カワハラの、雑多な記録。

なぜはこどもは鼻くそを食べるのか?美味しいの?

      2017/07/20

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鼻くそを食べる子供っていますよね?
いや、子供だけじゃなく、鼻くそを食べる大人も存在します。
なぜ人は鼻くそを食べるのか?
その謎を考えてみました。

うちの子供は鼻くそを食べません

鼻くそを食べる子供の話を始めたので、もしかしたら誤解している人もいるかもしれない。
私の息子たちの名誉のために言っておきますが、彼らは鼻くそを食べたりしません。
今度幼稚園に上がる4歳の長男は、きれい好きなのでもちろん鼻くそを食べたりはしません。
でも、しょっちゅう鼻に指を突っ込んでほじっています。
鼻くそが詰まっているんでしょうか。

2歳の次男も食べないけど、鼻水が垂れてきて、口まで到達した時に舐めている時があります。

しょっちゅう鼻をほじっている長男が食べ出さないかちょっと心配です。
嫌ですよね?自分の子供が鼻くそを食べだしたら。
何かのはずみで食べて、美味しいことに気づく→食べることがクセになる
最悪だ。

そもそも美味しいの?試しに食べてみた。

洗面所で顔を洗っていたら鼻くそが出てきたので、ドキドキしながら試しに口に入れてみた。
ところが本能的に体が拒否して、おえ~ってなりました。

ちょっと調べてみたところ、鼻くその歯ごたえがたまらん、と言う鼻くそ愛食家もいるようです。
今回は、鼻くその味を確認して、歯ごたえも確認した上で吐き出す予定でした。

でも、無理。
気持ち悪い。

心臓がバクバクする。

これを食べる人の気がしれない
ほんのりと塩味がしたのだけは覚えている。

鼻くそは食べても大丈夫なの?

鼻くその主な成分は、鼻水が乾燥して固まったものだと思う。
さらに、呼吸によって鼻の穴の中は空気が出たり入ったりする。
と言うことは、空気中のホコリとかがたっぷり付着してるはず。

鼻水とホコリとかが混ぜ合わさって鼻くそが出来ていると考えていいと思います。

では、鼻水はそもそも何で出来ているのか?
調べてみたらwikipediaに詳しく書いてた。
どうやら、鼻の穴の中の胚細胞、鼻線から分泌される粘液と、血管からの浸出液が混ざったもののようです。
で、びっくりしたのが「通常は無意識のうちに飲み込んでいる」と書かれていたところ。

なんだ、自分は鼻くそなんて食べない、と思っていたのに、鼻水はいつも飲んでいたということか。

参考リンク
wikipedia 鼻水
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BC%BB%E6%B0%B4

鼻水そのものは自分の体から出たものなので、体に入っても害はないはずです。
でも、鼻くそとして固まる過程では、きっとホコリとかウィルスとかがくっついているので、それを食べるのはちょっと勇気がいりますね。

食べても、ほとんどの場合は大丈夫だろうけど、体調が悪い時とか、付着しているウィルスや菌による感染症になるかもしれません。

塩分濃度が絶妙なのでは?

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前にテレビで見たことがありますが、料理人だか大学教授だか忘れましたが、
「料理は塩分濃度を0.9%にすれば間違いない!」
的なことを言っていました。

この0.9%というのは、人間の体の水分の塩分濃度とほぼ同じ。
人間が最もおいしく感じる塩分濃度だそうです。
体と同じ濃度なので、すっと抵抗なく入ってくるということですかね。

そして、血液も0.9%くらいの塩分濃度というわけです。
と言うことは、血液なんかを減量とする鼻水の塩分濃度も0.9%程度と思われます。
鼻くそは水分が蒸発しているので、0.9%以上の塩分濃度になっているはずです。
つまり、「ちょっと濃い目」の味付けですね。
人によっては、濃い目の味付けが好みの人もいますよね。
そんな人には絶妙な塩加減なのかもしれません。

鼻くそと唾液が混じることで塩分濃度が下がり、0.9%くらいになって「ちょうどいい塩味」になる、ということかもしれません。

塩はなぜ美味しい?

そもそも塩はなぜ美味しいんでしょうか?
塩は人間の体には必要不可欠なものです。

塩分が不足すると

  • めまい、ふらつき
  • 脱力感
  • 精神障害

などの症状が現れます。
これらの症状のより直接的な原因は「脱水」です。
塩分が不足すると、体内の塩分濃度が下がります。
その塩分濃度を正常値に上げるには、塩分を補給するか、水分を排出するかになります。
つまり、塩分を補給しないかぎりは、体は水分を失い、脱水となります。

運動で汗をいっぱい汗をいっぱいかくと、塩分も一緒に排出されます。
でも、水分だけ補給すると、塩分濃度が薄くなるため、体はどんどん水分を追い出してしまうからあまり意味ないってことですね。

そして、塩は体内で生成することは出来ません。

と言うことは、外部から補給する必要があるわけです。
今の時代は、塩なんてどこでも買えますし、どんな料理にも使われています。
でも過去の人類は、海辺に住んでれば別ですが、塩を手に入れるのにさぞ苦労したんでしょう。

動物の血液にも塩が含まれているので、狩猟によって得た動物の、そういうところから頂くことにしていたと思います。

塩はなかなか手に入らない、でも体には必要。
そういう状況の中で、

塩 = 美味しい

と言う感覚が進化していったはずです。

貴重な塩にありつけた時、それを見逃さないように美味しいと感じるわけです。
砂糖とか甘いものが美味しいのも、

砂糖 = 糖質 = エネルギーの塊

なわけですから、常にエネルギーに飢えていた野生の人類にとって非常に貴重なものだったからです。

人間が塩をたまたま美味しいと感じるんじゃなくて、塩が必要だから美味しいと感じるように進化したわけです。

こういう、動物が環境に合わせて進化するという話は、すごく合理的で面白いですよね。
全然詳しくはないですが、かなり興味があります。

まとめ

  • 鼻くそが美味しいのは塩分濃度が絶妙だから仕方がない。
  • でも私は食べません。気持ち悪いから。

 - その他, 子育て