルファ米も試食させてもらいましたが、当たり前ですが普通に食べれます。
もうちょっと芯が残った感じになるのかな?と思いましたが、普通に炊いた後の冷ご飯と言った感じです。

お湯がなくても安心!

アルファ米のラインアップが多彩!

アルファ米というと、尾西食品のが有名みたいですが、今回食べたのは「アルファー食品」と言うメーカーのアルファ米。

アルファー食品の「安心米」シリーズが備蓄向けな商品で味のラインアップは以下のものがあります。
– 五目ご飯
– わかめご飯
– きのこご飯
– ひじきご飯
– 山菜おこわ
– 新鮮おこわ
– 鶏そぼろ
– エビピラフ
– 白飯
– 梅がゆ

おもったよりも色んな味がありますね。
鶏そぼろとかうまそうだ。

公式サイトには鶏そぼろとかエビピラフとかが載ってませんでしたが、アマゾンでは売っていました。

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ちなみにアルファー食品のアルファ米はスプーンも付属しています。
袋のまま食べれるので、アルファ米とお湯さえあればOKです。

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袋のままでも食べられますが、お茶碗に盛ったところ。
結構多いです。山盛りです。
少食な人なら、これだけでお腹いっぱいになるかもしれません。

アルファ米の保存期限は5年以上

アルファ米の保存出来る期間がどれくらいなのかも気になりますよね。
備蓄していたのに、すぐに期限が過ぎてしまったら困ってしまいます。
一回購入して備蓄していると、安心してしまっていつが期限だったかなんて覚えてませんからね。

アルファ米の保存期間は5年位のようです。
今回食べたのは消費期限切れ間近なので、この米は5年以上前に作られたと思うとすごいことですね。

保存期間が1年とかだったら、ちょっと短く感じますが、5年もあったらとりあえず安心できますね。
年に1回位確認する日を決めて防災グッズを点検して、保存期間もチェックするといいと思います。

まとめ

アルファ米は防災目的以外に、キャンプや登山のアウトドアにも向いています。
お湯を入れるだけで食べられるので、極力荷物を減らしたいアウトドアにちょうどいいですね。

備蓄しているアルファ米を、キャンプなどのときに食べ、食べた分は新たに補充すると言った具合にローテーションさせていけば、期限切れで食べられない!と言うリスクも減らせます。

アルファ米の詰め合わせもあります。
とりあえず備蓄しておくなら、こういうのを買っておけば簡単かと思います。

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