カワハラ雑記

カワハラの、雑多な記録。

ドローンはテロに利用可能?ラジコンヘリとの違いはなに?

      2015/07/08

2015年4月22日、首相官邸の屋上でドローンが見つかると言う出来事がありました。
ドローンはカメラ付きで、放射線を示すマークの入ったシールが機体に貼られ、実際にセシウム134,137が検出されています。
犯人は捕まっていませんが、ドローンで遊んでいてたまたま首相官邸に入ったってことではなく、明らかに悪意がありますね。

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放射性物質のセシウムは微量で、人体に影響はないとのことですが、実際に放射性物質が検出されたと聞くと、なんだかぎょっとしますよね。
どこで犯人はセシウムを手に入れたのでしょうか?
一般人が放射性物質を手に入れるなんて不可能に思いますが、簡単な方法があります。
原発事故のあった福島あたりに行って、海の水を汲んで来るとか、放射性物質が降り積もっていそうな土を採取するなどです。
こんな方法で手に入れたんだとすると、「なーんだ、たいしたことないな」って思います。

今回の事件で使用されたドローンはDJI社製のPhantom(ファントム)と見られています。

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最近は1万円以下で手に入るドローンもありますが、ファントムは安いものでも5万円以上はします。
結構高い!
首相官邸の屋上に降下させたということは、このドローンは手元に帰ってこない前提での犯行ということになるので、ただのイタズラにしてはお金がかかっています。
何か主張したいことがあるのかと思えば、犯行声明は特に出てないみたいですし、よく分からない事件ですね。

(2015.4.27追記)
犯人が警察に出頭して逮捕されましたが、やはり反原発を主張したかったようです。
機体には声明文が付けられていたようですが、これは公表されていなかったようですね。
山本容疑者のブログがマスコミで一斉に報道されてますけど、アクセス数すごいことになってるんでしょうね。

ドローンってそもそも何?

ドローンとは、「無人航空機全般」を指す言葉です。
元々、米軍などで軍事用途として開発された無人航空機がドローンと呼ばれるようになました。
そして、現在一般に出回っているマルチコプターも、ドローンと呼ばれることが増えてきています。
つまり、我々がドローン、ドローンと呼んでいるのはラジコンヘリです。

ラジコンヘリの中でも、ローター(プロペラ)が複数ある「マルチコプター」を特に「ドローン」と呼んでいます。
昔からあるラジコンヘリ、人間が乗る実際のヘリコプターと同じ形をしたものは、ドローンとはあまり呼びません。

ドローンの意味が「無人航空機全般」なので、広い意味では従来のラジコンヘリも、ラジコン飛行機も「ドローン」ですけどね。

最近では個人、商用を問わず普及が広がっています。
商用では、ドローンが得意とする空撮の利用に注目が集まっています。
観光PRのための映像とか、橋や大規模な工場の点検など。

ドローンはテロや犯罪に利用可能なのか?

ドローンは現在、航空法で250m以下に飛行が制限されている程度で、その他の規制がない無法地帯となっています。
それで、ドローンがテロや犯罪に利用されるのでは?と最近あちこちで叫ばれていますが、本当にそうなのでしょうか?
また、悪意がなくても墜落して怪我をする、などの事故の危険性も危惧されています。

ドローンをテロに利用しようとすると、爆発物や有毒物質を搭載して、目標に突っ込むという使用方法が考えられます。
今回も、人体にほぼ影響はないレベルとは言え、放射性物質を積んでいました。
しかし、空撮を目的とするドローンに搭載できる荷物の重さ(ペイロード)は、せいぜい数百gです。
今回の犯行に使用されたファントム2ですが、 メーカーのwebサイトを確認すると機体重量が1000g、離陸重量が1300gとなっているので、搭載できるのは300g。
しかも、カメラを含まずに300gなので、カメラ付きだと、もっと少なくなります。

この少ないペイロードに爆発物を積んで、わざわざドローンを使うというメリットがあまりないように思います。
ドローンもそこそこ高価ですし、例えば人通りの多いところに時限式の爆発物を仕込む、とかのほうがよっぽど効果的ですね。
本気のテロリストが、わざわざこんな玩具みたいなドローンを使う理由がそれほどありません。
他にもっといい方法がありますから。

本気のテロリストはドローンを使わないかもしれませんが、もっとライトな犯罪者、例えば今回の事件のような悪質なイタズラには利用される可能性はあります。
しかし、ラジコンヘリなんて昔からあります。
ドローンが犯罪に使えるなら、従来のラジコンヘリでも、同じように犯罪に使えるはずです。
ドローンだけ、なぜこんなに危険視されているのか、考えてみます。

操作が簡単

従来のラジコンヘリに比べて、ドローンは操作が簡単らしいです。
これが一番の問題かもしれません。
悪用しようと思った人が、簡単に入手できて簡単に飛ばせます。
従来のラジコンヘリは操作が難しいので、かなりの練習が必要です。
悪い人も、練習するのが面倒だから諦めちゃうんじゃないでしょうか。
でも、ドローンはジャイロが搭載されてて、姿勢制御はある程度自動でやってくれたりするので、簡単です。
触ったこと無いので、どれくらい簡単かは知りませんけど。

また、簡単操作、低価格化により今までラジコンヘリに興味がなかった層にもドローンが行き渡るようになります。
そういった層は意識が薄いので、人の多いところや危険な場所で平気で飛ばして、墜落して怪我人が出る、といったことも考えられます。

カメラ搭載していて離れたところに飛ばせる。

1万円以下のドローンでもカメラを搭載している機種はあります。
安価なものは飛行中に撮影した映像をmicroSDに記録し、飛行後に映像を見れるといった形です。
しかし、高価な機種では飛行中の映像をリアルタイムでスマホやタブレットの画面で見れます。

Parrot Bebop Drone 1400万画素 魚眼レンズ カメラ付 クワッドコプター (レッド)

この機種なんてすごいですね。
撮影した映像を見つつ、2kmの距離まで飛ばせるらしいです。
ヘッドマウントディスプレイを使えば、自分がドローンに乗っているような感覚が楽しめるとのこと。
超欲しい!
でも高い!

参考記事「 ヘッドマウントディスプレイで操作可能な新型ドローンを日本最速体験!

こんな機種を悪用すれば、結構離れた目標に対して悪さをしたり、盗撮したり出来るってことですね。
恐ろしい。
でも、従来型のラジコンヘリにもカメラなんていくらでも付けられますし、ドローンだけの特権ではないですね。

GPSを利用した自立飛行

ラジコンヘリのように、人間が直接操作しなくてもプログラミングによって自立飛行させることが出来ます。
ちょっと前にレクサスのCMで、多数のドローンが一糸乱れぬ動きをしていて、思わず見入ってしまいましたが、あんな感じですね。
高級な機種はGPSを搭載していることが多く、目標地点まで飛ぶようにプログラミングしておけば、遠くまで行って悪さを出来るということになります。
まあ、精度的に本当にちゃんと目標地点に到達できるかは疑問ですが。
技術的には、従来型のラジコンヘリにもGPSを付けて自立飛行は出来ると思いますし、私が知らないだけで、既に販売されているのかもしれません。

まとめ

結局、機体を制御する技術が高度になり、誰でも簡単に扱えるようになったというのが一番の問題みたいですね。
悪意のある人間の手に渡る確率が増えるということで。
でも、本気のテロリストはドローンを使いません。

従来のラジコンヘリも操縦を訓練すれば、ドローンとできる事はと同じかと思います。
今回の事件が起きて、ドローンが変に規制されて、飛ばせなくならないことを期待します。

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