カワハラの、雑多な記録。

Onenoteの検索機能はクセが強いので要注意

      2017/12/22

Onenote_icon

私の愛用しているOnenoteですがノートブック内の検索に妙なクセがあります。
と言うか、はっきり言って欠陥です。場合によってはまともに機能しません。
検索がきちんと機能すれば、Onenoteはほぼ完璧なソフトなんですが、今のところ有効な解決策は見つかっていません。
Onenoteを作ったMicrosoftも改善する気があるんだかないんだか分からない状態です。(多分ない)

Onenoteの検索機能はクセが強いので、あまり頼りにすると痛い目にあいます。
Onenoteユーザーへの注意喚起としてここに書き記したいと思います。

目の前に検索したい単語があるのに、ヒットしない!

例えばページを新規作成して文中に「T0123」と入力します。
“Ctrl + F”のページ内検索で「0123」と入力して検索。
普通は、「T0123」の「0123」がハイライトされて検索されるかと思いますよね?
ところがOnenoteでは「検索結果なし」と言う無情な結果に。

いや、そこに「0123」って書いてあるでしょ!見えないの?
とツッコミを入れてもなしのつぶて。

検索窓に「T0123」としっかり入力すれば問題なく検索できるんですが・・・

でも検索したい対象が「T0123」だったか「S0123」だったか覚えていない場合はお手上げです。
“Ctrl + F”のショートカットはページ内の検索ですが、”Ctrl + E”で全てのノートブックをまたいで検索が出来ます。
この場合も「0123」では検索に引っ掛からないという状況は同じですので、どのページに情報があるか分からない時は更に大変です。

他の例では「ワンノート」と言う単語が入力されている時「ノート」で検索してもヒットしません。
でも「ワン」で検索したら文中の「ワンノート」がハイライト表示されて検索されます。
なぜ「ワン」で検索したのに「ノート」の部分も引っかかる?

前の例で「T0」と検索した場合は狙い通り「T0」だけヒットしました。
どうも、1つの単語の前半部分で検索するとヒットして、後半だけだとヒットしないようです。

インデックスを使用した検索の方法

Onenoteの検索の仕組みはよく知りませんが、内部的にインデックスを作成して検索に利用しているんだと思います。
Windowsのファイル検索機能でもインデックスを作成とかありますが、あれも今回のOnenoteと同じように、確実にその文字列を含んでいるファイルがあるのにヒットしないという現象が起きたことがあります。

信用ならないので、Windowsのファイル検索はフリーソフトの「Everything」というのを使うことにしています。

「T0123」で一つの単語としてインデックスに登録されているので、「0123」ではヒットしないんじゃなかろうか。
よく知らんけど。

テキストエディタなんかに搭載されている従来の検索方法は、「0123」で検索すると、この文字列を総当りでチェックしているんだと思います。

  • インデックスを利用した検索は高速ですが、不確実
  • 従来の検索方法は低速ですが、確実

そんなイメージがあります。

正直、ちょっと遅くてもいいから確実な結果を返して欲しい。

この検索機能が頼りにならなくてOnenoteを使わない人がいるレベル

検索機能に定評のあるEvernoteなら、しっかりと目的のノートを検索できるようです。
EvernoteからOnenoteにデータをインポートして同じ単語で検索したところ、EvernoteよりOnenoteの方がヒットした数が少なかったと言う情報も見かけました。
つまり、Evernoteではヒットするのに、Onenoteではヒットしない箇所があるということです。

Onenoteの検索機能が貧弱だというのは、割りと有名な話で何年も前から問題になっています。
例えばコチラ。

OneNote 2010の検索で、先頭が半角文字の行の先頭の半角文字以降が検索対象にならない

マイクロソフトのフォーラムに投稿されていますが、この方もうまく検索できないとのこと。
2011年の投稿なのでかなり前から検索機能に問題があるようです。
この質問で示されている症状は現在のバージョンでは修正されているようですが…

Evernote無料版の機能制限強化や値上げによって、Onenoteに移行を考えたけど、検索機能がダメなので移行を諦めた層もかなり存在してそうです。

Onenoteは紙のノートの延長と捉えるべき?

Onenote中のデータの構造は

ノートブック >>> セクション >>> ページ

と言う階層構造になっています。
これは現実の紙のノートを模したものです。

つまり、検索して情報を探すんじゃなくて、然るべきノートブックの、然るべきセクションの、然るべきページに情報を整理して保管しなさいと言う、マイクロソフトからのメッセージを感じます。
あるべきところにその情報を保管していれば、検索して探さなくてもノートブック→セクション→ページと辿っていけば情報にたどり着けます。
そういう使い方をするのが、Onenoteの正しい使い方なのかもしれません。

でもそのためには、情報をきちんと整理しておく必要があり、どこに何があるのかある程度は記憶しておかなければなりません。
検索は最後の手段。しかも、その検索でヒットするかは保証できない。
Onenoteを使うときは、このことを肝に銘じておかなければいけません。

なんだか窮屈で心から安心できない。

あと、ページのタイトルはひと目で内容が分かるようにしておいたほうが良いです。
タイトルが適当だと、必要なページを探すのに苦労します。

まとめ

今の段階では「検索が使いにくいのでOnenoteを使うのを辞める」と言う選択肢は、私の中にありません。
Onenoteは今のところベストな選択肢なので、こちらがOnenoteに合わせて使い方を工夫するしかないですね。

でも出来れば改善して欲しいです。

[2017.12.22追記]
コメントにて教えてもらいましたが、Onenoteのアドイン"Onetastic"で使用できるマクロ"Search Multi-Keyword"を使用するとまともな検索ができます。
詳しくは下記の記事をご覧ください

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