カワハラの、雑多な記録。

るり渓温泉のグランピング「GRAX」に行ってきました![前編] 手ぶらでキャンプ!

      2016/10/04

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京都府にある、るり渓温泉が運営するグランピング「GRAX」に宿泊してきました。
最近グランピングが流行っているようで、嫁がテレビで紹介されているのを見て「行きたい!」と言うので行くことに。
どんな雰囲気だったのかお伝えしたいと思います。

グランピングって何?

なんか最近良く聞く「グランピング」と言う言葉。
「グラマラス」と「キャンピング」をかけ合わせた造語だそうで、要するに自分で何も用意しなくてもキャンプ気分が味わえるという宿泊施設のことです。

テントを自分で建てる必要もないですし、BBQの後片付けもおまかせで楽ちん。
特に自分で用意するものもなく、ホテルで宿泊するのと変わらない荷物でOKです。

始めは、どうせキャンプに行くなら、テントを持っていって自分で建てたりするほうが楽しいんじゃ?と、グランピングに対して斜に構えていました。
「面倒なことは金払ってやって貰って、おいしいとこだけ自分で楽しむ」みたいな感じであまり良い印象じゃなかったわけです。

でも、行ってみるとこれが楽しい!
やっぱり、面倒なことはお金を払ってでもやってもらったら楽でいいですね。

グランピングが出来る施設は関西にもいくつかあるようですが、GRAXはそんなグランピングが体験できる場所の一つ。るり渓温泉が運営しています。
と言うことはキャンプを楽しみながら、温泉にも入れるというわけですね。
(温泉は別料金です)

まずはチェックイン

宿泊当日、GRAXに到着。
14時~17時にチェックイン出来ますが、夕方からBBQの準備をしないといけませんし、のんびりしたい方は早めに行ったほうが良いかと思います。
17時にチェックインすると、すぐBBQの準備に取り掛かることになり、食べてる内に真っ暗になってしまいますので。

GRAXには宿泊できるテントやトレーラーのタイプが4種類ありますが、ルミエールキャビン以外はテントなどの横に自家用車を停められるようになっています。
でも、到着したらまずは場外駐車場に停めてセンターハウスにてチェックインの手続きをし、説明を受けます。

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場内入ってすぐ左の建物がセンターハウス。
チェックイン手続き、売店、夕食食材の受取り、返却の機能がこのセンターハウスに集約されています。

チェックイン時にどのテントに宿泊するかを告げられますので、テントの横に停めるために場内に車を乗り入れます。

場内は未舗装なため、雨の後だと水たまりが結構あります。
水たまりに入ると、普段の生活ではあまりない感じに車が泥だらけになるので新鮮です。

宿泊する「スカイビューテント」はこんな感じ

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テントの横にBBQスペースが有り、真横に車を停められます。
本気キャンプなら車からテントを出したりと荷物が多いので、真横に停められるのはありがたいですが、グランピングなら荷物が少ないのでそこまでのメリットはないかもしれません。
でも、なんかキャンプっぽくて良い!

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テントはコールマンの「WEATHER MASTER Wide 2-Room House COACH」と言うやつで、確認したところ14万円もするようです。
特注品とかじゃなくて、普通に売ってるやつなんですね。

窓がいっぱいあって、全部開けると結構開放感あります。

さらに、スカイビューテントの名の通り屋根も開く。
屋根を開けて星空を眺めたりしたら素敵、なんて思いましたが、この日は曇っててあまり星は見えず。

それにわざわざテントの屋根を開けなくても、外に出たらいくらでも見れますしね。
正直に言うと、屋根が開く機能は今回はそんなに役に立っていません。

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テントの中を覗いてみると、お部屋が2つに分かれています。
奥が寝るところで、手前はテーブルや冷蔵庫があるのでリビングみたいな感じですね。

何があるか一つ一つチェックしてみましょう!

テーブルと椅子

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低いタイプのテーブルと椅子が4脚。

冷蔵庫とポット

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テントなのに冷蔵庫がある!
この違和感が面白いですね。
買ってきた飲み物を冷やしておいたり出来ますが、なくてもそんなに困らないかな。

冷蔵庫の上にはポット。
お湯を沸かしてコーヒーを飲んだり出来ますが、炊事場まで歩いて水を入れに行かないといけません。

マグカップとコーヒー

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冷蔵庫の横にあるキャビネットを開けてみると、

マグカップが4つと簡易ドリップ式のコーヒー。

下段にあるのはあとで説明しますが、ハンモックです。

キャビネットの上にはお絞りとティッシュも用意されていました。

扇風機

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おしゃれ雑貨で有名なダルトンの扇風機もあります。
暑くても快適!

ハンガー

ハンガーは4つありました。

寝室

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リビング奥のファスナーを開けると寝室です。

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広さはリビングと同じくらいで、枕、シーツ、毛布などの寝具が4セット準備されていました。
床は厚さ5cmくらいのかなり厚いマットが敷かれていて、床が固くて痛いということもなく、快適でした。

本当のキャンプだと、このマットを持っていくのはけっこう大変だと思います。
グランピングだけあって、普通のキャンプよりも快適なようになっているというわけですね。

広さは大人4人が普通に寝ることが出来るほどです。
私たちは大人2人、子供2人で行きましたが、余裕のある広さで窮屈と感じることはありませんでした。

コンセント

冷蔵庫や扇風機があるので、当然ですがコンセントがあります。
帰り支度をしているときに初めて気付いたんですが、寝室内にもコンセントがありました。

スマホの充電なんかも出来て安心ですね。

ハンモックがある!

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外に木でできた謎のオブジェのようなものがあります。

なんだこれ?と思っていたら嫁が、
「ハンモック!」
と叫んですごい早さでテント内にあったハンモックをセッティングしていました。

なるほど。
ハンモックのスタンドらしいです。

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で、ハンモックに寝ている嫁がこれ。

…なんか全然快適そうに見えませんね。
何かの罠にかかって捕らえられている人みたいで窮屈そうです。

しばらくすると、
「降りれない!助けて!」
と聞こえてきたので、救助。

私も寝てみましたが、普段あまり味わえないゆらゆらゆれる感覚が心地良いですね。
実際に入ってみると、見た目ほど窮屈にも感じません。

ハンモックに寝っ転がって本を読んだり、夜に星空を眺めたり(あまり見えませんでしたが)してみましたけど、非日常な感じでなかなか良いです。

食材を受取り、BBQスタート!

食材は17:30までに受け取ります。
私たちは3時半頃には受け取りに行きました。
結構早い時間から取りに行っている人も多いようです。

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そして、なんと野菜が取り放題!太っ腹!
取り放題と言っても、一応「一人何gまで」という目安が書かれていましたが(何gかは忘れました)、
自分たちが食べれる範囲内で取れば問題ないと思います。
もちろん持って帰ったりしたらダメです!

特に、バナナがあったので助かりました。
連れて行った小さい子供二人は、肉も野菜もそんなに食べないので(ご飯はよく食べる)、あまり食べられるものがないわけです。
でも、バナナは好きなのでとりあえずバナナ食べさせておけばなんとかなりました。

野菜の他に、各サイトの番号が書かれたロッカーから調理器具や食器、炭を持っていきます。
一人で野菜と調理器具を全部運ぶのは大変なので、みんなで行きましょう!

4時半頃にBBQ開始

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BBQに使うコンロはこれ。
なんか丸くて見たことない形ですね。
やたらと重厚な感じです。

BBQと言えば火おこしですが、これは自分でやらないといけません。
このグランピングの最大の山場と言ってもいいでしょう。
これ失敗したら、ご飯食べられない!

そして、子供たちに父の威厳を見せつけるためにも、手際よくスマートに火を着けたいものです。
まあ、子供たちはスマホでYouTube見てて、私が火を着けるところなんてろくに見てなかったわけですが。
こんなところに来てまでYouTubeを見るな!

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火おこしに自信がない、と言う人も大丈夫です。
火おこしやBBQの調理方法が詳細に記されたマニュアルをチェックイン時に貰えます。
必要な炭や薪、着火剤、ライターはすべて準備されているので、後はマニュアルの手順通りに火をつけるだけ。

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うちわで扇いだりしなくてもちゃんと着きました。
良かった。

もし失敗しても、係員が定期的にぐるぐる回ってるので、いざという時は助けてくれると思います。

あと着火剤がすごい燃える!
でも冷静に考えたら着火剤だからよく燃えて当たり前ですよね。

手に持って火をつけたらすごい燃えたのでビックリしました。
軍手しててよかった。
焦りをなんとか顔には出さずにやり過ごせましたが、素人感丸出しですね。

火が着いたら、食材の方は嫁が準備してくれていたので焼いて食べるだけです。

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肉はステーキみたいに大きい肉で、焼いた後に付属のハサミでちょきちょき切って食べるスタイル。
いつものBBQは一口サイズにカットされている焼肉用の肉でやっていたので、こういうのもワイルドな感じでいいですね。

あと、焼いたにんにくが美味しかった。
追加で貰ってこようかと思ったけど、口が臭くなりそうなのでやめときました。

じゃがいもやさつまいもをアルミホイルで包んで蒸し焼きにしたやつも良い感じです。
子供たちはこのさつまいもとバナナくらいしか食べてないんじゃないでしょうか。
肉も野菜もあまり食べないので。

テーブルクロス

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受け取った食器類の中に入っていたこの緑色の布。
何に使うの?と思って脇によけといたんですが、どうやらテーブルクロスのようです。

他の宿泊客(大きいテント)を見るとテーブルに何か敷いていて、
「そうか。豪華な大きいテントにはテーブルクロスが用意されているのか。」
と羨望の眼差しを送ったわけですが、ここでピンときました。

あ、あの緑のよく分からん布はテーブルクロスだったのか!
うちにもあった!

点と点が線でつながるこの感触は心地よかったのですが、もうほとんど食べ終わってたので、テーブルクロスの出番はありませんでした。

お酒の購入はセンターハウスで

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入口付近に自動販売機があり、ビールも並んでいるんですが、販売中止となっていて買えません。
自動販売機でお酒が買えないというのは事前にネットで調べていて知ってたんですが、今はもう買えるようになってるのかと思っていました。

酒類の販売の許可の関係でこうなっているようです。

なので、センターハウスの売店でビールと酎ハイを購入。
センターハウスで買うときも、開栓した状態で渡されます。
これも許可の関係でこうせざるを得ないんでしょう。

と言うことは、ビールを多めに買っておいてテントに備え付けの冷蔵庫に入れておくということが出来ないわけです。
炭酸が抜けちゃうから。

面倒ですが、その都度買いに行きましょう。

ちなみにビールは350mlで350円です。
外界の相場の倍くらいする!

トイレはきれい?

キャンプなどのアウトドアで困るのがトイレ。
我々軟弱な現代人は、綺麗なトイレじゃないと嫌なわけです。

GRAXのトイレはどんな感じなんでしょうか?

当たり前ですが各テントにはトイレはありません。
場内に2箇所、共同のトイレが設置されています。

その一方の男子トイレの中はこうなっています。

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  • 小便器 ×2
  • 大便器 ×2
  • 洗面所 ×2
  • ペーパータオル設置

と言う構成。
上の写真を見てもらったら分かる通り、結構きれいです。
そこらのショッピングモール並みです。
ただ、ウォシュレットはありませんが。

また、歯を磨いたり顔を洗ったりするための洗面所がトイレとは別に設置されています。
こちらは男女兼用となっています。

これくらいキレイだったら、きれい好きなあなたも安心ですね。

なんだか長くなったので、後編に続きます。

るり渓温泉のグランピング「GRAX」に行ってきました![後編] 朝食には気をつけろ!

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