蜘蛛(クモ)、とくにハエトリグモがかわいい
2019/06/24
みなさん、クモは好きですか?
そう、あの脚が8本あって、糸を出す虫です。
ちなみに脚が8本あるので、昆虫ではありません。
クモがかわいいなんて言うと、大抵の人には「この人ちょっとおかしいんじゃないか?」と言う顔をされますが、よく見るとかわいいですよね。
もちろん、すべての種類のクモがかわいいとは思いませんが、特に、家の中でよく見かける小さくてピョンピョン跳ねる蜘蛛、「ハエトリグモ」がかわいい。
脚がやたら細長い蜘蛛はあんまりかわいいと思いませんが、ハエトリグモは短めの足で、全体のバランスがよくまとまっているように思います。
そして家でハエトリグモを見つけると手に載せたり、眺めたりしてかわいがっています。
私の教育(洗脳?)のお陰で3歳の息子もハエトリグモを見かけると、「かわいー」と言って喜んでます。
将来、学校とかで異端児扱いされないかちょっと心配ですが、かわいいもんはかわいいんだから仕方ないですよね。
出来ることなら、ペットとして飼育したいんですが、餌の調達とかが大変そうです。
彼らはの主食はハエとかの昆虫で、しかも生きた餌しか食べないんじゃないでしょうか。
どうやって手に入れればいいんだろう?
なぜハエトリグモは可愛いのか、考えてみたいと思います。
(2016.06.30追記)
生きた餌の入手方法を含め、ハエトリグモの飼い方をまとめてみました。
この記事の目次
ハエトリグモがかわいい5つの理由
ハエトリグモがかわいい理由をまとめてみました。
これを読めば、あなたもハエトリグモLOVEになるはず。
- 家の中に出没する、他の害虫を食べてくれる
- 蜘蛛の巣を作らない。
- ちっちゃくて見た目がかわいい
- よく見ると毛が生えている
- 大きなお目々が素敵
個別に解説していきます。
家の中に出没する、他の害虫を食べてくれる
ハエトリグモは、その名の通りハエを取ります。
こちらの動画を見たら、その能力の高さにしびれますね。
かっこいい!
ほとんど、瞬間移動してるようにしか見えませんね。
どれくらいのスピードが出ているんでしょうか。
ほかにも、アシダカグモはゴキブリを食べてくれることで有名ですし、クモは人間の役に立つ益虫というわけです。
だからクモを見かけても、やっつけたりしないようにしましょう。
蜘蛛の巣を作らない。
クモといえば、蜘蛛の巣と言うイメージがありますが、クモには巣を作るタイプ(造網性)と、作らないタイプ(徘徊性)のクモがいます。
ハエトリグモは蜘蛛の巣を作らない徘徊性。
つまり、ハエトリグモが家に住み着いていても、蜘蛛の巣で家が汚れるということがないんですね。
人に迷惑をかけない上に、蝿を取ってくれる、すごくいいやつ。
それがハエトリグモです。
ちっちゃくて見た目がかわいい
ハエトリグモは種類がたくさんありますが、どれも小型で体長数mmです。
ちっちゃいものはなんでもかわいいですよね。
同じ形で、体長が1mとかあったら、さすがに引いてしまいます。
ゆっくり歩いているかと思えば、ぴょんぴょん飛んで移動してみたり、動きもかわいい。
ハエトリグモは英語ではJumping spider(ジャンピングスパイダー)というくらいなので、ジャンプが得意です。
よく見ると毛が生えている
ハエトリグモは、と言うより他のクモや、昆虫の多くも、思いのほか体には毛がたくさん生えています。
毛が生えている動物は、基本的にかわいいですよね。
猫とか、犬とか。
つまり、ハエトリグモも猫と同じようにかわいいというわけです。
毛の生えている動物がいたら、思わず触りたくなる私ですが、クモの毛は小さすぎてしっかり触ることが出来ません。
スモールライトがあったら、小さくなってハエトリグモにしがみつきたい!
でも、肉食性のハエトリグモにそんなコトしたら、絶対に捕食されてしまいそう。
困った、どうしよう。
大きなお目々が素敵
ハエトリグモは、正面に2つ大きなお目々が付いています。
大きな目がくっつくように並んでて、ドラえもんみたいでかわいいですよね。
さらに頭の周囲には、合計8個もの目が並んでいます。
ほぼ360度を同時に見渡せる、その高機能さもかっこいい。
トンボとかの目は、小さい目が集まった複眼ですが、クモの目は複眼ではなく単眼。
ちょっと違いますが、トンボよりは人間の目に近い構造を持っています。
そんなハエトリグモに見つめられると、ドキドキしちゃいますよね。
ハエトリグモを釣る方法
ハエトリグモは徘徊性のクモなので、巣を作りませんが、糸を出さないわけではありません。
ちゃんとお尻から糸を出して、命綱として利用しています。
壁をすごいスピードで移動して、落ちないの?と思っていましたが、「しおり糸」と言う糸を常におしりから出して、もしものときのために備えています。
基本的に足の細い突起で壁にへばりついているのだと思いますが、クモだってなんかのはずみで足を踏み外すこともあるはず。
そんな時は、このしおり糸が役に立ちます。
しおり糸にぶら下がることで、地面に激突!なんてことにならずに、安全に降りられます。
ハエトリグモが、どこかから糸でぶら下がっているのを見たことありませんか?
糸は細くて見えないので、ハエトリグモが浮いているように見えます。
さらに、そんなハエトリグモを見かけた時はチャンスです!
ハエトリグモ上空の糸があるであろう場所(糸は見えない)を手でさっとさらうと、その糸でハエトリグモを”釣る”事ができます。
ハエトリがどう思っているかは分かりませんが、ちょっと慌てた(ように見える)様子がまたかわいいです。
アダンソンハエトリグモは名前も見た目もかっこいい!
家の中で普通に見かけるやつですが、みんなあんまり名前を知らないんじゃないでしょうか。
その名も「アダンソンハエトリグモ」。
アダンソン?外国人なの?
名前そうですが、そのボディも特徴的。
黒地に白のラインが入ったおしゃれさんです。
しかもこのおしゃれなツートンカラーがあるのはオスだけ。
メスは茶色で、なんか地味。
自然界には、オスのほうが派手、と言う例が多々ありますね。
ハエトリグモ好きな人は多いみたい
ネットで「ハエトリグモ」を検索してみると、
「かわいい」
「美しい」
「かっこいい」
「益虫」
など、肯定的な言葉ばっかり並んでいます。
なんだ、みんなハエトリグモが大好きなんじゃないか。
全然異端じゃなかった。
こどもが「ハエトリグモかわいー」って言ってても全然問題ない。
昔は蜘蛛とか虫全般が怖かった
今でこそハエトリグモがかわいいとか言っていますが、もともと私は虫全般があまり得意ではありませんでした。
子供のころも、昆虫採集に夢中になった、なんてことはありません。
蜘蛛に関しても、基本的には気持ち悪いなーと思ってたくらいです。
では、なぜクモを許せるようになったかというと、こんな出来事があってからです。
ある日、職場でなんか異様なものが、机の上だか床だか忘れましたが落ちていました。
よく見ると、でかい蜘蛛!
後で調べたところによると、アシダカグモだそうです。なんか聞いたことある!
動かないんで死んでると思いましたが、さらによく見てみると中身が空っぽ。
どうも、脱皮した抜け殻みたいです。
その後、しばらくその机の上に飾って(?)いたのですが、自分で置いたのに視線に入るたびにちょっとびっくりします。
それでもいい加減慣れてきて、近くでよく観察する余裕が出てきました。
脱皮した抜け殻とはいえ、蜘蛛のディテールを完璧に残してます。
目とか口の周りとか、そのままきれいに形が残ってます。
どうやって脱いだの?これ。
彼らはすごい器用ですね。
さらによく見てみると、全身に毛が生えていることに気付きました。
毛が生えている動物 = かわいい
という公式が頭の中にあるので、このアシダカグモもそんなに悪いものじゃないように思えてきました。
そんな感じで、蜘蛛もアリだなと思い始め、ハエトリグモもかわいいと思えるようにまでなりました。
まとめ
あなたもだんだん、蜘蛛がかわいく見えてきたんじゃないでしょうか。
家で見つけたクモをかわいがるまでは行かなくても、せめて殺したりせずにそっとしておいていただければ幸いです。