カワハラの、雑多な記録。

左利きは色々と面倒臭くて困る

   

私は生まれてこの方左利きです。
正直、左利きだから本気で困ったり悩んだりしたことはないです。
でも、左利きっていろいろ面倒くさいなと感じます。
日常生活ではそんなに困らないですが、何かの道を極めようとすると、時に左利きであることが障害になり得ます。

左利きの苦労:私の場合

私は文字を書くのもお箸もほとんど左と言う、極度の左利きです。
と言っても、さっきも書きましたが普段そんなに困ることはありません。
ネットで調べてみると、左利きが日常生活で不便に感じる例としては次のようなことがあります。

  • 駅の改札が右手でタッチしたり切符を入れたりする
  • 自動販売機の小銭投入口が右側についてて入れにくい
  • 手帳タイプのスマホカバーは左側に表紙が開くので、左手片手で操作できない
  • 横書きで文字を書く時手が汚れる
  • ファミレスのお玉(レードル)の注ぎ口が片側なので左手で使いにくい
  • ハサミや缶切りなどあらゆる道具が右手仕様が基準になっている

「ファミレスのスープバーのレードルくらい右手で使えばいいじゃないか」と言う意見もあります。
でも、スープに沈んでて先がどうなっているか分からないレードルを無意識に左手で持ち上げてみたら片口のレードルだった!と言う状況において、わざわざ右手に持ち替えるのも面倒です。
右手には器を持っているわけですから。
だから、やや使いにくいですがそのまま左手で注ぐことになるわけです。

駅の改札とか自動販売機の小銭投入口とか別に右手で問題ないですが、無意識に切符や小銭を握っているのは左手だったりするので、持ち替えなきゃいけません。

でもまあ、これらはちょっとイラッとすることもありますが、正直どれも些細な事です。
生活する上で根本的な不便を感じることもありません。

缶切りやハサミなどの道具は、左手で使うにはどうすればいいのか、それとも右手で使ったほうが良いのか、一度自分の中で噛み砕く作業が必要になります。

例えばハサミなんかは、左手で持ったときの力の入れ方によっては刃先が開いてしまい、紙が切れないことを子供の頃に発見しました。
なので、刃先が閉じる方向に力を入れつつ使うことで左手でハサミを使うことをマスターしたというわけです。
それ以降ハサミは基本的に左手で使います。
右手用ハサミを左手で使うことに慣れたので、左手用ハサミは使いません。
逆に使いにくい。

缶切りなんかは、そもそも使う機会が少ないですが、左手だとどうしてもやりにくいので諦めて右手で使います。
無意識で出るのが左手ってだけで、右手が極端に不器用なわけじゃないので普通に使えます。

こんな風に、ハサミとか缶切りとか、どちらの手で使うか一度決まってしまえば後はそれに従うだけなので、そんなに不便とは感じないわけです。

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習得に2倍の時間がかかる場合も

しかし「どちらの手で使うかを決める作業」そのものが大変な場合もあります。
こういう時「左利きって面倒くさい」と心底感じますね。

缶切りなんかは右手でもすぐに使えるので困りませんが、面倒くさいのは例えばギター。
私はごく一般的な右用のギターで始めました。
でもしばらく練習してもあまり上達せず。
「左用のギターじゃないから上達しないんだ!」と思い立ち、ギターを少々改造して左用に変更。
しかし、今まで右用で練習してたので、左用にかなりの違和感を感じます。
そんでまた右用に戻し、最近やっぱりまた左用にしています。

我ながら何やってんだか分からないですね。
右用で練習して上達しなかったのは、多分ただの練習不足なわけですが、「左用じゃないからうまくいかないのでは?」と疑心暗鬼になったらもう止まりません。
そんな感じで寄り道してたら、最初から右用で練習してた場合に比べて上達の速度も遅くなってしまいます。
場合によっては習得するのに2倍の時間がかかってしまうわけです。

結果的に私は今でも、左でも右でもギターをほとんど弾けません。
いや、これは本当に私の練習不足なだけなので、左利きの人はギターが弾けないと言ってるわけではないんですが。

本当に左利きって面倒くさいですよね。
「右か?いや左か?」とあれこれ考えている私自身が一番面倒くさい人間なのかも。

ある意味選択肢が多い

ある意味選択肢が多いのでこのような迷いが生じるのかもしれません。
左利きは不自由ですが、別の見方をすれば自由なんです。

ギターだって、次の選択肢が考えられます。

  • 右用で演奏する
  • 左用で演奏する
  • 右用ギターを左持ちで演奏する(松崎しげるスタイル)

これが右利きだったら選択肢はほとんど次の一択です。

  • 右用で演奏する

左用のギターはそもそも出回っている数が少なく、ギター選びで苦労するだけに「右利きだけど左用でいこう!」と言う人はほとんどいないと思います。
あえて左用で演奏する珍しい人もまれにいますが、大多数は右用のギターを通常通り演奏しますよね。
そこに迷いが入り込む余地はありません。
右用のギターを手にしたら、後はひたすら練習するだけです。

ちなみに左利きの人がみんな左用のギターを使うわけではないです。
ギターの選択肢が減るし、右でも練習したら弾けるようになるので、左利きでも右で演奏することをオススメしている人もいます。

この例はギター以外の道具にも当てはまります。

  • 右手用の道具を右手で使う
  • 左手用の道具を左手で使う
  • 右手用の道具を左手で使う

つまり私が普段やっている、右手用のハサミを左手で使うという行為は、ギターで例えると松崎しげるスタイルだったというわけです。
そう考えると、かなりアクロバティックなことをやってたんですね。

左利きは治らない

鉛筆を持つ手を右に矯正すると言う話も最近は少なくなってきているのかもしれませんが、右手で字を書く訓練をして出来るようになっても、右利きになったわけではないです。
それは単に、右手で字を書けるようになっただけで、その人のベースは左利きのままです。

文字を書くのは右、お箸は右でもボールを投げたりするのだけは左と言う人もいます。
文字や箸は、「矯正」と言う悪魔の所業によって右手でするように教育されることもありますが、ボールを投げる手までは普通は矯正されないのでこうなるという背景もあるかと思います。

文字や箸を矯正してもボールが左と言う事実から考えると、やっぱりその人のベースは左利きであって、右利きになったわけではないということです。

私の場合は鉛筆や箸を右手に矯正されたという記憶はありません。
左利きというのは、自分のアイデンティティの一つでもあるので、それを他人の手によって歪められるということに寒気を感じます。
良かった。矯正とか考えない親で。

何かの道を極めようとすると、左利きが障害になる?

例えば板前が使う包丁なんかは右手用に作られてますし、オーケストラのヴァイオリン、大工道具などプロフェッショナルが使う道具は右利きに最適化されたものが多いです。
私のギターなんかは遊びで弾いてるだけなのでどうでもいいですが、その道のプロを目指す場合、左利きというのは不利になるばかりで、有利になることはほとんどないんじゃないでしょうか。

ボクシングやテニスなどのスポーツでは左利きが有利になるケースもあるみたいですが、プロのスポーツ選手になるひとなんて一握りなので、ほとんどに人には関係ないですよね。

鉛筆を持つ手を右手に矯正しても、その人のベースは左利きなので、「職業によっては左利きが不利」と言う問題は何も解決しません。
まあ、右手で鉛筆や箸を使い続けることで、右手の訓練となり、右利きに近づく事は出来るかと思いますが。

まとめ

考えれば考えるほど、左利きって面倒だと思えてきますね。
でも右利きで生まれたら良かったと思ったことは一度もありません。
私は人から「変わってるね」とか「普通じゃないね」とか言われることに喜びを覚える変人なもので。

左利きの人たちにとって、右利き仕様の世の中は自分自身を鍛えるための訓練だと思って、前向きに挑んでいくのがいいんじゃないでしょうか。

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