カワハラ雑記

カワハラの、雑多な記録。

アメリカでチップが必要なくなる?チップの存在理由を考える。渡し方と相場の早見表を作成しました。

      2015/07/08

場所 種類 金額 渡し方
レストラン カジュアル 料金の15~20% 食後、テーブルの上に置く
ビュッフェスタイル 料金の10% 食後、テーブルの上に置く
セルフサービスのカフェ
ファストフード
不要
高級 料金の20%以上 食後、テーブルの上に置く
超高級 料金の25%以上 食後、テーブルの上に置く
ピザ等のデリバリー 料金の10% 料金支払い時に直接手渡し
ホテル ルームメイド 1~2ドル 部屋を出る時に枕元に置く
ベルボーイ 1~2ドル 荷物を運んでもらった後、直接手渡し
ルームサービス 1~2ドル サービスを受けた後、直接手渡し
コンシェルジュ 10~30ドル 頼んだ仕事の後、直接手渡し
タクシー 料金の15~20% 料金支払い時に直接手渡し
エステ、ネイル、ヘアサロン、マッサージ 料金の20% 料金支払い時に直接手渡し

表1 状況別のチップの額、渡し方

 

US$ 15% 20%
1 0.15 0.2
2 0.3 0.4
3 0.45 0.6
4 0.6 0.8
5 0.75 1
6 0.9 1.2
7 1.05 1.4
8 1.2 1.6
9 1.35 1.8
10 1.5 2
15 2.25 3
20 3 4
25 3.75 5
30 4.5 6
35 5.25 7
40 6 8
45 6.75 9
50 7.5 10
55 8.25 11
60 9 12
65 9.75 13
70 10.5 14
75 11.25 15
80 12 16
85 12.75 17
90 13.5 18
95 14.25 19
100 15 20

表2 料金別のチップの額

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唐突にチップ早見表を掲載しましたが、これを見れば、どういう状況でチップが必要か、チップの相場がいくらか一目瞭然です。
どんどんチップを渡しましょう!

欧米諸国ではチップを渡すという文化が一般的で、特にアメリカなんかでは、チップを払わない又は額が少ないと、露骨に嫌な顔をされたりします。
「こっちは客だぞ!」と思わなく無いですが、そういう文化なんです。

でもアメリカでも、チップを不要にしようじゃないかという流れが徐々に広がりつつあるようです。

参考記事 「チップ」をめぐり、アメリカで変化の兆しが出ています。

きっかけ、アメリカの日本食レストランがチップ不要として営業し始め、その方針が日本食レストラン以外にも広がっていったということのようです。

とは言え現状ではやはりチップが必要

チップ不要の流れがあるとはいえ、現時点ではやはりチップを支払うのが一般的です。
渡すときのポイントをまとめてみます。

チップはお札で渡すのが基本。
チップ用の財布を用意したり、マネークリップに1ドル札を何枚も挟んでおきましょう。
さっと取り出せないと、なんだかカッコ悪いですよね。
硬貨で渡すことは基本的にありません。

また、チップに2ドル渡そうと思ったけど、10ドル札しかない!という時、10ドルを渡して8ドルのお釣りをもらうことも普通に行われているようです。

チップが料金に含まれている場合もあるので、レシートをよく確認します。
悪質な店(ウェイター)の場合、日本人は何も知らないと思って、料金にチップが含まれているにもかかわらず要求される場合もあるそうです。

クレジットカードの支払の場合、レシートが2枚出て来て、1枚にチップの額を書く欄とサインする欄があるので、ここに記入します。
チップの額に「cash」と書き込んで、現金で渡しても良いです。

レストランでは食後にテーブルにチップを置きますが、これはテーブル会計の場合。
日本のファミレスみたいにレジで会計するレストランの場合は、レジでチップを払えば良いと思います。
日本でテーブル会計って言うと、なんかちょっといい店っぽく感じますが、アメリカではテーブル会計が多いみたいです。

タクシーでカード払いする時、備え付けのタッチパネルに20%や30%の表示があり、これを選択することでチップを支払えるようです。

そもそもチップはなぜある?

日本人にとっては、「はぁ?なんで料金払ってるのに、チップまで払わなきゃいけねぇんだよ!」って感じで意味不明な文化ですよね。
はっきり言って、こんな曖昧なお金を払いたくないですよね?
はい。私もさっきまでそう思ってました。
でもチップの意味が何となく分かった今、まあ払ってもいいかなと思い始めています。

チップの由来

wikipediaを見ても、チップという言葉の語源は不明と書かれています。
でも、サービスをしてくれた人に対して、感謝の気持をあらわすために18世紀ごろのヨーロッパで始まったということで間違いなさそうです。

ウェイターはチップを貰えることが前提で低賃金

レストランのウェイターやホテルの各種サービス係等は、お客からチップを貰う前提でかなり安い給料で働いているそうです。
なので、彼等にとってチップをくれない客は、客じゃないと思われても仕方ないんです。
チップを全く貰えなかったら、彼等は生活が出来ません。
さらにチップは課税の対象にもなっているようです。

また米国の法律で、ウェイターなどチップを貰える職業の最低賃金は、かなり低く設定されています。
州によって違うと思いますが、2ドル台のところも。
日本円にして300円に満たない時給で生活できるはずもありませんので、チップも給料の一部という前提の法律ですね。
米国の法律的にも、チップが存在することが前提となっており、チップの文化はかなり根深いようです。

チップは払いたければ払うといった性質のものではなく、基本的に払わないといけないと考えたほうが良さそうです。
また、料理がまずいなど、ウェイターの責任ではない理由で、チップの額を減らしてもいけません。
本来の料金は料理に対して、チップはウェイターに対してと、切り離して考えましょう。
日本などのチップが必要ない国では、料理の代金と、ウェイターに対してのチップをまとめて支払っていると考えるといいでしょう。

チップのお陰で、店は従業員への給料を安く抑えられているので、提供される料理等の本来の料金は、チップ不要の日本で同じものを注文した場合よりも安くなっているべきです。

実際に、チップを不要とした店では料金にサービス料が含まれるため、15%ほど値段を上げたそうです。
客が支払う総額は同じですが、チップ込みということに気づかなければ、見かけ上値段が高い店になるので、客が減ってしまうという問題もあります。

チップの存在理由について考えてみる

前置きが長くなりましたが、ここからがある意味本題です。
チップが存在する事による、メリットとデメリットを考えてみました。

メリット
多くのチップを貰えるように、サービスの質が向上する。
店側は従業員の賃金を低く抑えられる。
客は質の悪いサービスに対してチップを払わないという選択肢がある。

デメリット
客の気まぐれで、ウェイターの収入が左右される。不安定。
たまたま気前のいい客に当たったウェイターが特をするという不公平。
チップをくれなさそうな客の場合、ウェイターのやる気がなくなる。
チップの計算が面倒くさい

ウェイターが頑張れば、より多くのチップを貰える可能性があります。
これは、やる気のある人はかなり頑張るでしょうね。

質の高いサービス

お客が満足してより多くのチップをウェイターに渡す

店の常連となり再び来店する

と言った感じで、客、ウェイター、店の三者全てがwin-winの関係となり、良い循環となります。
三者なので、win-win-winか?
ある意味、成果主義型の賃金体系ということも出来ますね。
よりよい仕事をすれば、収入が増えます。
資本主義の原理にも似ています。
一方、チップを廃止し、料金にサービス料が含まれている店では、従業員はより平等となり、社会主義の経済のようでもあります。
社会主義というとあんまりいい印象はないですが、ウェイターが頑張れば、店側が給料を上げることもできるので、それほど社会主義でもないですね。
つまり、ウェイターの収入を左右するのが客か、店かと言う違いになります。

チップ不要の店は、チップという不安定な要素から従業員を守るという意味もあります。チップを客がくれない、額が少ないなどでトラブルになることも多いそうです。
チップ不要とすれば、このようなトラブルをなくし、従業員の収入も安定するというわけです。

客にチップの額を決める自由があり、いかにも自由の国アメリカらしいですね。
しかし、上の記事でチップ不要の動きが広がっているということは、実はアメリカ人もチップという存在について多少なりとも煩わしく思っているということじゃないでしょうか。
記事の中でも町の人は「迷ったときは、(チップを)多く払ってます。とりあえず、多く払ってたら、何事もなく済むだろうということで」と語っていて、面倒なトラブルを起こさないためにも惰性で払っていると言うのが現実かもしれません。

まとめ

結局、チップはあったほうがいいのか、ないほうがいいのかは、それぞれにメリット、デメリットがあるので一概には言えないですが、なくなる方に向かっていると思います。
ウェイターにまで成果報酬型の賃金体系を導入する必要はないですよね。

いろいろチップについて思ったことを書いてきましたが、実は私、海外に行ったことがありません。
アメリカなんかに行ったら、チップをどう渡せばいいんだろうってドキドキして食事の味なんて分からなくなりそうですね。
チップのない世の中になったら、海外に旅行にでも行ってみたいと思います。

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